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飯塚・SGオールスター優勝戦展望~滑る熱走路10周戦、2分50秒先の栄光への「滑走路」~

2016/05/01 8:44 閲覧数(883)
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皆様、おはようございます。

飯塚オートで開催中のSG・オールスターオートレース、皐月の幕開けを告げる今日がいよいよ最終日。
最終12Rには、選ばれし精鋭8名による、10周回5100mの優勝戦が行われます。

0mオープンとなって行われた昨日の準決勝戦。
昨日のコラムでも示しました「例えオッズが下がろうが、SG優出常連組を中心に、太く勝負すべし」という鉄則に基づく結果に、概ねはなりましたが・・・完全にそういう流れにはなりませんでした。落とし穴が待っていました。しかも、よりによって地元エース格の選手達に・・・。
11R、荒尾聡。そして最終12R、地元優出の牙城を守るべく期待を一身に背負った浦田信・・・この2人が、共にフライングにより、優出権利を失いました。特に浦田信は2回目のスタートも抜群のキレ、そして圧倒的な1番時計(3.417)での快勝であっただけに、何とも悔やまれるフライング失権となりました。
この結果、地元飯塚からの優出が叶わず・・・更に言えば山陽からの優出もゼロ。
今回の優勝戦は、4名優出の川口VS各2名優出の伊勢崎、浜松の3地区対抗戦の様相となりました。

ここでポイントになるのが、川口からの4名優出のうち2名は生え抜きの川口勢であるという事。
6場の時代には、SG戦において優出ゼロという事もしばしば見られた川口勢。私のTwitterのフォロワーさんが呟かれておりましたが、船橋からの移籍が、生え抜きの川口勢への刺激にもなっているのではないか・・・という事、これは確かに言えるかもしれません。

そして、昨日の準決勝全てに言える事が、走路温度の上昇による「滑る熱走路」への対応です。
業界主力の選手達でも上がりタイム3.43秒前後が一杯と言う、熱く滑る走路、タイヤへの負担、これが示す結果はとにかく「スタート先行優位」。
概ね、序盤で先行グループに入っていた選手達によって決着していました。ただ1人、金子大だけは後方からの追込みを決め、最後には中村雅をも捌いて1着ゴール。このインパクトは強烈なものでした。

という事で今日は、この準決勝の結果を踏まえつつ、優勝戦をじっくり展望していきたいと思います。

この優勝戦は、準決勝1着グループの予選順位→2着グループの予選順位による「枠番選択」。
これに従い選択順1位となった高橋貢が1枠を選択し、以降内枠から埋まって行きましたが、選択順6位の森且行が、(6枠から外が空いている状況で)大外8枠を選択。これにより、7位の永井大、8位の若井友は、選択順から1つずつ内へ入る形となりました。

この点も踏まえつつ、優勝戦前予想コラムは・・・最近少しご無沙汰でしたが、今日は1車1車の短評形式で。
今年からSG優勝戦のコラムは、今節のこれまでの成績も振り返るような形としております。
今日も終日晴天の現地飯塚、走路想定は、昨日と同レベル(40度前後)の良走路です。


①高橋 貢 (伊勢崎) ハンデ 0

 初日(湿):1着(10m・7枠)試走=3.43、本走=3.678、ST=11
 2日(湿):2着(20m・8枠)試走=3.65、本走=3.692、ST=19
 3日(良):3着(10m・8枠)試走=3.31、本走=3.415、ST=14
 準決(良):1着(0m・5枠)試走=3.34、本走=3.429、ST=10

準決勝では3番手追走から加賀谷を逆転、そして最終周回では森且行を捌き1着で優出を決めました。
そして選択したのは1枠。これは私も想定の範囲内でした。これまでも、走路温度が上がり滑りやすい走路状態が想定される優勝戦の枠番選択は、概ね1枠から順に埋まっていく傾向にあったためです。これはもちろん、最内枠からトップスタートを決めれば、その後の展開を有利に進められる事を意味しています。問題は・・・本当にトップスタートを切っていけるかどうか。特に、近況は抜群のスタート速攻力が戻っている青山周がすぐ外に控えており、これに対抗し得るかどうか、正直疑問ではあります。また、青山周が先行するという事は、ペースが上がるという事も同時に意味しています。近況は、周りのペースが上がってしまうとそれに対応しきれない事もしばしばあるという印象、マークしてどこまで粘れるか、というところかなと見ています。


