第五レースに息子の渡邉雅也、第六レースに親父の渡邉晴智という番組の「配置」が好もしかった。
五レースは日高裕太の一周逃げを雅也が寸チョンで(冷や冷やさせられるタイヤ差だったけど)きれいに地元ワンツーを決めた。六レースも長田龍拳-晴智で一周半近く行ったので、すわ父と子の連勝劇とも思ったが、そううまくはいかないのが競輪である。それでも五六レースに渡邉親子を乗せて初日の前半を締める。そんな計らいにも思え、私の貧しい財布のひもをすこしだけゆるめる効果もあった。
しかしここのテレビ中継は終わったレースの映像をなぜか見せない。
レースが終わりしばらくすると一二三着の決定が宣され、全賭け式の払戻金が流れる。カメラが追う次レースの選手紹介の映像の一角には数字が灯る確定板が被せられる。音と画はほどなく放送席に戻る。進行の女性があらためて一二三着の選手名と二車単と三連単の配当金を読む。そのあと(競輪くじの途中経過などがはさまることもあるが)たいがいは「それでは第何レースをふりかえります」となるのだけれども、ならない。かたくなにそうはしない。このかたくなさにはきっと制作側の意図があるのだろう。むろんいろんな作りがあって然るべきだから文句は言わない(言っている?)。わけのわからない横文字ばかりが行き交う便利な時代らしいから、競輪のVTRなど携帯電話で見たほうが利便なのかもしれない。だけど私は、出来たてほやほや――終わり立てほやほや――の競輪を座ったまま眼前のテレビ画面ですぐに見たい。
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