佐世保の初日を快勝した寺崎浩平(福井117期)のデビュー後ここまでの勝利度数は〈21・0・1・0〉、出場した開催はすべて優勝と、まァ凄まじい。
寺崎がぶっちぎる一人旅は幾度も見た。ラインそのままの大一番人気も複数回見た。多少抜けたって一本被りのオッズだから安い・安い。あの村上義弘の差しをタイヤ差こらえたS級初優勝も見た。前日はその村上に八分の一車輪ほど抜かれはしたが人気本線ワンツー態勢……伏兵の六番車・曽我圭佑(熊本113期)の強襲には誰もが驚いた。はじめて負けた寺崎もテレビの真ん前で見ていた。ほとんどの新人が先行という戦法でデビューする競輪競技に於いて、並の選手が真っ先に経験する悔しさは、逃げてズブズブ、ゴール前の寸チョンだろう。寺崎にとって当て嵌まるのが「あの三着」とすれば、ずいぶん“豪勢”な初体験となったものだ。
天賦の才に恵まれた寺崎浩平といえども、これからの競輪人生に於いて、かならず、何度も、通る道が、ある。ま、「道」などと記せば大仰に過ぎるが、「強いがゆえに後ろに差される惜敗」の積み重ねは、一流への必須条件であると云えよう。
〈佐世保競輪二日目(四月二十九日)第十二競走〉は、寺崎浩平の「初めての二着」を目撃したいがゆえに、川村晃司のハコ差し②⑦の二車単を買います。
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