数日前、仕事場の窓際の置台に並列された三台のテレビで三場の競輪を見ていた。当該競走のオッズやらインタビューやら選手のデータを各々が提供している。ギャンブルを嗜む視聴者が大半、車券の購買欲を刺激したい番組でもあるのだから、どうしても似たり寄ったりになるのだが、それでもそれぞれが趣向を凝らし「見せ方」を競う。前日のレース映像を大事にするもの、スタジオ出演者の掛け合い解説に時間を割くもの、あくまでオッズ表示に重きを置くもの……等々。
某競輪場と某競輪場の画面下段には「選手紹介の並び」がほぼ間断なく映っているのに、残る某競輪場の方はそれを視認できない空白(もちろん違う予想ファクターが提示されてはいる)があり、俺にはけっこうストレスだった。「痒いところに手が届く」競輪中継がどういうものなのか一概には言えないが、「並び」は肝心要の要素だと俺は強調したい。
締切五分前十分前、百円でも車券を買いたい人間がテレビの前に居たとして、その人が「欲しい情報」は昔から変わってはいまい。
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