皆様、おはようございます。

2/23(火・祝)、今日のオートレースは、浜松のSG・全日本選抜オートレース（昼間）が最終日を迎えます。また、川口（ナイトレース）４日間開催が２日目を迎えます。

という事で、今日は浜松の方から優勝戦の前予想で、皆様のご機嫌を伺います。

遠州・浜松地方は今日も終日晴天予報で、５日間通しての良走路となりそうです。

なお、優勝戦は準決勝１着グループからの枠番選択。１番権利の鈴木圭が１枠を選択、そこから青山周、荒尾聡、伊藤信までが枠番通り。その後、５番権利の佐々木啓が６枠を選択したのみで、あとは内から埋まる形となりました。

優勝戦前予想コラムは、１車１車の短評形式で。また、SGですので４日間の成績付となります。


※選手名以下は、初日～準決勝の４日間の成績。
　[走路状態] 着順（ハンデｍ・枠順）試走タイム／本走タイム、ST（スタートタイミング）


①鈴木　圭一郎　（浜松）　ハンデ　０

初日[良] １着（10ｍ８枠）3.24／3.344、ST=15
２日[良] １着（10ｍ８枠）3.25／3.354、ST=13
３日[良] １着（０ｍ３枠）3.25／3.335、ST=06
準決[良] １着（０ｍ５枠）3.27／3.368、ST=15

大会５連覇がかかる今節も機力は節イチで、業界双璧を担う青山周と共に１着を４本並べましたが、優先順位の関係で枠番選択は１番権利。数年前の彼であれば、中枠、あるいは外枠からのスタート一閃を狙って、最内以外の枠を選択したでしょうが、１番権利での１枠選択。「スタートさえ自信を持って行ければ、誰よりも最短距離で１コーナーに突っ込める」１枠を選べた事は、大きな追い風となるでしょう。客観的に見て、１コーナーを先頭で回った時、勝利はほぼ確実と言えます。ただ、熾烈を極める先行争い、それにもし敗れる事があれば、もしかしたら着外まであるかもしれません。車券的には、狙うなら「アタマか着外」という感じなのかな、と考えています。


②青山　周平　（伊勢崎）　ハンデ　０

初日[良] １着（10ｍ８枠）3.28／3.360、ST=17
２日[良] １着（10ｍ８枠）3.27／3.367、ST=09
３日[良] １着（０ｍ２枠）3.28／3.365、ST=08
準決[良] １着（０ｍ４枠）3.28／3.363、ST=10

当面のライバル・鈴木圭が大会５連覇を狙うなら、こちらは唯一取れていないSG、グランドスラムが懸かる一戦となります。
選択順の関係から内枠を譲る形となり、もしスタートも枠番通り、という事になった場合は、現状の機力比較では鈴木圭を捕らえて逆転というところまでには無いのかな、というのが正直なところです。ただ、逆にスタートで外から先手を取って封じ込める事ができれば、一気に形勢逆転可能とも考えています。昨年末のSS王座戦を振り返るまでもなく、とにかく10周戦でも、一度先手を取れば誰にもその位置を譲らない、押さえ込みの走りができる車です。やはり勝利の最大の条件はトップスタート。この枠順で少し厳しくはなりましたが、決して不可能では無いと考えています。


③荒尾　聡　（飯塚）　ハンデ　０

初日[良] １着（10ｍ８枠）3.31／3.386、ST=15
２日[良] ２着（10ｍ８枠）3.32／3.405、ST=19
３日[良] ２着（０ｍ４枠）3.31／3.387、ST=13
準決[風] １着（０ｍ８枠）3.29／3.354、ST=12

準決勝は「これぞ荒尾聡」という強烈な大外カマシスタートが決まり、マイペースの逃げでゴールまで押し切りました。ただ、やはり「あのスタートは外枠であってこそ」というのが正直な印象で、内寄りの枠では安定感こそあるものの、強烈なスタート一発という程には無いのかな、と思っています。それでも相手関係が一枚劣るのであれば別ですが、鈴木圭・青山周が内に控えている以上、その上を行くというのは、過去の実績を踏まえても少し考えにくいところです。そうなると、内に潜り込んでどこまで粘れるかの狙い目となるのかな、と思います。タイム的にも準決勝こそ好タイムでしたが、あくまで「マイペースの逃げ」であった事を考えると、混戦に揉まれた場合にこのタイムを期待するのはやや厳しそうです。


④伊藤　信夫　（浜松）　ハンデ　０

初日[良] １着（10ｍ８枠）3.31／3.408、ST=17
２日[良] ２着（10ｍ８枠）3.29／3.412、ST=16
３日[良] ２着（０ｍ３枠）3.33／3.381、ST=10
準決[良] １着（０ｍ３枠）3.30／3.368、ST=16

