昨日の12月24日の記者会見にて神山雄一郎(栃木:61期)選手が引退する事を発表した。88年デビューから史上最多のG1優勝16回、現役最多の通算909勝。G1グランドスラム(全冠制覇)、生涯獲得賞金歴代トップの29億円。など、数々の金字塔を打ち立てた希代のレーサー。
私が競輪を覚えたのも考えてみればこの神山選手がデビューした年とほぼ同じ。まさに希代のスーパースターレーサーと言えると思う。結局はグランプリだけは取れなかったが・・・・。但し、私の最も記憶に残る神山選手のレースは1999年に立川で行われたグランプリである。先行でタイトルを獲得した太田真一の番手で周回中、太田の後ろを主張して神山に競りかけてきたオグリュウを競り落として最終ホームで踏み込んできた吉岡を、競次いで、2角でまくってきた金古を止めたレースだ。神山自身は入線後に小倉を落車させたため失格したレース。番手の仕事を見せたレースは今までの神山にはなかった新境地だという事で凄く記憶に残っている。
神山選手の偉業は一番上の金字塔の数々で分かっていますが、それでも彼が一番凄いと感じているのは「先行」「捲り」「追い込み」この各々でタイトルを獲れた事に尽きると思う。一般に競輪選手はある程度戦法にこだわりを持っている者、そして力が落ちてきたので戦法変更をせざるを得なかった者。色々といるとは思うけど、彼はあらゆるカテゴリーでその都度頂点を極めた訳だ。スーパースターでありながらステージ毎に対応していくインテリジェンスと努力。正に「競輪の申し子」だと思っている。
引退の記者会見では「何も決めていないが、家族との時間を過ごしながらちょっとゆっくりして、自分のキャリアが後輩のためになるなら、そういうこともしたいなとは思う。ただ、今はひと休み。そういう時が来たら、またご報告させていただければ」と仰っているようですが、残念ながら(笑)彼ほどの経歴の持ち主で、しかもインタビューなどで時折出てくる頭脳明晰の面。間違いなく次のステージがないといけない、いや。そんなもの引く手あまたであろう。また解説になるかどうかなどは分かりませんが、競輪の発展に尽くす事でしょう。
「お疲れ様でした」という言葉は基本的には使わないシーンだと思うので「ありがとうございました。また次のステージでお目にかかりたいです」と言っておきます。
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ありがとう神山選手
2024/12/25 12:49 閲覧数(43)コメント(0)
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