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又又近畿劇場~共同通信社杯決勝観戦記

2025/09/15 17:44 閲覧数(221)
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 八月の〈オールスター〉で、一着から三着迄独占の近畿劇場を見たばかりなのに、九月の〈共同通信社杯〉も又又近畿劇場で仕舞った。下世話な計算をさせてもらえば、オールスターの一着二着三着各賞金の合計が一億一千八百万円余りで、共同通信社杯のそれは四千百万円余だから、合算すると約一億六千万円近くに昇る。
 車券は古性優作と南修二のズブズブもしくは交わしの交わしが売れていた。古性には番手捲り迄ありと踏んだ車券がばんばん売れたわけだ。しかし、地元の寺崎浩平が逃げている以上、安易に番手捲りなど打たない、古性から、南から、その後ろの三谷将太からもそんな強い意志が伝わって来た。
 やっぱり古性の競輪は凄いわ。改めて痛感させられた。失格裁定の選手を誉めるなとだれかが不満におもったとしても関係ない。いーい競輪を見させてもらったと声を大にして言いたい。
 一時期、マークで奮闘する南修二が日の目を見ることは、残念ながら中中にむずかしかろう。マーク屋風の差し屋が幾人も特別競輪を獲ってしまうのを横目で見ながら、そうおもっていた。だから南の優勝は心底うれしい。表彰式でインタビューに答える南の顔は、変わらないマーク屋の顔だった。漢字の競輪選手っつう顔だった。テレビ画面を見ながら突然、レナード・コーエンの「ハレルヤ」が聞きたくなった。

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