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「全プロ記念競輪in富山」優勝戦ではなくSPR賞

2023/05/27 22:02 閲覧数(349)
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 参加選手全員の勝ち上がりではないから「優勝戦」ではなく、「スーパープロピストレーサー賞」が正しい。一着賞金は二百七十五万円。
 初日の優秀三個レースをお復習い。
 第十競走。一着の浅井康太=叩けず浮いた山口拳矢の外から乗り換え一気――いつになくスピードの切り替えが秀逸だった。二着の東口善朋=三谷竜生を捨てての捲り二着だから、それなりに価値はある。三着の新田祐大=赤板前に押さえ、すぐに押さえ返され、後方からまたすぐに仕掛けて出切った。この動きを快調と見るか、前団のもがき合いに助けられたと見るかは微妙だが、時計的に平凡である。
 第十一競走。一着の古性優作=別線が「がちゃがちゃ」やり合う中一人さら脚だから、ま、勝っちゃうでしょう。二着の松浦悠士=短走路の走り方を知っている。上手い。富山はもとから得意バンクでもある。三着の稲川翔=古性とは過去にワンツーもあるけど、一息流れ込めない一着三着とか一着四着の印象が濃かった。案の定今日も似たようなレースになった。
 第十二競走。一着の脇本雄太=九秒〇の捲りはただただ強い。二着の山田久徳=一車身二分の一でもよくぞ付いていった。一番人気にも応えた。満点だ(筆者は離れる車券を買っていた。ごめんなさい)。三着の新山響平=二着に七車身差の三着だし喜べまい。脇本に完敗の図であった。
【全プロ記念競輪SPR賞】てっきり近畿五人で並ぶのかと思いなし書き始めた。〈北両者に松浦も浅井も乗る。近畿は五番手から。それでも脇本は構えて捲りだろうか。おれが脇本だったら……なんて馬鹿なことは言わないが……〉――近畿別線を知った時点で当たる気がしなくなった私だ。
 脇本雄太には山田久徳が再びのマーク。山田が脇本を差したのはどこだったっけ? 調べたら去年の小倉の競輪祭の一次予選二走目だった。VTRを確認した。赤板から突っ張った脇本を二分の一車輪山田が抜いている。道中で別線を止める仕事をしながらも山田が抜いている。それにすがろう。今の競輪界における脇本の圧倒的な存在感に――昨日の山田が流れ込み精一杯だった事実にも――目をつぶり、過去にすがる。
 そんな愚者の買う目は⑥①の二車単です。
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