初手の駆け引きを、生唾は飲まない迄も、緊張して凝視して、菊池岳仁-荒井崇博、郡司浩平-南修二、新山響平ライン、河端朋之ラインとなり、内心「寒いな」と心配になった。八番手から上昇した河端があっさり突っ張られて元の位置に戻った時にはさらに不安が増した。もちろん郡司-南のひと捲りで荒井スイッチを願うしかないが、之はもう、一格下の菊池の棒逃げを、さら脚の郡司の捲り、新山の捲りという競輪になってしまっているわけだから、マーク選手にはツラい。特に、捲られる運命にある菊池のスピードしか貰えない荒井には厳しい。
車券も予想も丸落ちだった。特に、「新山響平ラインも河端朋之の捲りもそりゃこわいけど」の一文がお粗末であった。新山響平ラインと濁しているのは、そうはいっても新山の先行を期待し恐れ、捲りで獲りにゆく新山を頭に描けていない。それよりなにより、位置など取れそうもない河端の捲りを怖がっている所が零点である。
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