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七車漬け

2024/11/29 15:27 閲覧数(163)
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 おれが現場まわりの頃は後楽園が十二車だてだったから(レース)通過をとるのが大変だった、そんなNさんのちょっと自慢げな話を聞かされてから軽く四半世紀、いや三十五年以上たった。
 さて、今から先、かつて(男子の)競輪は九車だったのだという会話がなされるのもそう遠くないだろう。などと記せば目くじらを立てるひともおられることだろうから、一歩引いて述べれば、七車か九車どちらかに収斂されると思う。むろん競輪は公営ギャンブルで興行でもあるのだから、弱い(下層)の選手のレースの車立と強い(上層)のそれとを差別(区別)化するのは「あり」だと思う。
 しかしそれでは競輪のスポーツ性は薄れる。
 我が少年時代の三角ベースはべつにして、子供の野球も大人の草野球もプロ野球も九人対九人だから野球なのだと思う。という私見を競輪に引き寄せて言えば、競輪は九車で走る競技、もしくは七車で走る競技、どちらかに統一したほうがすっきりする。私の好みが九車であることはかわらないけど、そろそろ「混在」には正直飽いてきた。しょぼくれた固陋がぼやいてらあ。そんな態で読み飛ばしてもらえれば幸甚です。
 九車にはまだ慣れていないとS級に昇りたての選手がとまどいを口にする。
 九車の競輪が好きだけど、毎日車券を買うならどうしたって七車が過半になる。七車ばかり買っているとたまの九車はむずかしくて当たらない。と、七車でもはずれてばかりの私が言う。七車に慣れて(慣らされて)しまった、七車漬けのからだになりつつある愚者が言う。

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