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ああ、そういうことか――。郡司から誰を買おう。

2020/10/03 21:14 閲覧数(579)
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 割方淡泊の部類におもっていた某がどうしたことか三番手で競っている。ふうむ? ああ、そうか、この間のレース根に持ってるんだ。手前勝手に得心するのは競輪観戦の快感でもある。
「さっきのAねぇ、ありゃ半分競る気なかった。三番手御の字じゃないの――」と、台の上の予想屋が説き、「だってAは地元だよぅ――」と、客だまりの中から男が逆らった。「いやいや、お客さん。選手だって人の子。負け戦でガリガリやりたくないでしょう」……競輪をやり始めた頃の私は、なるほど、そういうものか、と、納得したものだ(ひとつ勉強した気分にもなった)。
 昔は選手の競走後談など珍しかったし(内外タイムスには載っていた)、映像VTRを詳しく見ることなど叶わなかったから、客は皆想像するしかない。「フラワー(ライン)だし遠慮だよ――」とか、「こいつらは何処でやっても競る――」「後ろがすぐ踏んじゃうBだから、スカしたなCは。端っから捲りだ――」……あの時代の場内の会話が懐かしい。
 勿論いつの世でも競輪客は全員評論家であるが、今は情報の量が豊富で、VTRも手軽に幾度も見ることが出来るから、下手に講釈を垂れると、「同期だから最初から三番手狙い。作戦通りです――」って某紙に載っていたと返され、恥を掻くことになる。
「お前はそこじゃないだろう――!」「二回競らせてるんだから今日ぐらいドカンと行けよ――!」……待ち遠しかった九車立の記念競輪に張り切る私だが、送りバントみたいな車券すらきまらない。今日の準決も、「伏見なら一発で退くぞ――! よしよしお前(山田久徳)は競輪をわかってる――」と、小さくも声が弾んだのもつかの間、「………」最終バック・ストレッチからほぼ無言となる。「植原絶対逃げるなよ――」の願いは叶ったというのに、捲り届かずに終わった途端、「やっぱり一回は切っとかなきゃ――」と文句を吐く。幾つになっても駄目ギャンブラーぶりは治らない。
 ♪「keep on 不安定」「さらば安定」「keep on 空(くう)」「さらばボンノウ」……意味深な歌詞が鏤められているのは『ジャーニー』だ。毛皮のマリーズが漢字を見事にロックのビートに乗せている。
【熊本記念in 久留米競輪場】※郡司浩平の頭から買うが、この面子で東龍之介がきれいにつづく車券には気がない。※丁寧さを欠くいつもの悪癖と𠮟られそうだが、郡司から三つの別線どれかとする(この時点で佐藤雅春は除外)。※まずは中四国。清水裕友より松本貴治に「車券の食欲」は湧くけど、いくら完調になくとも清水にはS班の立場、勝ちにゆくという使命があるわけで、セットとしてはどうなのだろう?※中部近畿。「確変中」の山口泰生は現在十二走つづけて確定板を挙げている。勢い駆って競輪祭の出場権ゲット! そんな想像は面白いけれど、三谷竜生がなぁ……。出たとこ勝負と表せば失礼になるけど、今の三谷には「型」がない、が、私見である。※三日目が終了、計三十六個レース消化した時点でのベスト・バウトは? と問われたら、私は即答するだろう。それは二次予選の、松川高大-中本匠栄の連携だと。松川が逃げながら佐伯辰哉のカマシに当たり止める、中本がどんぴしゃりの三谷竜生の捲りにガツンとぶち当たる。ベスト・バウトの本来は「格闘技に於ける最高の試合」という意味あいらしいが、本義どおり「最高の格闘競輪」であった。    
 ★結論は郡司から熊本両者の②①⑨と②⑨①。あと松本との二車単②⑧もちょっとだけ。        
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