出張ばかりの時代、どこかの記念や特別競輪の前検日は、かならずどこかのひら開催やS級シリーズの最終日で、車券狂いの記者たちが取材もそこそこに、各々が持ち寄ったガセネタを元に車券を買い記者席で騒いでいた。今やそんな集いに参加できなくなった自分が寂しいが、明日から岐阜記念なら自室で孤独に本日の防府でも買おうか。
数年前までは外国人―外国人なら番手捲りまでありだったが、奴らも日本のFⅠレベルなら「そんな必要なし」と気づいたみたいだ。どこかのS級S班より数倍魅力的な彼らの競輪はどうしても買いたくなる。
俺の勝手な法則だ。
その一、どんなに前が強くても外国人―外国人なら番手からが基本。
その二、外国人―外国人―日本人の場合の三番手はけっこう離れる。
その三、外国人の二人旅になるなら、あとは残りの皆で懸命な追っ駆けっこだ。三着には別線ハコより別線の自力選手そのもの。
〈防府FⅠ・第十一競走〉③⑦①と③⑦②を本線に③⑦⑥も少しだけ。
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