昨日書き記した拙い予想を抄録する。
「……ラインの先頭を切る。次に、山本伸一がいつになくいいけど、やっぱり六番車は六番車。その後ろの稲川翔も買わない。で、小松崎大地に任せる佐藤慎太郎ははずせない、三番手の守澤太志もやけに目立っている。佐々木豪を使える清水裕友は必要、単騎だろうとなんだろうと郡司浩平も必要だ……」
とっちらかった文中に、買わないと切った選手四名、買おうと残した選手四名の名前を俺は挙げているが、ただ一人、瓜生崇智だけは消すも拾うもまったく触れていない。
その瓜生の優勝で今年の函館記念競輪は閉幕した。
佐々木が二周近くブン回す。清水は躊躇なく番手捲り。瓜生が楽に四分の一車身突き抜けた。
俺は心の中で「ははは」。笑っている場合じゃないのだけど、思わず笑い気味だ。
準決の瓜生を想い出す。守澤の外に追い上げたがはじかれ、その後ろの地元菊地圭尚にガツンとぶつかり三番手を奪取した(その荒武者ぶりに俺が買っていた井上昌己は付いていけなかった)。
そうか、あの闘いを競輪の女神は見ていらっしゃったのだ、おそらく、きっと。
十四点もの目を買いながらかすりもしなかった愚者がつぶやいた。
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