スタートを取らざるを得なかったことは松浦悠士にとって負の材料となった。もちろん守澤太志のブロック一発もかなり効いたことだろう。新田祐大-佐藤慎太郎の番手捲りから瞭かに遠い最終バックストレッチ、新田・松浦の二車単を買っていた私はあきらめ気味だが、それでも松浦に目を凝らしていた。
無残な死びとの報道をこと細かに説明するワイド・ショー、進行の男性は「――凄い」という形容詞を中途に挟んだ。好事も凶事も音楽も映画も「凄い」「凄い」の形容で済ますブラウン管に映る某氏が私はどうにも苦手である。
が、やっぱり松浦は凄い――。
守澤の三着を持っていたひとは悔しかろう。
一番人気の松浦三着を買ったひとは一倍うれしかろう。
――松浦はほんといい競輪するなぁ、と、私だけじゃない、どこかで誰かが、あのタイヤ差三着を肴に麦酒を呑んでいる。
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