皆様、おはようございます。
１週間のご無沙汰でした。

今週末は山陽オートでの普通開催、今日が開催初日となります。

33期がデビューしてしばらく経っておりますが、世間一般で言われている通り、今期は全体的に大苦戦の印象。既に勝ち星を挙げている選手も何名か居りますが、ハンデが10ｍ重化しただけで、序盤の展開を逸し（１級車にあっという間に飲み込まれ）大きく着を落とすという状況が続いております。31期は青山周を筆頭に、32期は鈴木圭を筆頭に、今はＳ級にも名を連ねる選手層の厚さ、デビュー当時も苦労している選手は居りましたが、ここまで全体的に苦労しているという感じでは有りませんでした。まだまだ始まったばかりではありますが、今後どれだけタイムを伸ばして来れるのか、少し長い目で見守っていく必要が有りそうです。

そして、特に苦労している印象なのが、西日本地区（山陽・飯塚）の33期。基本的にデビュー当初は所属のレース場のみの斡旋となりますが（遠征が無い）、そもそも西日本地区は全体的に本場開催が少ない事も有り（特に山陽）、少しでも経験を積ませるべく、隣同士の山陽・飯塚の開催時には纏めて斡旋されます。
という事で、今節の山陽普通開催も、山陽所属・飯塚所属の計10名の33期新人が斡旋。初日はベタ予選という事で、１Ｒから各レース１人ずつが出場、即ち、１～10Ｒが、新人を交えたロングハンデレースという事になります。
そもそも新人の状態は直前気配を見なければ想像も出来ず、これを事前に予想するというのは至難の業・・・という事で。

今日の前予想は、「新人が出場していない」残りの終盤２個レースをピックアップしまして、皆様のご機嫌を伺います。

山陽と言えば、先週行われたG2戦・小林啓二杯「第２回山陽王座防衛戦」が記憶に新しいところですが、山陽勢７名に対し孤軍奮闘となった唯一の遠征（飯塚）勢である片岡賢が、０ｍ４車並びから注文通りのトップスタート、そのまま８周回逃げ切って、完全Ｖのおまけつきでの優勝、イコール「山陽王座防衛・・・ならず」という事になり、どうやら山陽オートからの公式発表では、たった２回にして、この「山陽王座防衛戦」という企画が終了する事になったようです。
あー、やっぱり１つの企画だったわけですね・・・。と言う事は、先週のコラムで書いたような事はあながち間違ってはいなかったと思っておりますし、せめてこういう企画的な事は賞金の安い一般開催で行うべきで、グレードが付いた時点で（賞金が上がった時点で）、やはり優勝劣敗の原則に基づいた、主力重ハン勢にとってより戦いやすい状況を作るべきと考えています。（これは以前、当コラムでも取り上げた事がある、グレードレースにおける（主に準決勝以降の）ハンデ据え置きに異を唱えるという立場での、私の意見です。）

その山陽走路ですが、先週のG2開催時は連日の灼熱走路で、重ハンの追込勢にとってはかなり厳しい気候・走路状況となっておりました。今日も１日晴天の予報がある山陽小野田市ですが、気温は先週ほど上がらないようで、最高気温も30度には届かないようです。という事は、走路温度も、60度とかいう状況にはならないと思います（40度台、上がっても50度に乗るかどうか、というところか）。となりますと、先週のG2出場メンバーの成績欄は、単純には鵜呑みに出来ないでしょう。先週の着順やタイムが悪かったからと言って、それを今節の（気候が変わった）状況にはそのまま適用すべきでなく、注意が必要と考えています。

それでは、終盤２個レースの前予想、良走路のみの想定でお送り致します。ご査収くださいませ。


＜ハンデｍの後の印＞
　△：今節よりハンデ10ｍ軽化
　▼：今節よりハンデ10ｍ重化


[2017.09.02]　山陽
普通開催・初日
【11Ｒ】予選　　3100m（６周）
良
　①仲野秀（飯）０
　②金居徳（山）10
○③山本道（山）20
　④藤本剛（山）20
△⑤稲原良（山）30▼
注⑥福村唯（川）30
▲⑦穴見和（山）40
◎⑧篠原睦（飯）40

先週のG2戦ほどの灼熱走路にはならないと見て、追い込み勢、特に⑧篠原睦の速攻からの抜け出しに期待する。とは言え、相手としては位置絶好、10ｍ前を叩いて出られる可能性も秘める③山本道が早めに抜け出すと、逆転も有るか。特に⑦穴見和がスタートを決めて後ろを押さえ込む展開になれば、その目も出て来よう。その⑦穴見和も前回G2ではスタート速攻も冴えわたっており、車券圏内には欲しいところ。
その前回G2では優勝戦準Ｖの⑤稲原良、さすがに今節はハンデが引っ張られ10ｍ重化。その上で、逃げレースでは無いだけに、少しだけ割り引く。

＜良走路＞
本線（３単）：８－３７－３５６７
押え（２単）：３－７８


[2017.09.02]　山陽
普通開催・初日
【12Ｒ】予選　　3100m（６周）
良
△①江川重（伊）０
　②安東久（山）10
　③松本康（山）20
　④根本将（飯）20
▲⑤山崎進（山）30
注⑥吉松憲（山）30
○⑦岩見貴（飯）40
◎⑧濱野淳（山）40

ここも基本的には後ろから。前回G2準決勝あたりから機力上向きの⑧濱野淳（最大の要因は「ハマタイヤ」・・・では無かったようです）が、このメンバーなら追い込める・・・と見るが、決してスピードタイプでは無いだけに、追い切れずの２・３着が十分有り得る事には留意したい。その場合の逆転候補は同ハン内のスタート巧者⑦岩見貴、こちらも多少追い込み展開に不安は有るが、このメンバーなら何とかなるか。そこから重ハン勢中心の狙いだが、留意したいのが軽ハン逃げ、特に０ｍに置かれた時の①江川重の（試走タイム不問の）逃げ粘りは連下に一考。

＜良走路＞
本線（３単）：８－５７－１５６７
押え（２単）：７－５８


以上です。
本日も、少しでも車券のお役に立てれば・・・と思います。