競輪に病み付く最盛期は現在の職を得る前の5年間だと確信出来る。その頃は東京都下の八王子に住まっていたから、取手と宇都宮は中中に遠いギャンブル場であり、そこまで遠出する位なら近場の競艇競馬で済ますことが多かった。訪れた回数がかなり少ない分、初めて行った取手競輪場はうすぼんやりとだが記憶に残っている。初めての府中競馬も京王閣競輪も多摩川競艇も立川競輪も西武園競輪も覚えちゃいないが、初めて行った、ダービー・トライアルが開催されていた取手を、萩原操の頭か2着で(とにかく三重-三重の車券だった)けっこう儲かった初の取手を忘れないでいる。
初日、吉田拓矢が南修二に抜かれた時も、2日目、杉浦侑吾の中団固執にも、3日目、野田源一の捲りが届かなかった時も、常なら舌打ちのひとつも鳴らしそうなものだが、今回の私は感情の起伏に乏しい。常時目蓋が重い。眠気が抜けない。薬を飲み違えたわけでもない。ま、ものは考えようだ。裏目を食らおうが何んだろうと車券の結果ごときで揺さぶられることなどない、そんな「競輪僧」の域に達しつつあるのかも知れない。おそらくただの風邪だろうけど。
さすがにと言うか、やっぱりと言うかG1の直後だから、総じて皆出来が良いとは言えない。杉浦侑吾や吉澤純平が乗ったら悩みどころも一寸はあったろうけれど、眞杉匠-吉田拓矢-山下渡とシンプルならば割と考えやすい。吉田から、一、眞杉の2着。二、眞杉の3着。三、山下の2着。四、山下の3着。三と四もなくはないけど、買えなくもないけど、買ったとしても本線の車券にはならない。やっぱり一と二を採る。
吉田が眞杉を2着に残す。吉田が眞杉を3着に残すと、必死に庇うも着外に沈むは、せこい様だが2車単で併用出来る。どちらに転んでも、もう前もって2着3着に買う選手は頭の中にある、というかあった。それは成田和也。新田祐大ががんばって成田がいいけど、新田が失敗しても成田でも構わない。番手絶好の吉田を見ながら、目の端で成田を追う。そんな観戦になる事を希求する。3連単①⑨②と2車単①②を買います。
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