元祖スピードスターが地元SGで優出を果たしました。昨年のSGグランプリ制覇以降、その安定感はかつてのレベルに戻ってきている印象です。ただポイントはやはりスタート争いで、先に行けるかどうか・・・特にすぐ外枠にスタートが切れている車が居り、更に攻めたスタートが必要になってくる点が気になります。たまに強烈なスタートを決めてくるだけに難しいところですが、紙一重の比較ながら、印象としては展開がやや厳しくなるのでは・・・と考えています。


⑤木村　武之　（浜松）　ハンデ　０

初日[良] ２着（10ｍ８枠）3.33／3.405、ST=09
２日[良] ３着（10ｍ８枠）3.29／3.376、ST=11
３日[良] １着（０ｍ３枠）3.29／3.387、ST=05
準決[良] ２着（０ｍ７枠）3.28／3.366、ST=06

近況はスタートのキレも安定して高く、６番権利ながら１つでも内の枠を取れた事は非常に大きいと考えています。出たとこ勝負で不安も無いわけではないですが、３日目以降は攻めたスタートで好位置を取れているように、序盤から展開は向きそうです。ただ、内枠勢にペースを握られてしまうとそれを追っての逆転までは厳しく、混戦になった場合の一発穴で狙ってみたい１車です。


⑥佐々木　啓　（山陽）　ハンデ　０

初日[良] ２着（10ｍ８枠）3.26／3.370、ST=09
２日[良] ２着（10ｍ８枠）3.31／3.370、ST=13
３日[良] １着（10ｍ７枠）3.28／3.412、ST=14
準決[良] ２着（０ｍ５枠）3.29／3.368、ST=06

スタートに関しては、どちらかと言えばそこまで早くないイメージがある車ですが、準決勝のスタートは目を見張るものがありました。タイミング・出足・チェンジ後の伸びと、「スタート」を構成する全ての要素が巧く噛み合い、好展開に繋がりました。
そして、気になるのが枠番選択、内から順番に埋まった中で唯一「１つ外の枠」を選択しました。これはやはり、次の選択順であった木村武のスタートを警戒してのものと推測できます。木村武を内に入れる事で、外から被されるのではなく、外から乗って行ける形に持ち込む事を意図しているものと見ています。機力は高位安定、であればこそ、そのスタートで好位置を取れる形になれば、あくまで連下の位置づけながら、十分勝負になる存在となりそうです。


⑦中村　雅人　（川口）　ハンデ　０

初日[良] １着（10ｍ８枠）3.30／3.389、ST=10
２日[良] ５着（10ｍ８枠）3.29／3.405、ST=08
３日[良] １着（０ｍ３枠）3.29／3.384、ST=09
準決[良] ２着（０ｍ２枠）3.31／3.371、ST=03

連日スタートもバッチリ決まっており、主導権を握れています。今日もそのスタート一発が出れば、というところですが、ここ２走はいずれも内寄りの枠。この枠番となると、紙一重の熾烈なスタート争いの中でどこまで切っていけるかどうか、やや不安の方が大きそうです。機力比較では今のところ内枠勢に対して大きなアドバンテージも無く、まずは試走タイムに注目したいところです。


⑧若井　友和　（川口）　ハンデ　０

初日[良] ２着（10ｍ７枠）3.29／3.370、ST=13
２日[良] ５着（10ｍ７枠）3.32／3.418、ST=16
３日[良] ３着（０ｍ８枠）3.29／3.374、ST=11
準決[風] ２着（０ｍ１枠）3.31／3.373、ST=02

川口のファイターが渾身の走りで優出をもぎ取りました。ただ、やはりこの大外枠は厳しいか、位置を取るにも苦労するのでは、というのが正直なところです。



以上を踏まえて、前予想の目は以下の通りです。

[2021.02.23]　浜松
SG全日本選抜オートレース・最終日
【12Ｒ】優勝戦　　5100m（10周）
良
◎①鈴木圭（浜）０　[1]
○②青山周（伊）０　[2]
△③荒尾聡（飯）０　[3]
　④伊藤信（浜）０　[4]
▲⑤木村武（浜）０　[6]
注⑥佐々啓（山）０　[5]
　⑦中村雅（川）０　[7]
　⑧若井友（川）０　[8]

（ハンデｍの後ろの番号は枠番選択順）

＜良走路＞
本線（３単）：１－２５－２３５６
押え（３単）：２＝５－３６

※本来はあまりやらない買い目の組み立てですが、本命の①鈴木圭については予想本文で述べた通り「アタマか着外か」という形にしています。


以上です。
本日も、少しでも車券のお役に立てれば・・・と思います。