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山陽・G1平成チャンピオンカップ初日展望~春本番、走路状況の微妙な変化と影響は?~

2016/04/16 9:35 閲覧数(617)
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皆様、改めまして、おはようございます。

オートレースは、新年度一発目の記念開催としてすっかり定着した感の有る山陽の名物G1「平成チャンピオンカップ」が、今日から5日間の日程で開催されます。
略して「平成CC」。・・・と、こう略してしまうと、どこかのゴルフ場の名前かと勘違いしそうですので(平成カントリークラブ)、正式名称をしっかり書くことにしましょう。

さて、まずは初日ですので、様々な角度から今回の開催を展望してみたいと思います。


■天候・走路想定

季節はすっかり春となり、晴天と雨天が繰り返される気候となっています。
この5日間も常に晴天・・・というわけにはいかないようで、現時点での予報では、明日(2日目)の朝、また3日目にも少し雨マークが付いています。2日目も日中は晴天となるようですし、雨の時間帯によってはレースに影響無いかもしれません。更に言えば山陽は昨秋の走路改修で、水はけが良くなっていますので、多少雨が降ったとしても、その後陽光が差して暖かくなれば一気に走路状況は回復します。今のところ、基本的には良走路で推移しそうな印象です・・・が、もちろんこの先予報が変わる可能性は十分ありますので、日々チェックする事が重要となります。

■勝ち上がり

3日目の準々決勝が、予選2日間の平均得点上位64名(計8個レース)によって争われ、まずはそこに向けての勝ち上がりとなります。今日(初日)は全レース同条件の予選競走。この初日だけの得点上位者8名は、2日目の最終レース、得点の面で優遇される「選抜予選」に進出します。全レース同条件の初日ですので、主力勢も各レースに分散される中、パターンとしては「最重ハンでの1着(=これは上がりタイムでも1位となるため、着順点(8点)+タイム点(8点)=満点の16点)」の選手がズラリと揃い、同点で並んだ場合はランク順上位8選手が選抜される・・・という事も有り得ます。
そして3日目の準々決勝は、「1着は無条件で準決勝へ」「残りの椅子は3日間の平均得点上位24名で」という勝ち上がり方式。このパターンで目の色が変わるのは、やはりタイム点で劣る軽~中ハンデ勢。このレースで1着さえ取れれば、その前2日間の成績は関係無くなるわけで、ここを勝負に据える選手も居る事でしょう。
なお、準決勝は通常通り。4個レースの1・2着の選手が、優勝戦に進出します。

■ハンデ構成

スタートはいわゆる「記念ハンデ」(主力ハンデ~20m前の範囲で収める)。これにより、主力30m前の選手が強制的に10m重化しています。普通開催では、開催中にハンデが変わる事は無いように規定されていますが、グレードレースは例外ですので、活きの良い軽ハン勢が準決勝あたりでサクッとハンデ重化していまう可能性は否めません。

■車券の狙い目

走路改修からまだ半年も経っていない状況ですので、涼しくなればタイムが出る事は証明済みですが、季節的に日中は気温・走路温度が上がる事になり、その中でこの山陽走路がどのような傾向を生み出すのかは未知数です。走路温度が上がってもタイヤが食い付く状況であれば、他場よりもタイムは上がる傾向にあるかもしれません(例えば、だいぶタイムが出なくなった直近の浜松と比べても)。
もしそのような状況であれば、スピードに裏付けられた主力重ハン勢の追込みから狙うのが筋となりますが、軽ハン勢でもタイヤチョイス等がハマれば、それに対抗できるタイムを出してくる可能性も否定できません。この辺り、最近の私のコラムをご覧になっている方は、ちょいちょい口癖のように「タイムのポテンシャル」という言葉を目にされる事が多いと感じていらっしゃるかもしれませんが、要は「その選手がベストの状態でどれくらい上がりタイムを出せる技量があるのか」という事になります。どんなにタイヤが良くても、どんなにエンジン状態が良くても、技量的(或いは走法的)にタイムを出せる選手と、そうでない選手が居ます。それは、単純に「試走タイム」や「最近の上がりタイム」だけで推し測れるものではありません。個人的には、最近のオートレースが昔に比べて難しく、高配当がポンポン飛び出すようになっている背景として、こういう要素があると思っています・・・即ち「この選手がこれだけタイムを出せるとは思わなかった、それくらい出せるならそりゃ逃げ切るよ、それが分かっていたら押さえているのに・・・」みたいな事です。
これはある程度長期的にデータを集めないと分からない部分があり、自分もこれは長期的な研究テーマとしたいところがありますが、「この選手は今日どれくらい上がりタイムを出せそうか」を選手間で比較して、今日はこの選手の逃げが決まる、追いが決まる・・・みたいな事を考える必要があるのかな、等と思っています。


