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相手に競輪をさせないイン粘り

2022/04/27 17:09 閲覧数(1084)
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 ついさっき終わった小松島FⅠのS級決勝を見ていた。
 車券もいくらか買っていた。
 小川真太郎-小倉竜二-木村隆弘の地元トリオが人気本線、松本秀之助-阿部将大-新納大輝の九州トリオが別線だが、単穴としては単騎の野原雅也の頭の方が売れていた。
 松本ラインが赤板から押さえると小川は車を下げない。当然松本はピッチを落とす。(うん? 内が空くのを待ってるいのかしら? とりあえず野原下げといた方がいいよ)と思った途端、四番手外に居た野原が五番手単独となった。実は野原の頭を持っていた。
 あと一周。無理矢理小川が阿部を持ってゆくが、前が踏まないから退かし切れない。が、こじ開けるように小川は前に踏もうとするから、先頭の松本も段々に回転を上げざるを得ない。だいたい残り一周を切っているのだから。阿部はよく頑張ったけど、ついに浮かされ、小倉にも木村にも一発ずつ貰って尽きた。捌きながら番手捲りの小川がやけに恰好よく見えた。番手の仕事三番手の仕事しっかりの小倉と木村のご自慢の渋い技術にも唸らされた。「私の野原」は一寸見すぎちゃたか捲り不発。まさか地元トリオの競輪を感心して見物したわけじゃなかろうが。
 敵方の先行屋が強い。だから番手勝負ではなく、敵方のラインに競輪を差せないためのイン粘り。いかにもプロっぽい作戦を見ることが出来、読後感は大いに快なり!

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