朝食を摂りながらテレビを点けると大リーグ中継がやっていて、画面の右上方に「秋山　デビュー戦　ベンチ・スタート」のテロップがあり、スタメンじゃないのかと他局に廻したが、見たい番組があるわけでもなく、又野球に戻したら「秋山　デビュー戦　１安打　１打点」に変わっていた。秋山翔吾のメジャー初打席の代打タイムリー・ヒットを見逃し損した気分が起こり、繋がるように私の愚行となる。
　インターネットで秋山性の競輪選手を探すと秋山貴宏（佐賀89期）一人がヒットした。その秋山が今日何処かで走っていれば買ってみよう。ほんの気まぐれだが本日の配分はない。仕方なしにというか勢いで、資料にある師匠、弟子、練習仲間まで範囲を拡げたら二人が該当、内一人の山崎岳志（佐賀74期）は広島の第五競走（九時十四分発走）をすでに走り終えており、結果は一着で中穴を開けていた。残る藤野貴章（佐賀97期）は佐世保ミッドナイト競輪の第八競走に出走、発走時間は二十三時十分である。
　週末の朝から愚行の愚考。
　窓外の雨が強くなってきたのは窘めるサインか――。