・・・という事で、上記の点を加味しつつ、まず本日は、予選競走の中から狙えそうなレースとして、中盤戦から2個レースをピックアップして前予想してみたいと思います。今日は天候申し分なく、走路想定は「良走路」です。


<ハンデmの後の印>
 △:今節よりハンデ10m軽化
 ▼:今節よりハンデ10m重化


[2016.04.16] 船橋
G1平成チャンピオンカップ・初日
【7R】予選  3100m(6周)

 ①松井大(山)0
○②落合淳(伊)0
 ③春本綾(山)0
▲④有吉辰(飯)0
注⑤影山伸(川)10
 ⑥櫻井晴(伊)10
◎⑦伊藤信(浜)10
△⑧佐々木(山)10

前節からの連続転戦となる⑦伊藤信が、その延長戦上で整備が出来そうなのと、近況の先行力の安定ぶりからは相手関係からトップスタートまで狙えそうな印象が有る事から、早めに先行してのスピードレースに持ち込んで抜け出す公算が高いと見ての本命視。これに対抗するのは10m前の勢力で、スタート力は折り紙つき、この位置ならトップスタートまで狙える④有吉辰が脅威だが、タイム的にどこまで伸ばせるか。それよりは、内寄りの枠から飛び出しそうな印象の②落合淳が引っ張る展開ならタイム的に逆転まで一考と見たい。
⑦伊藤信の速攻次第では、逆に重ハン勢へ狙いを定めるのもまた一考で、その場合には⑧佐々木、⑤影山伸が付いて行く形となるか。

本線(3単):7-24-2458
押え(3単):7-8-5
押え(2単):2-7


[2016.04.16] 船橋
G1平成チャンピオンカップ・初日
【8R】予選  3100m(6周)

 ①関口隆(浜)0
◎②押田和(伊)10
注③牧野貴(川)10
 ④田方秀(山)10
 ⑤佐久間(伊)20
▲⑥藤岡一(山)20
△⑦佐藤二(川)20
○⑧篠原睦(飯)20

4月からのランク変動により「明らかに」ハンデ的に魅力となっているのが②押田和。A-36からA-136に降下した事で、10m前の更に内寄りの枠に置かれるようになり、その効果が早速前節の伊勢崎(1・2・2着)で表れている印象。重ハン勢も速いが、ほぼこの位置なら枠なりでトップスタートを決めそうで、前節の動きをキープできるようなら十分軸となり得る存在。
これに対するは、タイム比較と近況の安定ぶりから⑧篠原睦。今月初頭の山陽3日間開催で同じく連対を外しておらず(1・2・1着)、準地元とも言える山陽の走路にピッタリ合わせられれば、勝ち星量産中の今年、初日からでも十分狙える存在。
これに続くのは、ここは重ハン勢から。特に、スタートに課題有る中、ハンデ重化後明らかに苦戦を強いられている⑤佐久間が居るだけに、その外に置かれている⑥藤岡一、⑦佐藤二にとっては速攻を決めやすい楽な位置とも言える。⑥藤岡一に関しては最近良走路でタイムが伸びないレースも多いが、地元戦でこの位置ならスタート速攻からの抜け出しまで考えたい。

本線(3単):2-68-3678
押え(2単):8-26、6-28


以上です。
本日も、少しでも車券のお役に立てれば・・・と思います。

コメント(4)

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morikatsu

こんにちは。
8R三連単②→⑧⑤⑥→⑧⑤⑥、一点買いなら②→⑧→⑤と予想しました。
今日も◎が同じですね、②号車押田は時計的に魅力的です。
昨日の②丹村F8着は残念です。
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Kazz

>morikatsuさん

コメントありがとうございます(^^)
今日は中ハンデからの抜け出しがビシビシ決まっているようなので、やはり②押田が魅力ですよね(^^)
逆に7Rの◎伊藤信は試走落とし過ぎで・・・(^^;
昨日の②丹村は、さすがにFしてしまったら厳しくなりましたね(^^;
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morikatsu

Fの次は欠車でございました(T_T)
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Kazz

>morikatsuさん

コメントありがとうございます(^^)
さすがにその流れでは勝負できませんでした・・・(^^;;
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