ブログ

競ってる二人の二三着~高松記念競輪決勝

2022/12/05 19:36 閲覧数(328)
このブログを違反通報します
違反通報のフォーム画面へ移動します。
 昔、ちょっと面倒臭い先輩が居て、その人が好きな車券が先行屋から番手を競っている選手の二三着というやつだった。
 競り負けてこぼれた選手・もしくは内を後退する選手は「ガス欠」着外、というのが当時の競輪の「相場」だったから、先輩の車券は◎からにしては破壊力があった。が、出現率は低かったと思う。
 最近の競輪は競り自体が減っているから比較にはならないけど、競りの二人が二着三着で入ってくるレースが珍しくもなくなった。それは、番手が駄目なら三番手でもいいやという半端な「番手戦」であったり、地域筋を主張して自力-自力で並んだはいいが、本職のマーク屋にジカでこられ、筋目の選手の方から一回はずしてイン粘りの形を作ろうとしたりとか、選手の考えの変化や競走の形態の変遷に因るものなのかもしれない。ま、それも含んでの今の競輪なのだから仕方ないが、単純な二角先行の競輪から覚えた人間には、むずかしく且つちょっと面倒臭い。
 まずは準決のお復習い。
 第十競走。画に描いたような近畿ワンツースリーだった。稲川翔はありったけの前残し。南修二も待って待ってほんの何メートルか踏んだだけ。それでもズブズブ(微差とはいえ)になっちゃう稲毛健太。
 第十一競走。カマシ失敗の佐々木悠葵を拾い迎えた吉澤純平だが、終始佐々木の「自由自在」に付きあわされた感じ。終向過ぎに内を行こうとすると寸前先に佐々木が内に、直線も遮二無二「揺れる」佐々木の競輪に順応するのは大変だったろう。結果ハコ三着の香川雄介は悔しくも優参にほっとした?
 第十二競走。眞杉匠の強烈カマシ。先行態勢から簗田一輝が飛び付こうとするが宿口陽一が凌いだ。眞杉との空いた車間を詰めた宿口には後ろを視認する余裕も? 両者のマッチレースは「タイヤ差」眞杉の先着だった。宿口よくがんばったと誉めたい競輪ではあるけど、「一番人気」が二度も三度も後ろを見ながら差せないのは見映えがわるいとも思う。
【高松記念競輪決勝】準決から導かれるのは「稲川翔-南修二から稲毛健太は切る」「佐々木悠葵より吉澤純平」「宿口陽一は眞杉匠に先着できない」の三点だった。しかし関東四人結束なのだから微修正が必要である。
 近畿の上げ下げはそのままだが、どうやったら稲川-南になるのだろう?
 関東に関しては「佐々木より吉澤」を「佐々木=吉澤」と変える。「宿口は眞杉に先着できない」は捨て置く観点かもしれないけど、拡大解釈を許してもらえば「眞杉のブン駆けで佐々木=吉澤だったとしても宿口は確定板にいない」となる。
 簗田一輝-香川雄介のイン粘りねえ……。簗田に限らず引けなきゃ飛び付くっていうのはありだろうけど、関東四人の「意志」に抗うほどの「決意」が別線にあるだろうか。稲毛が不発でも暴れん坊の稲川-南がガツンと佐々木-吉澤-宿口のところに降りてくる? それも面白いが、それを前提にしては車券は買えない、私は。
 二車単の④⑤と⑤④。三連単の④⑤②、④⑤⑨、⑤④②、⑤④⑨が結論です。
 
  • 読者になる

現在、コメントの投稿を受け付けていません。

TOPへ