先日、五車立のきれいな二分戦を、どうせ一本棒だろうと疑いもせず車券を買っていたら、いきなり番手が競りになり、しかも頭突きが繰りかえされる烈しさで崩れた。
　五車の競輪でもああなのだから、竹内雄作の番手捲りなど当然疑わねばならない。が、第一感だったけど、いや待てよ、それよりなにより、私が三度の飯より好きな「おもいこみ」――浅井の一着失格により四着入線から三着に繰りあがった竹内の「幸運」――には抗えない。
　一見、別線の先頭の二人にも単騎の二人にもイン粘りありとも想像できるが、ギャンブルなど疑ったらきりがない。なぁに仮にやられたとしても、竹内が「膂力」でなんとかしてくれる。と、まぁ、いつもながらの雑な予想一席。
【富山記念競輪決勝】竹内雄作から誰を買うか。引っ張り役の藤井侑吾は真っ先に切るとして、残り七人の軽重はけっこう悩ましい。ふうむ……。現在の稲垣裕之が往時の稲垣裕之に非ずは百も承知だが、それでも、この面子で稲垣が凡戦はしまい、という信頼のもと、①③の二車単を買います。