いきなり本題。
高松宮記念杯の宇都宮競輪、総売り上げは92億4254万4500円でした。最終日は32.86億円。
前大会比10％減のペースは最後まで続き、４日制Ｇ１の売り上げワーストを４億円から更新してしまいました。さらに付け加えると４月末のＧ２・伊東共同通信社杯からは６億円以上落としております。

日刊スポーツ紙上で中野浩一氏は
・これだけ売り上げが落ちたら、また賞金を下げざるを得なくなる
・自粛選手が復帰することで売り上げが戻るなら、その方が約2600人いる選手全体のためになるのではないか
・ならば、選手会は早期復帰への道筋を模索すべきだ
と述べております。

現実的には、仮に直ちに自粛選手が復帰しても、売り上げが戻るなんてことは楽観的すぎると自分は感じます。覆水盆に返らずです。
いくらかは上がっても元の水準には戻らないでしょう。それくらい、逃げたファンを戻すのは難しい。
ボートレースに見切りをつけた自分の行動を省みても、なかなか戻ることはないのですから。結局、先日の平和島周年以降はボートレースは全く打っていません。

さて昨日はサッカーでがっかりしてからのラピスタ出撃と相成りました。９レース以降の参加です。

９レース、石井選手ラインが後閑神山ラインより人気なのは、ラピスタの年輩ファンの中には信じられない方もいたようですが、ファンの支持はシビアなもので、実際に後閑選手の後ろから石井選手はあっさり捲ってしまいました。
10レースはまたも深谷選手不発かと思われましたが、辛うじて車券には師弟で絡めました。３連単１番人気のフォーカスをボックスで買ったら２万円以上の配当で、穴はこういうところにあるのかなと。

決勝戦、皆が思った通りに脇本選手が先行、番手を死守した稲川選手に栄冠が輝きました。
菊地選手の落車で審議がかかりましたが、菊地選手と稲川選手が絡む前に脇本選手が菊地選手と接触し、そのために菊地選手が外へ振られたので、稲川選手だけでなく脇本選手も審議対象になりました。脇本選手がセーフならば、両者セーフで妥当と思います。
落車が発生すると、誰かが失格にならないと気が済まないのは金をかけたファンなら偽らざる心境でしょうが、それを体現するにはガールズのルールでやることが前提でしょうし、そもそも大ギヤが安易な落車の理由かもしれません。

稲川選手がグランプリを決めたことで、このまま自粛が続くにせよ、地元の看板は立ったわけです。今後の稲川選手のタイトルホルダーにふさわしい活躍を期待したいと思います。