手帳とは選手手帳のことで、競輪選手が手帳を返すとは選手を辞めることを指す。
先日の日刊スポーツに片寄雄己(静岡79期)引退の報が載っていた。ここ数か月の片寄はほぼラインの先頭役で、逃げるは逃げるがスピード持続はいいとこ半周(失礼容赦)、結果は大敗ばかりだった。片寄の番手が「良い目」を見た競走もゼロではなかろうが、それに近かったと記憶する。
今にして想えば腑に落ちる散りぎわだった――と記せば、反論もあろうか。
おなじ静岡籍の藤巻幸大(109期)も3月11日づけで競輪界を去っている。2016年7月のデビューだから二年八か月の現役期間であるが、生涯出走数は六十にも満たない五十三回。その数字の少なさから、彼の苦難苦闘の選手生活が如実に現れよう――。
二人の選手とは一面識もない(片寄にはおそらく取材したことがあるはずだが、むこうが予想紙記者のはしくれを憶えているはずもなかろう)俺がエールを送るのは気恥ずかしいが、これから彼らが歩く空が晴れてたら良いなあ――。
ブログ
最近のブログ
- 突っ張り一択の戦法は眞杉匠-吉田拓矢には通じない~グランプリ2025観戦記 2025/12/30 19:11
- 九州別線から始まった~競輪グランプリ2025 2025/12/29 17:36
- 男子の並びが決まったら買いたくなったガールズグランプリ 2025/12/28 19:19
- 中四国作戦のようなもの~広島記念観戦記 2025/12/23 19:23
- 日本のごく一部で考察中~広島記念決勝 2025/12/22 20:40



















