皆様、おはようございます。

浜松オートで開催中のG1・スピード王決定戦は、今日が４日目。いよいよ今節のベスト32が凌ぎを削る準決勝戦が行われます。

と言う事で、今日はこの準決勝戦４個レースの前予想にて、皆様のご機嫌を伺います。

・・・そして、久しぶりに、土曜日早朝５時台のコラム更新。
長らく当コラムをご覧の皆様にはお馴染み、「これから浜松オートに遠征して参ります！」の合図でございます。
浜松遠征は今年初、約２ヶ月ぶり。予報からはかなり寒そうな気候の中となりそうですが、日曜日の優勝戦まで、じっくり楽しんできたいと思っています。
迎えた土曜の朝、まだ外は暗がりの中、久しぶりの遠征だからと気合いを入れて早起きし、車で行こうと勇みつつ、ふと先ほどニュースを見たら、東名高速道路の大井松田IC～裾野IC間が雪のために通行止の一報。さすがに雪の無い場所に住んでいるだけに持っているのはノーマルタイヤのみ、ならば気合いの車通勤はあっさりと取り下げ。ちょっとだけゆっくり支度をした後、新幹線で向かおうと思っております。それだけに・・・その分、現地で儲けなきゃ、と、更に気合いが入る次第でございます。

さて・・・３日間の予選道中を経て勝ち上がってきた上位32選手、その中で注目なのは、やはり「主力勢と遜色無い本走タイムをマークしている」主力10ｍ前の選手達です。冬場の高速走路に「評判のタイヤ」が食い付けば、主力10ｍ前でも3.3秒台の本走で乗り切ってしまう状況の中、勝負処の準決勝を迎えましたが、ハンデは据え置き。即ち、今日は主力10ｍ前がイコール「０ｍハンデ線からの戦い」。捌きが要らなくなるのですから、余計にマイペースの逃げを築き易い状況になります。そして主力ハンデ勢は、10ｍ前の勢力を捻じ伏せるために、更に機力を仕上げてくる必要が有ります。
ひとつでも上のレベルを目指して・・・冬場のハイスピードバトル、逃げか追い込みか、白熱の準決勝４個レースをここからじっくり前予想してみたいと思います。

天気予報では特に雨の心配は無いと見て、良走路一本の想定とします。


＜ハンデｍの後の印＞
　△：今節よりハンデ10ｍ軽化
　▼：今節よりハンデ10ｍ重化


[2017.02.11]　浜松
G1スピード王決定戦・４日目
【９Ｒ】準決勝戦　　3100m（６周）
良
　①白次義（伊）０
○②仲口武（浜）０
▲③渡邉篤（浜）10
　④加賀谷（川）10
　⑤佐々木（山）10
△⑥佐藤貴（浜）10
◎⑦早川清（伊）10
注⑧荒尾聡（飯）10

０ｍのスタート争いを制しそうな②仲口武、本来よりも10ｍ軽いハンデ位置をフルに活かしての早め抜け出しで初日・３日目の良走路で連勝、しかも本走が3.38～39と、主力勢に引けを取らないタイムをマーク。ここもスタートにやや不安有る①白次義が相手なら、カマシ気味にスタートを決めてくると見たい。それでも記念の準決勝となれば、一気に機力を仕上げてくる⑦早川清が総合力で一枚上手になると見る。スタートに関しても、３日目こそ伊藤信の後塵を拝したが、近況、勝負の懸かった場面でのスタート速攻は目を見張るものがあり、ここもスタート巧者⑧荒尾聡が居るものの、外からカマシにかかる２角でうまく内に潜る等、早めの抜け出しに繋がるレースが出来れば、スピード活かして②仲口武の逃げをも捕まえると見たい。
これに続くのは主力勢、特にスタートから強烈な伸びを持つ③渡邉篤が、今日は最内枠活かしてのトップスタートも望める状況。捌きには不安有るものの、今日はトップスタートさえ切ってしまえば前は２車のみ、②仲口武の逃げに乗って早めのマーク態勢まで。２人でペースを上げ、⑥佐藤貴あたりがスタート先行から押さえ気味になって後ろが混戦になってしまえば、この２人でのワンツーも穴で期待できそう。

＜良走路＞
本線（３単）：７－２３－２３６８
押え（２単）：２－３７、３－２７


[2017.02.11]　浜松
G1スピード王決定戦・４日目
【10Ｒ】準決勝戦　　3100m（６周）
良
▲①山田真（川）０
注②越智尚（飯）10
　③岡松忠（山）10
　④青島正（浜）10
△⑤田村治（伊）10
　⑥田中茂（飯）10
◎⑦池田政（川）10
○⑧木村武（浜）10