②青山 周平 (伊勢崎) ハンデ 0

 初日(湿):1着(10m・8枠)試走=3.52、本走=3.531、ST=11
 2日(湿):4着(10m・8枠)試走=3.59、本走=3.682、ST=11
 3日(良):1着(10m・8枠)試走=3.32、本走=3.421、ST=11
 準決(良):1着(0m・4枠)試走=3.34、本走=3.432、ST=06

良走路に変わってからの準々決勝、準決勝を連勝で制しました。それぞれスタート速攻を決めてのもの。やはり近況は、一時期少し影を潜めていた抜群の速攻力が戻ってきており、その充実ぶりは半端ではありません。昨年末のスーパースターで悲願のSG初制覇、そこからの勢いは当コラムでも追ってきた通りです。その青山周が、この飯塚の10周回の3コーナーで置いて来てしまったもの、それがSG2度目のタイトルです。2ヶ月半前の当地飯塚SG全日本選抜、中村雅の猛追をあと一歩凌げずの準V。今回もまずはトップスタートを決めてペースを上げ、今度こそは最終3コーナーまでコースを守り、押し切っていく事になるでしょう。現時点でのV最有力は、この選手と見ています。


③金子 大輔 (浜松) ハンデ 0

 初日(湿):4着(10m・4枠)試走=3.43、本走=3.711、ST=09
 2日(湿):1着(10m・8枠)試走=3.62、本走=3.662、ST=17
 3日(良):5着(10m・8枠)試走=3.32、本走=3.450、ST=06
 準決(良):1着(0m・7枠)試走=3.33、本走=3.437、ST=12

スタート空回りで大きく遅れ、万事休すと思われた準決勝。序盤はカメラにさえ入らなかったそのオレンジの勝負服は、中盤になると少しずつフレームインするようになり、そして終盤、先行する中村雅を1対1でキッチリ捌いてこれを制し、見事「7車抜き」達成での1着優出となりました。同じ展開で7車抜きを決めて優勝した昨年の全日本選抜を見ているようでした。
このインパクト自体は強烈なものでしたが、やはり今日もポイントはスタートになりそうです。ごくたまに目の覚めるようなスタートを決めてくる事があるのですが、特にイメージがあるのは同じ浜松所属の木村武とのスタート争い、概ね木村武が先行しています。
怖いのはそこから追い込んで来る可能性が否定できない事ではあるのですが、今日は木村武に外から被せられると、中村雅や永井大も控えており、これらに先行を許す可能性もまた生じます。そうなると、さすがに(ちょっと普段よりメンバーが軽い印象のあった)準決勝とは相手が違いすぎるだけに、追込み切れずの場面もありそうです。


④木村 武之 (浜松) ハンデ 0

 初日(湿):2着(20m・8枠)試走=3.74、本走=3.747、ST=17
 2日(湿):2着(10m・8枠)試走=3.68、本走=3.720、ST=13
 3日(良):2着(10m・7枠)試走=3.33、本走=3.457、ST=09
 準決(良):2着(0m・7枠)試走=3.34、本走=3.434、ST=10

勝ち切る競走が出来ていない点に不安要素はありますが、スタートが決まっている事と、準決勝で見せた得意の「誰も抜かせない」イン締めを武器に、車券圏内には十分欲しい1車と考えています。
金子大の項でも触れましたが、概ねスタートは先行している印象です。但し、トップスタートまで行けるかどうかという点ではやや疑問で、少なくとも内から青山周には先行されるのではないかと考えています。そうなると、例えば2番手から前を追いつつも、青山周のペースが上がって追い付けないと見たら、即座にタイヤを労わりつつ、その位置をキープする競走に切り替えてくると思います。今や、インを締めて後続を押さえるレースぶりは、この主力級クラスでは木村武が断然上位という印象です。その意味で、今回に関してはあくまで2・3着の狙いとして、欲しいところかなと見ています。


