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「それでもがまん」の声は出ず~高松宮記念杯優勝戦後記

2023/06/18 20:04 閲覧数(415)
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 なるだけ脚を使わずに脇本雄太を下げさせたい――おそらくよこに並べば脇本は簡単に下げるだろう――が新山響平の頭の中で、後ろに古性優作と稲川翔の地元両者だ――単純に七番手捲り一本というわけにもいかない――古性には平塚ダービーで迷惑をかけている――が脇本の頭の中なら、両者の思惑が交差した瞬間に、脇本七番手の一本棒ではなく、脇本先行の一本棒の競輪と化したとて不思議はない。
 この時点で古性が抜く確率がぐんと上がったわけだが、「脇本の二着残り一本」の私の心境は複雑と化した。大レースの優勝戦で二周駆けは引き出しに近い。でも脇本なんだから。と思い直したりもする。しかし古性は逃げる脇本との車間をほとんど切っていない。松浦悠士の捲りをきれいに止めた。降りた。一気に踏んだ。「それでもがまん」の声はついぞ出ず終いだった。
 競輪は原因があって結果がある。そこまで一直線に端折らなくても、原因があるから展開がある。だけど最近、展開も結果もすでに決まっている、そんな風に考えることが増えた。それはたぶん、この一年に身近でおきた大事をやりすごすために体得した意識みたいなものが影響しているのだろう。
 宝くじも競輪も競艇も前もって結果は決まっている。だけどその結果を知るものは人間界には誰もいない。だから「ああでもないこうでもない」と頭に皺をよせるわけだが、「一番がスタート早いから正攻法には……だからやっばり後ろ攻めの五番はどうしても……だけど中団で一度止まってから……」――全身予想家が熱弁をふるっているが、すでに結果は決まっている。
 堂々巡りの駄文が隘路に吸い込まれる。
 へんてこな文章を書きつける原因はそう、あれだ。「それでもがまん」の声を飲み込んでしまったことによる。
 そんなことを言いながらも、もし古性優作-稲川翔でズブズブの発想があれば、佐藤慎太郎は入れる。別線の先行屋は切る。こういう場合は脇本雄太も切っちゃう。もしくは三着だけ押さえる。残った選手を数えると何点買えばいいんだあ? 三連単は三万七千円余だから十分儲かる。変な妄想を膨らます最低ちゃんが約一名。

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