皆様、おはようございます。

本日も、浜松市内の某ホテル（昨日より連泊）の一室より、コラムを更新致します。

今週末のオートレースは、伊勢崎・浜松の２場開催。早いもので、それぞれ優勝戦を迎えます。
今日もこのうち、現地参戦中の浜松の優勝戦前予想にて、皆様のご機嫌を伺います。

午前５時半を回り、陽の光が周囲の建物を照らすようになってきました。視線を上げれば空は一面の青、遠くの方には雲も張り出しているものの、この浜松上空には一点の曇りも無く、気持ちの良い朝を迎えています。
ゴールデンウィーク、早くも最終日。明日からは否が応にも日常世界へ引き込まれるだけに、今日１日じっくり休日を満喫したい。そして、結局ここまで積み重ねてきた今節のマイナス回収を何とか取り戻したい（出来れば一発で）。そのような思いで、今日もビシッと前予想をしてみたいと思います。

昨日は、雨こそ無かったものの（レース終了後、18時過ぎに通り雨のような感じで一雨あった程度）、曇りで推移した１日。走路温度も最高で43度。12Ｒの時間帯には32度まで下がっていました。
今日は、陽の光を遮るものは無さそうで、気温はやはり25度近くまでは上がりそう、となれば、走路温度のピークでは50度にまで到達した２日目のような気候になるのでは、と考えています。
その点を踏まえ、今日はもちろん良走路一本の想定でいってみたいと思います。

では、優勝戦はいつものように、１車１車の短評形式で、前予想をしてみたいと思います。


①押田　幸夫　（川口）　ハンデ　０

　準決勝（11Ｒ）は０ｍ２車並びの外（内＝浅野浩）からスタートで先行、そのまま６周回ハイペースで逃げ切りました。
　節イチの機力で追う片岡賢を最後まで振り切り、自身の本走タイムも3.423と大きく伸ばしてきました。
　今回の優出メンバーで唯一Ｖ経験が無く、今日がデビュー初Ｖを狙うレースとなります。その中で、単独の０ｍスタートとなった事はチャンスと言えるでしょう。唯一気になるのは、０－10に１対６というハンデ構成で、スタートで後ろから叩かれる可能性ですが、昨日も内の浅野浩に対して外からカマシスタートが決まっており、平常心でスタートを切られれば（キッチリ先頭をキープ出来れば）あとは逃げるだけ、そのまま６周回一度も先頭を譲らず、初Ｖのチェッカーを受ける可能性は広がります。
　あと１つ課題を挙げるならば、おそらく今日は終日快晴で、曇天の準決勝とはまた気候が変わる事。それでも位置的は有利と言わざるを得ません。


②和田　健吾　（浜松）　ハンデ　10

　準決勝（12Ｒ）は０ｍ３車並びの最内（外＝赤堀翼、占部健）からスタートで先行、そのまま６周回ハイペースで逃げ切りました。逃げイチ、かつ32度というあまり温度が上がらない走路の状態が合ったか、本走タイムは3.413まで一気に伸ばしました。
　タイムこそ「3.413」と、一気に主役に躍り出たかのような印象を与えておりますが、昨日は逃げイチで出した事、また走路温度が32度と、今節で言えば比較的低い走路温度で行われた事も大きいと思います。
　今日は、おそらく優勝戦の時間帯でも走路温度は40度を割らないと思っています。そうなると、前半２日間のタイムも前の押田幸と殆ど変わらず、逆転までは厳しそうな印象です。それでも枠なりスタートを切られれば、外の各車に対しては有利な位置を取れますので、前をマークする形で車券圏内に飛び込む事は十分考えられます。


③赤堀　翼　（浜松）　ハンデ　10

　準決勝（12Ｒ）は０ｍ３車並びの真ん中（内＝和田健、外＝占部健）から、内の和田健に続く２番手スタート（出足は互角以上でしたが１角で内から先行許す）。そのまま、和田健のハイペースに付いて行く形で２番手をキープしての優出となりました。
　今日は初日以来のハンデ線スタート。ここ２日間は好スタートを決めていますが、やはり０ｍ線という要素は大きいかと思います。角度の付いた線で、少なくとも昨日０ｍで内から切られた和田健に対しては分が悪く、また外にもスタート巧者が揃っている状況ですので、スタートに関する不安は拭えません。さすがにスタートで後手を踏むと巻き返せる程の機力や腕では無いと見ており、ここはやや苦戦を強いられると思われます。枠なりスタートでそのままの時（１－２－３）の３着狙いというところでしょうか。