⑤中村 雅人 (川口) ハンデ 0

 初日(湿):5着(10m・8枠)試走=3.43、本走=3.711、ST=15
 2日(湿):2着(10m・8枠)試走=3.68、本走=3.707、ST=18
 3日(良):2着(10m・8枠)試走=3.32、本走=3.415、ST=21
 準決(良):2着(0m・5枠)試走=3.34、本走=3.439、ST=06

スタートをキッチリと決め、序盤で先頭に立ち、そのまま押し切るかと思われた昨日の準決勝。金子大の追撃に遭い、2着での優出となりました。そしてレース後、CS中継で流された優出インタビュー、明日に向けてタイヤは?の問いに、「これ以上のタイヤは無いので、このタイヤで行くと思います」、これがどうにも引っ掛かっています。準決勝のタイヤでは心許ないのは、先行して押し切れなかった結果が如実に示しています。おそらく本当にタイヤは無いのかもしれないですが、このまま何もしないとは思えません・・・今回は師匠(栗原勝)も一緒ですし、西原智など同期も居るわけで、いろいろ手を回すのではないかとは思っています。ただ、これに関しては(タイヤ番号の発表が無くなった事で)外野にとっては推測の域を越えられず、今の段階では何とも言えないのですが・・・とは言え、これも何度か当コラムで申し上げているのですが、「10周回なら10周回のレースをトータルで計算できる」レース巧者ぶりというのは今や業界随一ではないかと考えており、基本的にSG優勝戦では印を外せない1車と考えています。もちろんやや問題なのはスタートですが、これも近況は切れている方で、昨日も同じ5枠から好位置をキープしていますし、先のSG全日本選抜でもやはり同じ5枠から先行グループに取り付き、最終的に10周回3コーナーで青山周の逃げを仕留めています。逆転含みではやはりこの選手に注目せざるを得ません。


⑥永井 大介 (川口) ハンデ 0

 初日(湿):7着(10m・5枠)試走=3.48、本走=3.740、ST=06
 2日(湿):2着(10m・8枠)試走=3.65、本走=3.682、ST=05
 3日(良):4着(10m・8枠)試走=3.33、本走=3.453、ST=07
 準決(良):2着(0m・1枠)試走=3.33、本走=3.432、ST=10

先のSG全日本選抜では欠場の憂き目に遭い、是が非でも獲りたいSG戦という事にはなりますが、ここまでの動き、今回に関しては決して良いとは言えません。機力そのものもそうですが、特に気になるのがスタートです。ただ、昨日は最内枠、これが切りにくい位置であったとするならば、0mオープンの6枠であればまだ勝負圏かもしれません。とは言え、少なくとも2枠の青山周に対してこの位置からそれを押さえ込めるようなスタートを決めてくるとはちょっと思えません。今回に関しては、スタート比較、機力比較、どれを取っても青山周には若干後塵を拝している印象ですので、走路温度も状況も全く異なるプレミアムカップのようにはいかないのではないかな・・・と考えています。スタートを決めきれないと、特に今回の走路、基本的に追いは利かないと見ています。この実力伯仲の相手関係なら尚更・・・というところでしょうか。


⑦若井 友和 (川口) ハンデ 0

 初日(湿):3着(20m・8枠)試走=3.67、本走=3.756、ST=17
 2日(湿):3着(10m・7枠)試走=3.63、本走=3.704、ST=10
 3日(良):1着(10m・7枠)試走=3.33、本走=3.437、ST=09
 準決(良):3着(0m・2枠)試走=3.36、本走=3.437、ST=12

準決勝は3着でしたが、1着の浦田信がフライングで既に失権していたため、繰り上がりの優出となりました。
その準決勝では2枠の位置から好スタートを決めて粘ってのもの。この優勝戦でも、勿論スタート一気に飛び出せれば・・・というところですが、走路温度が上がり滑りが出てくるとどうしても内枠の方が有利になる傾向にはあるかと思っています。好位置に付けられはするものの、そこから車券圏内に押し上げて来れるかどうか、やや疑問という印象です。