準決勝４個レースの中では、このレースが最も難解な印象。ポイントは、単独０ｍで逃げイチとなる①山田真の機力状態。昨日こそ本走3.413で３着と敗れたが、初日は3.383まで出ており、このレベルのタイムなら勝負にはなりそう。ただ、近況は大逃げを打つ印象は余り無く、主力勢がタイムで圧倒する追込を展開すれば、それを凌げるレベルでは無いと見て、連下候補とする。
本線はその主力勢、特に外枠２車が仕上がれば、スタートから速攻を見せて早め抜け出しのレースを展開すると見て、ここを本線とする。③岡松忠や④青島正のようにインの堅い選手も控えるだけに、ここを早めに競り落としてマイペースを築きたい。
主力ハンデではやや厳しい印象有るも今節は3.40を切る本走をマークしている②越智尚が枠を活かして先行する展開で残り目一考。また、時に目を見張るようなスタート速攻を見せる⑤田村治の一発も穴で期待したいところ。

＜良走路＞
本線（３単）：７－１８－１２５８
押え（２単）：８－１７


[2017.02.11]　浜松
G1スピード王決定戦・４日目
【11Ｒ】準決勝戦　　3100m（６周）
良
○①岩沼靖（伊）０
△②緒方浩（山）10
　③笠木美（浜）10
　④角南一（山）10
注⑤黒岩明（川）10
　⑥伊藤信（浜）10
▲⑦篠原睦（飯）10
◎⑧高橋貢（伊）10

さすがにこの選手がハンデ据え置きなら・・・大逃走劇まで有る①岩沼靖の逃げ粘りは堅いところか。とは言え、勝負の懸かる準決勝、本走タイムの充実ぶりから⑧高橋貢の逆転展開が十分か。スタート速攻力光る⑦篠原睦が内に居てくれるのも大きく、このスタートに乗って早めに好ポジションを得られれば、６周回かけてキッチリ追い込む公算。３日目好タイムで勝利を収めた⑦篠原睦も、良走路のデキは良く、マークからの連下候補に。
また、もう１つのポイントは10ｍ内枠のスタート争い。機力抜群も捌きにやや不安有る②緒方浩は、枠を活かして③笠木美より先行する事が絶対条件となる。インの堅い③笠木美がやや押さえ目に展開するのを尻目に、①岩沼靖のハイペースに乗じて序盤からアドバンテージを築けば、セットでの残り目も期待できる。
逃げが早く、また外枠勢のスタート速攻が見える此処は、どうしても中枠勢の分が悪くなるが、割って入るなら今節タイム良好の⑤黒岩明か。

＜良走路＞
本線（３単）：８－１７－１２５７
押え（２単）：１－７８


[2017.02.11]　浜松
G1スピード王決定戦・４日目
【12Ｒ】準決勝戦　　3100m（６周）
良
　①鈴木一（浜）０
○②阿部剛（川）０
　③岩科鮮（浜）10
　④吉原恭（伊）10
▲⑤鐘ヶ江（飯）10
注⑥若井友（川）10
△⑦松尾啓（山）10
◎⑧鈴木圭（浜）10

良走路なら、どの場のどんな気象条件でもスタート速攻から快速時計をマークする⑧鈴木圭。今節も他を圧倒する機力、本走タイムで、争覇級の中心に居座る。看板選手だけに常に12Ｒと時間帯が固定されているのも追い風か。10ｍ大外枠でも、この選手にとっては、得意のカマシスタートを決められる分、逆に好条件となる。此処は逆らわず本命を打つ。
同ハン勢では太刀打ちできず、やはり逆転候補は此処も逃げる０ｍ勢からとなる。ここは２人が居並ぶが、外枠でも先行十分有り得る②阿部剛が、３日目の3.363（←これは決して「主力10ｍ前のハンデ」の選手が出して良い時計では無い）は圧巻の一言。これでハンデ据え置きなら、当然勝負になる。
また、②阿部剛ほどではないが、①鈴木一も（捌きは甘いが）先行して逃げるだけの形なら、初日に3.389まで出ているように、このハンデ位置の選手の機力としては上位級となる。ただ、さすがにこれ以上のタイムポテンシャルは無いと見て、相手比較からはやや厳しいと見たい。穴で一考か。
連下候補としては主力勢、特にスタート速攻力光る⑤鐘ヶ江も機力上位であり、中枠から速攻決めて好位置キープすれば割って入るチャンスは十分。

＜良走路＞
本線（３単）：８－２５－２５６７
押え（３単）：２－８－５６７
押え（２単）：２－５


以上です。
本日も、少しでも車券のお役に立てれば・・・と思います。

それでは、浜松に向けて、行ってきます！