④谷島　俊行　（川口）　ハンデ　10

　準決勝（５Ｒ）は０ｍ４車並びの２番目（内＝野上史、外＝西村義、青嶋裕）から、外の青嶋裕・西村義に先行されたものの、内の野上史に対しては２角立ち上がりで外から競り落とし、３番手スタート。10ｍ後ろから追走する井村淳を振り切りつつ、３周２角立ち上がりで青嶋裕を捌いて２番手浮上、ゴールまでその位置をキープしました。
　今日は10ｍの角度が付いてやや有利になるものの、昨日スタートで競り負けた西村義がすぐ外に居り、そうでなくてもスタートに関してはそれほど早いイメージも無いだけに（遅いイメージも無いですが）、ここは中団からそのままという感じのレースになりそうです。


⑤西村　義正　（山陽）　ハンデ　10

　準決勝（５Ｒ）は０ｍ４車並びの３番目（内＝野上史、谷島俊、外＝青嶋裕）から、外の青嶋裕にホールショットを奪われるものの、内の各車には先行して２番手キープ。そこから１周４角で逃げる青嶋裕の内を突いて先頭浮上、そこからゴールまで押し切りました。
　位置的にはやや厳しいものの、機力面では好勝負出来てもおかしくなく、スタートも含めて注目の１車となります。それでも外のスタート巧者２騎に対しては少々分が悪く、ペースを掴まれてしまうと厳しくなりますが、混戦になった時にはこれを捌く腕も機力も有り、要注意の１車と見ています。


⑥片岡　賢児　（飯塚）　ハンデ　10

　準決勝（11Ｒ）は10ｍ２車並びの外（内＝中村晋）からスタートで先行、追走態勢に入りますが、逃げる押田幸を最後まで捕えきれず、２着での優出となりました。
　初日から節イチと言える機力状態を維持しており、またそれ以上にスタートがとにかく決まっています。初日は10ｍ線４車並び３番目からトップスタート、２日目は０ｍ線ながら４車並び３番目でやはりトップスタート。昨日も内の中村晋を置いて行くレベルのスタートを決めています。
　昨日こそ押田幸の逃げ切りを許しましたが、走路温度が下がり、タイムを上げて逃げやすくなった事で、追い切れなかった部分はあるかと思います。ちょうど今日は、２日目のような気候になると見ていますが、まさにこの時に、他を圧倒する本走タイム（3.419）をマークしているという点は大きなアドバンテージとなるはずです（気候への合わせ方を手の内に入れているはずなので）。
　今日は10ｍ６車並びの５番目と、かなりハンデ位置に関しては厳しくなっていますが、スタートそのものがとにかく決まっており、むしろ全速で１角に飛び込める外寄りの位置の方が良いのかもしれません。昨日は逃げ切りを許した押田幸に対しても逆転まで十分有ると見ています。


⑦川端　孝　（飯塚）　ハンデ　10

　準決勝（10Ｒ）は０ｍ４車並びの３番目（内＝岡本信、廣瀬豪、外＝鈴木吾）から、注文通りの好スタートを決めて先頭で１角へ。最後までその位置を守り、逃げ切りでの勝利となりました。
　今日は10ｍ６車並びの大外と、厳しいハンデ位置となりますが、内の片岡賢同様、スタートはかなり切れている部類に入ると思います。初日・２日目の動きを見ると、勝ち切るところまではいかないものの、スタートで好位置に付けて行ける可能性は含んでいます。片岡賢をマークして好位置に付けての連下狙いに一考となる１車です。


⑧森谷　隼人　（川口）　ハンデ　20

　準決勝（10Ｒ）は10ｍ４車並びの２番目（内＝小里健、外＝丸山智、柴田健）から、タイミングもバッチリ決め、内の小里健を置いて行くスタートで同ハントップスタート。そこから前を徐々に捌いて行き、川端孝の逃げには屈したものの、２着での優出を果たしました。
　単独最重ハンという形になり、前には好タイムを並べる車も多数居ります。スタートそのものは決まっておりますが、前を叩ける程でも無く（叩いても１車ぐらい？）、展開としては厳しいの一言です。



以上を踏まえて、前予想の目は以下の通りです。

[2017.05.07]　浜松
普通開催・最終日
【12Ｒ】優勝戦　　3100m（６周）
良
○①押田幸（川）０
▲②和田健（浜）10
　③赤堀翼（浜）10
　④谷島俊（川）10
注⑤西村義（山）10
◎⑥片岡賢（飯）10
△⑦川端孝（飯）10
　⑧森谷隼（川）20

０ｍ単独から逃げ切り図る①押田幸に対し、注目は６車並ぶ10ｍのスタート争い。ここを制するのは内から②和田健、但し脅威は外から一気のカマシを持つ⑥片岡賢、⑦川端孝の飯塚２車。特に⑥片岡賢は初日から節イチの動き、走路温度が再び上昇すると思われるこの優勝戦では機力が走路に最も合いそうで、今日は逃げをも捕まえる動きを見せよう。

＜良走路＞
本線（３単）：６－１２－１２５７
押え（２単）：１－２６


という事で、本日も、少しでも車券のお役に立てれば・・・と思います。