皆様、おはようございます。

4/29(木・祝)、今日のオートレースは、川口のSG・オールスターオートレース（昼間）が最終日を迎えます。また、伊勢崎（アフター５）３日間開催が初日を迎えます。

という事で、今日は川口SGの方から優勝戦の前予想で、皆様のご機嫌を伺います。

まず今日のカギとなりそうなのが天候ですが、予報からは降雨は避けられそうになく、おそらくは湿走路での優勝戦となりそうです。
優勝戦前予想コラムは、１車１車の短評形式で。また、SGですので４日間の成績付となります。


※選手名以下は、初日～準決勝の４日間の成績。
　[走路状態] 着順（ハンデｍ・枠順）試走タイム／本走タイム、ST（スタートタイミング）


①岡谷　美由紀　（浜松）　ハンデ　10

初日[良] ３着（10ｍ２枠）3.34／3.424、ST=19
２日[良] ２着（０ｍ２枠）3.31／3.410、ST=12
３日[良] ３着（10ｍ１枠）3.33／3.424、ST=16
準決[良] １着（10ｍ１枠）3.32／3.384、ST=04

女性レーサーとしては史上２人目のSG優出を果たしました。８年前、良走路で本走3.7秒台をも切れなかった厳しいデビュー当時を思えば、レーサーとして、よくぞここまで速く、そして逞しく成長したものと、敬服の思いです。
昨日までの良走路であれば、最内枠から渾身のスタートを決めての逃げ粘りに一縷の望みを懸けたいところですが、あまり良績の無い湿走路となると、このメンバー相手にどこまで対抗できるかは未知数となります。斑に近づき、使えるコースが内一本となった場合には、枠的にも激走があっておかしくありませんが、どこのコースも使えるような湿走路となると、さすがに外枠勢の強襲に遭ってしまうのかな・・・という印象です。


②春本　綾斗　（山陽）　ハンデ　10

初日[良] １着（10ｍ２枠）3.34／3.392、ST=13
２日[良] ２着（10ｍ２枠）3.32／3.408、ST=16
３日[良] ３着（10ｍ１枠）3.37／3.431、ST=12
準決[良] ２着（10ｍ１枠）3.35／3.406、ST=08

こちらもSG初優出。湿走路に関しては、基本的にはあまり乗れる方ではありませんが、ごくたまに一発大駆けがあり、特に昨年11/25の川口では、青木治・加賀谷の地元湿走路巧者を抑えての勝利を飾った事も有ります。ただ良績は基本的に斑に近い、軽めの湿走路の方で残しており、今日がどのレベルの湿走路になるかがポイントとなりそうです。外枠にスタートの早い車が揃っており、これを制していけるかどうかもカギとなりますが、やはり軽めの湿走路となった場合は一発大駆けの可能性を踏まえた方が良さそうです。


③鈴木　宏和　（浜松）　ハンデ　10

初日[良] １着（10ｍ４枠）3.36／3.424、ST=06
２日[良] ２着（20ｍ４枠）3.34／3.413、ST=07
３日[良] ３着（10ｍ４枠）3.33／3.415、ST=13
準決[良] ２着（10ｍ３枠）3.30／3.367、ST=02

浜松のロケットスターターが、ついに念願のSG初優出。この優勝戦でもオール10ｍの３枠と、絶好の位置からのスタートとなります。（因みに下名は「10ｍオープン」という呼称は使用しません（全車10ｍはそのスタート位置から明らかにハンデ戦であるため）。）
湿走路では、そこまで抜けた実績は有りませんが、やはりこのスタート速攻力は脅威で、序盤のペースを握っていける利点が有ります。早めにコースを見つけ、その位置をキープする事ができれば、車券圏内には十分と見ています。


④黒川　京介　（川口）　ハンデ　10

初日[良] ３着（10ｍ５枠）3.32／3.431、ST=11
２日[良] ５着（20ｍ４枠）3.32／3.410、ST=11
３日[良] １着（10ｍ４枠）3.34／3.370、ST=09
準決[良] ２着（10ｍ５枠）3.31／3.389、ST=05

湿走路に関しては中間着が多く、そこまで良績があるわけではありませんが、ハンデ位置としては面白く、③鈴木宏をマークする形で序盤から先行集団にとりつく形になれば、逃げ粘りでの残り目も一考かと思われます。


