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伊勢崎・普通開催優勝戦展望~昨日とは一転、気まぐれ冬空との睨めっこ~

2016/11/27 6:00 閲覧数(450)
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皆様、おはようございます。

今週末のオートレースは、伊勢崎・川口の2場開催。このうち、木曜日開幕の伊勢崎4日間開催は、初日降雪中止を経て実質3日間のシリーズとなり、本日が開催最終日。昨日の準決勝戦を勝ち上がった精鋭8選手による優勝戦を迎えます。

という事で、今日は、この伊勢崎普通開催の優勝戦前予想にて、皆様のご機嫌を伺います。

準決勝は好天に恵まれ、想定通りハイスピードの良走路となりましたが、今日に関しては西から迫り来る雨雲の接近で、この優勝戦の時間帯に関しては全く読めませんので、良走路・湿走路の両方を想定しておきたいと思います。

では、優勝戦はいつものように、1車1車の短評形式で、前予想をしてみたいと思います。


①栗原 勝測 (伊勢崎) ハンデ 0

 昨日の試走3.32は、ベストに近い状況。それでも本走は3.428に留まっています。着順は1着ながらこれは後ろが揉み合った(特に新井恵と田村治の30期両者)事に拠るもの、そしてラストは強烈な押さえが効いた事に拠るもの。走法的に、スピードでブン回すというのとは真逆のインベタ走法であり、タイム的にも限界があります。いくら試走が3.32というレベルであっても、本走でこの3.42以上を求めるのは酷というもの。更にはこの優勝戦、外の2車(特に②新井淳)のスタートが早く、内で包まれてしまう可能性まで有ります。混戦になれば浮上となりますが、これだけスピードレーサーが揃う優勝戦、展開面でも厳しくなる事が予想されます。
 湿走路に関しては実績上位ですが、問題はやはり序盤の展開で、②新井淳に揉まれている間に、外から湿走路巧者の③岩沼靖に主導権を取られている可能性が高く、連下までというのが正直なところです。


②新井 淳 (伊勢崎) ハンデ 0

 主力10m前の位置を活かし、普段通りの強烈なスタートを決めています。この優勝戦も早いスタート力を持つ選手が揃いましたが、その中でも群を抜くスタート力を持っており、ここもトップスタートの可能性大と見ています。問題はその後、あくまで昨日の本走3.41近辺がベストに近く、それ以上を求めるのは厳しいと思われますので、3.40を切るレベルのハイスピードレースが展開されるとやや厳しいと思われます。また、湿走路に関しては実績が乏しく、スタートを決めたところで厳しい展開になると思われます。


③岩沼 靖郎 (伊勢崎) ハンデ 0

 主力10m前のハンデ位置ながら連日3.40を切る本走で他を圧倒する走りを見せています。この優勝戦でも、内の2車が揃って押さえタイプの選手、ほぼ準決勝がベストと言えるレベルのタイムポテンシャルであり、これよりも機力で勝っている、かつスタートで包まれる心配も無い大外枠、連日決めているカマシスタートが今日も炸裂すると見ています。良走路であればまず中心で考えたい1車です。また、湿走路でも実績は上位であり、むしろ内の2車との差は湿走路の方が歴然と言う見方も出来ます。


④中村 友和 (浜松) ハンデ 10

 ここ2日間は、機力は勿論の事、元来課題の多かったスタートに関しても強烈な伸び足を披露し、連日好スタートを決めています。ここまで続くと、最内枠の此処でも注目となりますが、さすがに優勝戦の相手は強烈なスタート巧者ばかり。特にすぐ外に控える⑤佐藤貴も強力なスタートを持っており、その外の⑥新井恵も同様です。とにかくこの外2車に対して枠なりキープで先行出来るかどうか、カギはその1点となります。枠なりキープで先行出来た時には、道中の伸びは強烈で、連日3.385の本走タイムが示す通り、速攻劇を演じる事になるでしょう。また湿走路でも実績上位であり、連絡みも十分狙えるところです。


