皆様、おはようございます。

今日も川口・伊勢崎の昼夜開催となるオートレース、それぞれが開催２日目を迎えます。
この中で、今日も伊勢崎ナイターに的を絞り、終盤２個レースの前予想コラムにて、皆様のご機嫌を伺いたいと思います。

今日は・・・まず、昨日飛び込んで来た訃報から、オートレースのコラムとしては触れないわけには参りません。
古くは「日劇ウエスタンカーニバル」等を通して日本のロカビリーブームを牽引、更には作曲家として音楽業界に数々の名曲を残し、また一方で、オートレースの熱烈なるファンとして、「ぶっちぎりの青春」等でオートレース業界にも多大な貢献をされた平尾昌晃さんが、一昨日（7/21）、肺炎のため79年のご生涯を閉じられました。

かつて、日本選手権等のビッグレースにおいて、地上波でもオートレース中継が流れていた頃にはゲストでも出演され、そのオートレース愛を語ってくださっていた平尾氏。これだけの著名な方が、公営競技の中ではお世辞にもメジャーとは言い難いオートレースを愛し、現状を憂い、様々に尽力され、その結果、この競技の存在を一般の世に知らしめて頂いた事は、同じくオートレースを愛し、たまに憂いながらも、一生ファンとして関わって行こうと決めている私にとっても、何事にも代え難く、ありがたい事であると感じています。
毎年、平日は仕事と重なってしまうため、表彰式等のイベントに参加出来ず、結局一度もお目にかかれぬまま、となってしまいましたが、その数々の功績の大きさは我々オートレースファンの心に刻まれ、消える事は無いでしょう。何より、川口オートでは、レース前のファンファーレ、そしてそれがイントロに刻まれた「ぶっちぎりの青春」を、これからも毎レースの試走時に耳にする事が出来ます。これがオートレースを、これまでも、そしてこれからも象徴する「イメージソング」であり続ける事でしょう。
謹んで、これまでのご功労への感謝と、哀悼の意を表します。


さて、昨日も当コラムで述べた通り、新人続々デビュー中のオートレース界ですが、昨日出走の新人諸兄にとっては苦汁を味わう結果となってしまいました。
まずは川口でデビューを果たした３名は、泉田＝８着、稲川＝落車、そして検定タイムの良さから注目を集めていた黒川も８着。更に、伊勢崎では２節目となった２名、ハンデ重化となった伊藤真はレース終盤で落車、そして試走の良さから人気を集めてきた女性レーサーの田崎萌も８着に終わってしまいました。
レースを見ていると、とにかく２級車が最もネックとなるスタート、これで数十ｍのハンデ差が一気に詰まる事、そして大きく外々を回らないといけないコース取り（排気量で劣る２級車は、スピードを殺さないために、外々を全開で回る走法を取らざるを得ない）。これで一気に諸先輩の洗礼を浴びる結果となっています。
ただ、現時点で、この５名の中でレース振りが安定しているのはやはり伊藤真、コース取りを見ても一番小さく回っており、距離損は他に比べては少ないと感じます。ただ、ハンデ10ｍ重化がスタートにのしかかる部分が大きく、昨日も１コーナーで20ｍ後ろの竹島繁に叩かれる形となり、序盤から苦しい展開となってしまいました。竹島繁もスタート巧者ですが、とにかく２級車は「自分のペースで回り出す」までの、いわゆる出力最大になるまでの時間がポイントであり、そこまでに１級車に主導権を握られてしまうとさすがに厳しいというのが正直なところです。

これから経験を更に積み、まずは試走タイムを詰めるところから、そしてレースの６周回をずっと同じペースで、同じコース取りでマシンを制御できるようになるまで、日々１つ１つのレースが修行の場となります。一般の仕事でもそうですが、やはり身に付けるためには業務から。何事もOJT（On the Job Training）をこなす事が最も成長に繋がるのだと思います。

さて、今日の伊勢崎地方ですが、夜には雨マークも付いており、天候と走路が現時点で全く読めない状況ですので、走路想定は、良走路・湿走路両方でいってみたいと思います。


＜ハンデｍの後の印＞
　△：今節よりハンデ10ｍ軽化
　▼：今節よりハンデ10ｍ重化


[2017.07.23]　伊勢崎　★ナイター
普通開催・２日目
【11Ｒ】準々決勝戦Ａ　　3100m（６周）
良湿
　　①藤本梨（伊）０
注　②西村義（山）０
○○③栗原勝（伊）10
▲▲④湯浅浩（伊）10
　注⑤鈴木一（浜）10
　　⑥谷津圭（伊）20
△◎⑦吉原恭（伊）20
◎△⑧木村武（浜）20

良走路に関しては実力的に⑧木村武が中心と考えるが、まだタイム的には抜群レベルに無く、届かずの展開も考えたい。注目したいのが、昨日好走を見せた10ｍ内枠のベテラン勢。③栗原勝、④湯浅浩が早めに前を捌く展開で残り目十分。逆に⑤鈴木一は試走タイム良く昨日も早めに抜け出す好走を見せたが、今日は相手が一気に強化、基本的に外目を使う戦法だけに、このベテラン勢の壁に苦戦すると、前に出られず大敗の場面もありそう。人気を形成する存在となりそうだが、ここは敢えての「消し」で。
湿走路に関しては内が利く想定で⑦吉原恭を中心に、やはりここも③栗原勝、④湯浅浩の両ベテラン勢を絡めたい。
なお、①藤本梨に関しては、単独の０ｍであれば逃げ残りも一考としたかったが、今日は横並び。曲者②西村義が相手だけに、スタートから苦戦を強いられそうな印象で・・・。

＜良走路＞
本線（３単）：８－３４－２３４７
押え（２単）：３－４８
＜湿走路＞
本線（３単）：７－３４－３４５８
押え（２単）：３－４７


[2017.07.23]　伊勢崎　★ナイター
普通開催・２日目
【12Ｒ】準々決勝戦Ａ　　3100m（６周）
良湿
　　①小林晃（伊）０
○○②稲原良（山）０
注注③鈴木市（伊）０
▲　④佐久間（伊）10
△　⑤松本や（伊）20
　▲⑥青木治（川）20
　△⑦岩科鮮（浜）20
◎◎⑧高橋貢（伊）20

走路を問わず、まず０ｍからスタート決めて逃げる②稲原良を、伊勢崎の絶対王者⑧高橋貢が追うレースとなるか。昨日は20ｍ２車並びの外枠から強烈なスタートを決めた②稲原良が、③鈴木市と共にスタートを切って行き、ペースを上げて逃げていくと見たい。この相手関係なら⑧高橋貢で十分逆転可能と見るが、展開次第では前々の車券も考慮に入れたい。特に、試走次第でマークしたいのが④佐久間。唯一のネックはスタートで、叩かれる可能性も否定は出来ないが、10ｍ後ろにスタート速攻タイプがほぼ居ないだけに、何とかスタートを残せるか。そうなると、快速が売りの④佐久間、このハンデ位置は魅力となる。

＜良走路＞
本線（３単）：８－２４－２３４５
押え（２単）：２－４８
＜湿走路＞
本線（３単）：８－２６－２３６７
押え（２単）：２－６８


以上です。
本日も、少しでも車券のお役に立てれば・・・と思います。