佐々木悠葵から小林泰生は一枚も持っていない。要は番手捲りからマークを買わずにすってしまった。ああ、またやっちまったな。既視感を覚える負け方に軽い胸痛がおこった。
私の持っている車券にとってベストに近い展開にはなった。もちろん小林泰生も気になったけれども、真後ろに古性優作だから、正直そこまで怖くは思わなかった。それより犬伏湧也がどこから仕掛けるか、怖くて怖くて仕方なかった。
バンマク(番手捲り)からマークを切ってやられる。死ぬまでにあと二回か三回、この苦汁を嘗めたいものだ。
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