皆様、おはようございます。

例年は２月に開催され、その年のSG戦線の開幕を告げる開催であった全日本選抜オートレース。今年度からは10月、この時期に移行する事になりました。年度を跨ぎ、2016年としては２回目の開催となります。
そして、いよいよ本日より、メッカ・川口オートレース場のナイター開催として、５日間の熱戦の火蓋が切って落とされます。
という事で本日からの５日間は、SGスペシャルという事で、連日何らかのレースを展望する全日本選抜オートレース特集コラムをお送りしていきたいと思います。

まずは初日ですので、いつものように様々な角度から今回のSGを展望してみたいと思います。


■天候・走路想定

初日・２日目は穏やかな晴天に恵まれそうですが、３日目以降は気温もやや下がり、曇りがちの予報に。特に３日目（土曜日）の降水確率が高く、準決勝に向けての勝負どころでは雨に見舞われてしまうかもしれません。


■勝ち上がり

最近主流になりつつある、着位点による勝ち上がり戦。初日は全レース同条件の予選競走、その着位点により、２日目の二次予選はＡ～Ｃに割り振られます。この二次予選でＡに進出する事が、まず今回１つの大きな目標となります。それは、３日目最終12Ｒが、無事故完走で準決勝フリーパスの賞典競走が組まれている事に他なりません。３日目最終12Ｒに進出する条件は、二次予選Ａ（４個レース）の１着およびそれを除く着位点（着順点＋タイム点）の１位の計８名のみ。即ち、そもそも二次予選Ａに進出しないと、そのチャンスすら得られないという事になります。
３日目はそれ以外に、準々決勝戦Ａ（３個レース）およびＢ（４個レース）が行われ、それぞれ異なる勝ち上がり条件をクリアした計32名が、４日目の準決勝戦（４個レース）に挑み、その各レース１・２着の選手が、最終日最終レースの優勝戦へ臨みます。


■ハンデ構成

主力ハンデ以外（10ｍ前、20ｍ前）の選手はそれぞれ10ｍ重化された上でのハンデ戦（全員主力ハンデのレースはオール10ｍ）にてスタートします。おそらく、少なくとも準決勝までには０ｍオープンになるものと思われます（前回（今年２月）の全日本選抜では、準決勝から０ｍオープンになりました）が、20ｍ前の小里健が残った場合にどうなるかは微妙です。


■車券の狙い目

いつものように、基本的に最も重視すべきは「スタート速攻力のある選手」です。実力拮抗のSG戦だけに、道中の順位変動はあまり無いというのがSG戦の特徴と考えています。また、これはいつも申し上げている事ではありますが「多少試走が悪くても内枠勢に注目（大きく劣るのは除く）」という点は常にポイントとして挙げられます。
・・・そして、今回はこのポイントをいつも以上に重視しなければならないかもしれません。それは、タイトルにも示した通り、史上初、「消音マフラー」によるSG開催である事に他なりません。
基本的に通常マフラーよりも非力で、上がりタイムにも壁がある（消音マフラー採用以降、上がりタイムで3.40を切った選手はほんの数人という）状況。つまり、どんなに腕があり優勝候補としても名を連ねるような選手でも、スタートで遅れる等、展開面で後手を踏むと、先行勢を上回るタイムで追い込む事が物理的に難しくなる（逃げる選手がそれなりのタイムを出してしまったら尚更）という事が考えられます。おそらくは、普段の（通常マフラーの）実力や実績＋試走タイムから人気が形成されると思われますが、スタートや枠順の妙味で、この人気が裏切られるパターンはいくらでも発生し得ると思われます。


・・・という事で、上記の点を加味しつつ、本日は最終12Ｒの前予想をしてみたいと思います。
今日（初日）は前述の通り天候は問題無さそうですので、走路想定は「良走路」とします。


＜ハンデｍの後の印＞
　△：今節よりハンデ10ｍ軽化
　▼：今節よりハンデ10ｍ重化


[2016.10.06]　川口
SG全日本選抜・初日
【12Ｒ】予選　　3100m（６周）
良
◎①筒井健（浜）10▼
注②青木治（川）10▼
　③中村友（浜）10
▲④岩田行（伊）10
　⑤中野憲（川）10
　⑥鐘ヶ江（飯）10
△⑦岩崎亮（山）10
○⑧中村雅（川）10

展開重視で、スタート先行が望める選手から。まずはハンデ重化したものの最内枠であれば先行望める①筒井健を連軸とする。②青木治もマークするが前を捌くまでは厳しいか。③中村友がスタートに不安有り、今季ナイター好調の④岩田行が先行すると面白い。これに外枠勢、⑦岩崎亮と、それに乗って行く⑧中村雅が続けば。⑥鐘ヶ江も近況好調ながら、これまでより置かれている枠は外に寄っており、やや厳しいか。

本線（３単）：１＝８－２４７
押え（２単）：１－４７、８－４７


以上です。
本日も、少しでも車券のお役に立てれば・・・と思います。