こういう仕事をしていながら言うのも何だが、ＧⅡ格付けの「共同通信社杯」とは特別競輪なのか、そうではないのか――たとえば準特別競輪と区別するべきなのか――時折迷うけど、ま、悩むことでもないかとほったらかしてしまう。面倒なので大レースと表したりもするが、それもおかしいと言えばおかしい。おそらく大レースという言葉に馴染んでいるというか、阿佐田哲也の小説によく「大レース」と使われている（むろん執筆時にはＧⅡなどなかったけど）影響かもしれない。ああ、米国のメジャー・リーグをかたくなに大リーグと呼ぶ年嵩も私のまわりにはいる。話は散らかるが、サッカーじゃないフットボールだと、これ又かたくなのＨさんは元気にしているだろうか。
　まるきり面白味のない駄文の出だしはただただ、決勝の番組を前にした筆者の自信のなさのあらわれである。
　〽逢えば別れがこんなにつらい、逢わなきゃ夜がやるせない、どうすりゃいいのさ思案橋、は青江三奈の『長崎ブルース』の一節だ。そら、また、散らかった。
　買えば外れがこんなにつらい、買わなきゃ明日がやるせない。
【共同通信社杯決勝】中四国の並びも南関の並びも、買うなら番手、清水裕友であり、深谷知広からだと思う。
　新山響平と嘉永泰斗、どちらの単騎に魅力を感ずるかと問われれば即答「嘉永！」だろう、準決は九番手から事もなげに捲った。
　準決の三谷竜生の八番手捲りも凄まじかったけど、こちらの方は必死の形相（と言っても顔が見えたわけではありません）、もう「ガソリン」空穴の心配（余計な心配）を抱いてしまう。
　単騎の嘉永を買うということは、嘉永が上手くやる画なのだから、同じく単騎の新山は思い通りに走れない？　だから買わない。嘉永の相手は前述の深谷もしくは清水となる。
　三連単の⑤②③と⑤③②、二車単の⑤②と⑤③を買います。