十年ぐらい前か、もっと前か。当欄に、年末の大一番、競輪グランプリで出た目は、翌年の大レースで気にされなければいけない。そんな珍妙なる見立てを載せたことがある。その後どうなったか。気にし続けた、途中で飽きた、まるで覚えていない。良い思いをしたという記憶もない。
六月末日の取手記念は地元吉田拓矢の優勝で、一、三、二の目だった。一日空いて今日始まった小松島記念、初日の特選を制したのは地元の犬伏湧也で、出目は二、一、三だった。関係ないけれど、昨日の戸田競艇の決勝をひとつ覚えの一、二、三で買ったら、四番の新人のひと捲りだった。話が散らかり申し訳ない。兄さんは何を言いたいのだと訊かれても、別に言いたい事などない。ただひとつ自分への戒めとして呟いている。初日から出目など気にしちゃいかん。慎むべし。明日は明日の出目が出る、ただそれだけのこと――。
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