ブログ

武田豊樹のS級デビュー戦~2017競輪グランプリ

2017/12/27 20:29 閲覧数(739)
このブログを違反通報します
違反通報のフォーム画面へ移動します。
 武田豊樹がS級に上がって最初の競走は西武園競輪場で、俺は取材に行っていた。インタビューの初っ端、S級戦の意気込みを問うと、――もう負けても怒られないンでしょうかねえ? 言葉は正確ではないかもしれないが、そんな冗句を返した武田豊樹を憶えている。結果は1⑦1とほろ苦いS級デビューとなり、最終日の敗者戦は同県の大井崇と一緒の番組だった。お互いに呼び捨てだったかタメ口で、2人の年齢が同じだということを少し奇異に(73期と88期の差からくるものだろう)感じたことが頭の隅に残っている。逃げ切り-マークか捲り-マークか、先行屋と先行屋の線がしっかりワンツーでゴールしたのだが、俺は別線に分断される車券を買っていたはずだ、おそらく。
 俺がグランプリは武田を買うと吐けば嘲笑されるのが落ちだろう。もしかしたら地上波の中継がある大レースだけは競輪観戦をしている俺の母親にまで、武田はやめときなさいとたしなめられるだろうか。(この項つづく)

現在、コメントの投稿を受け付けていません。

TOPへ