⑤佐藤 貴也 (浜松) ハンデ 10

 準決勝では圧巻の試走3.26をマークしましたが、得意のスタートが影を潜め、やや展開が悪くなった点が響き、何とか2着に食い込んだものの、タイムは(試走に対しては)平凡なものとなりました。
 但し、あくまでその原因は展開、これに集約されます。序盤で行き場を失い中村雅に捌かれたり(その後捌き返したのはやはり機力が上位である証拠)、時間を要してしまった事が大きかったと思われます。この優勝戦の方が、ハンデ位置としてもより内枠に置かれているため、(あくまで普段のスタート速攻が決まった時という条件付きですが)3.40を切るレベルのパフォーマンスを見せるかもしれません。ただ、試走の割に本走のタイムが伸びない(これも走法に拠るものか)という事も有り、昨日のような試走もまた出るかどうか微妙だけに、少し評価を下げる必要が有るかもしれません。
 また、湿走路に関しても、内が利くような走路であれば台頭も有りますが、近況はややムラな傾向にあります。


⑥新井 恵匠 (伊勢崎) ハンデ 10

 準決勝でも強烈なスタートを決めていきましたが、外々を回るコース取りが道中やや仇となり、捲り切れずコースを外した間に田村治に逆転を喰らい、それを再逆転したものの追い上げに時間を要してしまい、最終的には栗原勝に届かずの2着止まりという展開になってしまいました。
 ただ、この優勝戦は5車並びの中枠、スタートを決めていければ大きくミスる事も無さそうな印象です。この伊勢崎のハイスピード走路には合っている印象で、SG日本選手権前の当地普通開催では本走3.367をマークして優勝を飾るなど、調子や腕自体もどんどん上がってきている印象です。昨日はあくまで展開負け、その部分を修正出来れば、2日目の本走3.380を超えるような結果となっても決して不思議では有りません。
 また、近況では湿走路の実績も有り、枠なり以上のスタートが望める此処では一気の速攻からの抜け出しも期待できます。


⑦岩崎 亮一 (山陽) ハンデ 10

 準決勝では試走3.29と、あまり強烈な試走タイムを出すタイプでは無い中では出色のデキとなり、本走も3.385で纏めているものの、やはり10m前に同レベルのタイムを叩き出している岩沼靖が居ては話になりません。その岩沼靖も優出しており、周りも速攻を持っている此処では展開面でやや厳しくなる可能性が有ります。
 湿走路に関してはややムラな傾向で、周りに比べるとやや実績が足りない印象です。


⑧高橋 貢 (伊勢崎) ハンデ 10

 準決勝では試走も3.27、メンバー中トップの本走3.362と、地元不動のエース、絶対王者の名に相応しいレースを展開しました。但し、これは(昨日のコラムでも触れましたが)余り前が早くならないようなメンバー構成によるところがあるのは否めません。単純にタイムを比較するだけなら不動の本命と言う事になりますが、その準決勝から一気に強化されるこの優勝戦メンバーでは、そこまで簡単に事が運ぶとは思えず、タイム比較だけで人気になるようなら、少し逆らっても良いのでは、と考えています。
 但し、湿走路、特に地元湿走路に関しては実績最上位であり、コンディションが悪くなればなるほど、この選手にとっては良い方向に流れると考えています。



以上を踏まえて、前予想の目は以下の通りです。

[2016.11.27] 伊勢崎
普通開催・最終日
【12R】優勝戦  3100m(6周)
良湿
  ①栗原勝(伊)0
△ ②新井淳(伊)0
◎○③岩沼靖(伊)0
 △④中村友(浜)10
注注⑤佐藤貴(浜)10
○▲⑥新井恵(伊)10
  ⑦岩崎亮(山)10
▲◎⑧高橋貢(伊)10

0mのスタート展開は、②新井淳のトップスタートに外から③岩沼靖が張り付き、序盤で捲り切って抜け出すと見る。一旦前に出てしまえば、ここ2日間のようにハイペース展開に持ち込み、そのまま押し切る公算大。重ハン勢は、④中村友のスタートが気になるものの、やはりこの優勝戦の相手、特に⑤佐藤貴・⑥新井恵のスタート巧者には屈すると見て、その展開から⑥新井恵が早めに抜け出して行くと見る。⑧高橋貢はこれに付いて行く展開、昨日とは異なり自分でペースを作る展開にはなりにくいだけに、追走一杯か。
湿走路では、逆に前のペースがそこまで上がらないと考えられるだけに、⑧高橋貢で十分届きそう。いずれの走路にしても、③⑥⑧の3車の争いと見ている。

<良走路>
本線(3単):3-68-2568
押え(3単):6-3-258
押え(2単):6-8
<湿走路>
本線(3単):8-36-3456
押え(2単):3-68、6-38


という事で、本日も、少しでも車券のお役に立てれば・・・と思います。

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