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S級S班だったんだものなあ~小松島記念競輪優勝戦

2023/07/08 18:38 閲覧数(437)
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 三十年ほど前、小松島のふるさとダービーに出張したときだった。競輪場のすぐ近くまできている岸壁まで出たことがある。途中先頭誘導員の待機室の側を通ったのか、部屋そのものを通らせてもらったのか忘れたが、誘導の部屋には釣り竿が数本立てかけられていた。競輪中継に海景が映し出されるとそのことを懐かしく想い出す。
 準決一発目の第十レース、宿口陽一が新山響平に付けないと聞いた番組制作者はさぞやおどろいたことだろう。私もびっくりしたが「ははは」と小さく笑いもした。思い返せば似たようなケースが一回ならずあったはずだ。その宿口に、「おおっ、そうだ。やつはS級S班だったんだものなあ」と見物者を唸らせるような競輪を期待したわけじゃないけど、新山より前にいないのでは正直拍子抜けであった。普段「ラインあればこその自分」と公言している新山だが、単騎のハンデをものともせずしっかり勝った。素直に誉めたい。
 第十一レース。郡司浩平-内藤秀久で二百円かあ。自力四人の番組だから、太田竜馬-小倉竜二はまあまあピッチが上がったところを叩くことになる。休めない逃げというか。泰然と捲りに構えた郡司との加速の差は歴然としたものがあり、小倉もブロックどころじゃなかった?
 第十二レースは犬伏湧也-松浦悠士で二人の世界と思いきや、松浦すら追走に苦労する犬伏のカマシはまさに「危険なそれ」である。犬伏のひとり旅に近い本線ワンツー、松浦はマーク精一杯の態であった。私ごとで恐縮だが、最近、似たような番組でよく窓場千加瀬の三着を買ってやられている。まるきり脚負けの窓場を呆然と見ていた。
【小松島記念競輪優勝戦】たまにはちゃんとした予想らしく、前口上は「車番」の有利不利から。内枠の順に前団を占めていくと考えれば、第一に新山響平-坂本貴史は仕掛けにくい。第二に宿口陽一も単騎で七番手の可能性がありむずかしい?
 地元トリオが前、郡司浩平は四番手を取れそうだけど、松浦悠士に「そこは回らせない」と主張されたら一車下げるかしら。
 犬伏-小倉竜二-久米良かあ。小倉は何も言わないだろう。でも犬伏の胸の内は「できれば小倉さんを連れて逃げたい」ではなかろうか。手加減して仕掛けるなどと失礼なことは申すまい。だいたい競輪でそんなことやっていたら、とくにこの相手には許してもらえない。だけど、だけど。地元三人できれいに突っ張りたいんじゃないのかな。良い感じでピッチが上がっていく先行がはたして可能なのかどうかはわからないけれど。車券の軸を小倉に決め打とうと思う(下げてカマシの展開になったらあきらめる)。と言っても頭はねえ……二着付け? うむ……②③⑤、③②⑤と買います。

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