⑤佐藤　摩弥　（川口）　ハンデ　10

初日[良] ８着（０ｍ２枠）3.32／3.403、ST=14
２日[良] ２着（10ｍ７枠）3.36／3.405、ST=03
３日[良] ３着（10ｍ６枠）3.33／3.421、ST=16
準決[良] １着（10ｍ６枠）3.36／3.401、ST=07

準決勝では見事な速攻戦が決まり、今や「常連」とも言うべきSG優出を果たしました。現代オートレースにおける女性レーサーのパイオニアとして、次々と実績を積み上げています。
優勝戦、やはりカギとなるのは走路。直近は上位着が揃っている事も有り、人気の一角にもなりそうな雰囲気ですが、スタート速攻タイプが内にも外にも揃った中で、好位置を取ってレースを運べるかどうか、その点に一抹の不安があります。もう少し枠が内であれば十分買いの一手となりますが、あくまで紙一重の比較の中で、やや厳しい面もあるかな・・・という印象です。


⑥永井　大介　（川口）　ハンデ　10

初日[良] ４着（０ｍ６枠）3.30／3.381、ST=12
２日[良] ６着（20ｍ８枠）3.32／3.426、ST=12
３日[良] １着（10ｍ８枠）3.29／3.418、ST=16
準決[良] １着（10ｍ７枠）3.28／3.360、ST=11

前半２日間の動きを考えると、よくぞ優出を決めてきたという印象で、この辺りは百戦錬磨、やはり何度も頂点に立ってきた実力者は違います。
近況の湿走路実績に関しては、上位着もありますが、基本的に普通開催に限られており、グレードレース以上の湿走路ではやはり相手が揃う部分があるか、着順としては大きめとなっています。武器となるカマシスタートがどこまで決まるか、ですが、仮にスタートが決まったとしても、その後の10周回を乗りこなせるかどうか、これまでの実績を考えるとやや疑問符が付きます。


⑦鈴木　圭一郎　（浜松）　ハンデ　10

初日[良] １着（０ｍ５枠）3.26／3.348、ST=13
２日[良] １着（20ｍ８枠）3.31／3.375、ST=18
３日[良] １着（10ｍ８枠）3.27／3.395、ST=14
準決[良] ２着（10ｍ８枠）3.26／3.360、ST=14

準決勝こそ永井大の後塵を拝したものの、機力比較ではこの優勝戦メンバー随一。その鈴木圭も、一昨年の全日本選抜以降、SG戴冠からは遠ざかっています。良走路でも勿論ですが、湿走路になった場合でも、実績はこのメンバーの中でも最上位であり、序盤の展開から一気にアタマを目指しての速攻戦に持ち込みそうです。


⑧青山　周平　（伊勢崎）　ハンデ　10

初日[良] ３着（０ｍ７枠）3.28／3.368、ST=13
２日[良] １着（20ｍ８枠）3.28／3.388、ST=18
３日[良] ２着（10ｍ８枠）3.28／3.395、ST=08
準決[良] １着（10ｍ８枠）3.27／3.365、ST=07

実力最上位、No.1レーサーがキッチリと優出を果たしました。湿走路に関しては、昨年は一度も車券圏内から外れておらず、その安定感は特筆すべきもの。直近では地元伊勢崎で着外に敗れていますが、スーパーハンデであった事を考えれば、その事自体はあまり参考にならないと考えます。やはり車券圏内からは外せず、当面のライバルとなりそうな⑦鈴木圭に対して優位にレースを運べるかがポイントとなりそうです。



以上を踏まえて、前予想の目は以下の通りです。

[2021.04.29]　川口
SGオールスターオートレース・最終日
【12Ｒ】優勝戦　　5100m（10周）
湿
　①岡谷美（浜）10
注②春本綾（山）10
▲③鈴木宏（浜）10
△④黒川京（川）10
　⑤佐藤摩（川）10
　⑥永井大（川）10
◎⑦鈴木圭（浜）10
○⑧青山周（伊）10

＜湿走路＞
本線（３単）：７－３８－２３４８
押え（３単）：８－７－２３４、８－３－７


以上です。
本日も、少しでも車券のお役に立てれば・・・と思います。