皆さんは、千葉県千葉市中央区にある千葉競輪場を知っているだろうか。
1949年8月31日に開設されてから、来週木曜日で開設から68年を迎える。
しかしこの開設された年からのカウントは、今年で終わってしまうかもしれない。
千葉ホームの競輪選手と言えば、グランドスラマー滝澤正光現競輪学校校長・輪聖と言われた去年お亡くなりになった白鳥伸雄さん・現在千葉競輪の解説者である吉井秀仁氏・残念ながら現役の内に亡くなった悲劇の特別無冠の東出剛・現在も現役で活躍している鈴木誠・海老根恵太等が居る。
以前の千葉競輪は、特別競輪を結構の頻度に開催されてきた。
1977年に一回だけオールスター競輪が行われているが、この時優勝したのは福島谷津田陽一だった。
しかし千葉競輪の特別競輪と言えば、八回も開催された日本選手権競輪だろう。
最初に開催された1972年を優勝したのは、宮城河内剛だった。
春分の日決戦だった84年は、地元だった滝澤校長が見事に地元優勝をしている。
87年優勝した東京清嶋彰一は、500バンクの千葉で先行逃げ切り優勝を決めている。
96年には、福岡吉岡稔真がダービー二勝目を決めたのもこのバンクだった。
しかし2000年福島岡部芳幸が優勝してから、なぜか千葉競輪で特別競輪が行われる事は無くなった。
同県にある松戸競輪場が特別のメイン開催地になった事もあるが、これから千葉競輪はまさに輝きを失う事になる。
これでも存続する為には、いろいろやってみたりした。
発売する所を少なくしたり、一周回れるはずのスタンドを現在はホームスタンド以外を閉鎖している。
更に2013年からは日本写真判定に委託を行って、一応効果は出ていた。
しかし一昨年1月23日に千葉市から、今年度限りで廃止する事が発表された。
更に今年度と言っても、千葉競輪の最後の開催日はなんと今年12月17日。
そうなると、後四ヶ月足らずで千葉競輪は廃止されるかもしれない。
これでも去年六月日本写真判定は、屋内250周長バンクの板張り走路に改修して存続の意思を発表はした。
しかもこの建て替えは、全額負担する模様である。
更に先月には、千葉市が存続を検討するとかの話が出た。
ただし250バンクで競輪を行う為には、いろいろ変更しなければいけない部分もあるけれどな。
しかしこれだけの話でも自分は、まだ納得出来ない。
自分としては、来月5日～29日にあるらしい千葉市議会次第になると思っている。
ここで存続が決まれば、もう納得するだけどな。
それにしても、今の500バンクの千葉競輪を見れるのは現時点では10月14日からの記念も含めて後六節。
最初の画像にこの記念ポスターを載せているが、500BANK・LAST RUN・最後の戦いと書いてある。
多分どっちにしても500バンクの千葉記念は、今年が最後になる事が分かる。
去年佐賀荒井崇博の優勝を見ている自分も今年も行く予定なので、果たしてどうなることやら。
そして現時点最後の開催は、12月15日からのFI日刊スポーツ杯 東出剛メモリアルカップ。
Gamboo佐世保記念と被ってはいるけれど、注目度は間違えなくこっちが上だ。
しかもガールズ開催なので、より注目を集めるだろう。
この開催も最終日行く予定なので、この時はどうなっているのか。
しかしこんなにまだいろいろ分からない存続問題は、珍しいだよな。
千葉県ではご存知とは思うが、去年三月に船橋オートレース場が廃止になって現在跡地は更地になっている。
もし今年千葉も廃止されることになると、千葉でJKA関係なのは松戸だけになる。
これだけは、絶対に嫌だ。　
一応千葉競輪の関係者が良い方向に向かっているとは言ってはいるが、まだ信用出来ない。
更に現日本競輪選手会千葉支部長中村浩士は、存続に向けて全力で協力していきたいとコメントしているがまだ納得出来ない。
本当は、もう廃止するつもりで準備しているだろう。
どっちにしても解決するのは、来月の千葉市議会だろう。
とりあえず千葉競輪に三回現地参戦した自分は、もちろん存続を信じています。
ひとまず皆さん、千葉競輪の存続を信じてください。
果たして千葉競輪存続問題は、どんな結末を迎えるのか。
廃止なのか、それとも改修して存続なのか。