⑧森 且行 (川口) ハンデ 0

 初日(湿):3着(10m・3枠)試走=3.50、本走=3.698、ST=11
 2日(湿):2着(10m・7枠)試走=3.63、本走=3.711、ST=09
 3日(良):6着(10m・7枠)試走=3.34、本走=3.450、ST=06
 準決(良):2着(0m・2枠)試走=3.36、本走=3.432、ST=07

業界の広告塔が、08年グランプリ以来、実に7年半ぶりとなるSG優出。この話題はヤホーニュース((c)ナイツ)にも取り上げられ、各方面に広がっています。そして、芸能界からの転身以来20年、初のSG制覇に向けての期待は高まる一方・・・という状況でしょう。勿論、SG制覇は業界頂点の証、これが達成された暁には、明日(月曜)朝のTVでは、ちょっと太めの蝶ネクタイのベテランアナウンサーが、「そうなんですがー」((c)山本高広)と、独特の鼻濁音で紹介してくれるかもしれません。それくらいの経済的な波及効果を持つ事象である事は否めません。
・・・それを承知で敢えて申し上げておきたいのが・・・さすがに今回は現実的に厳しいのではないか、という事です。優勝だけではなく、そもそも車券に絡む事自体も厳しいのではないか、というのが私の結論となります。
とりあえず、枠番選択で6枠がまだ空いている状況で敢えて8枠を選択した事自体は・・・おそらく、カマシスタートを武器とする永井大よりも内に入る事を嫌った(スタートで包まれるリスクを考慮)と考えれば頷けます。更に言えば永井大だけでなく若井友もスタート力を持っているだけに、これも気にした結果かもしれません。いずれも同期ですので、この辺りは何か気にするポイントがあったのでは、と見ています。
また、準決勝のレースぶり(特にスタート)は見事なものでした。「ムラサメ」に乗り換わってから、明らかにスタートのキレが増している感は否めず、言われてみれば昨日の2枠、トップスタートを決める余地は十分あったのですから、昨日印を回しきれなかった点は私も反省の一言であります。
ただ・・・、それだけ理想的な展開で8周回の序盤から中盤までアドバンテージを築いて逃げていた中、終盤一気に後続との差が詰まり、高橋貢に捌かれた後、あわや加賀谷にまで逆転されそうな位置まで下がっていた事、これが全てを物語っています。あくまでこれはバイクに関しては完全に素人の私なりの見解ですが・・・、走法的にタイヤの使い方(いたわり方)に関して、主力勢と少し差があるのではないか、という事。8周回でこの展開ですから、更に2周回増えて10周戦となる今日は更にタイヤに厳しくなるのではないかと考えています。それに輪をかけるのが、この大外枠。SG優勝戦の大外枠からスタートを決めるのは並大抵の事ではありません。多少内の車に乗って行く事は出来ると思いますが、そもそも内枠勢のスタート巧者が黙っているはずが無く、おそらくはこれを捲りで攻めて大きく開けてくる事になるでしょうから、その時点で既にタイヤへの負担が高まるはずです。
勿論、出走する以上、勝つ確率がゼロとは言いません。何があるか分からないのがレースですから、絶対は有り得ません。ただ、前予想の大前提「全車が無事故完走でベストを尽くした状態」において導き出される予想は、あくまで上記の通りと考えます。


以上を踏まえて、前予想の目は以下の通りです。

[2016.05.01] 飯塚
SGオールスター・最終日
【12R】優勝戦  5100m(10周)

△①高橋貢(伊)0
◎②青山周(伊)0
 ③金子大(浜)0
▲④木村武(浜)0
○⑤中村雅(川)0
注⑥永井大(川)0
 ⑦若井友(川)0
 ⑧森且行(川)0

想定の展開は②青山周のトップスタート、これに④木村武、⑤中村雅が続き、最内枠から①高橋貢がどこまで持ち堪えられるか、というところか。これに⑥永井大がどこまで渾身のスタートを決めるか、これによる展開の紛れも一考は必要。
いずれにしても、②青山周がトップスタートであればまずペースは上がり、追随する④木村武のペースでは逆転は厳しく、位置をキープするために後ろを押さえる競走に変わると、追走勢には苦しくなる。⑤中村雅は早めにこれを突破したいところで、②青山周を早めに追走する展開に持ち込めれば、先のSG全日本選抜の再現まで。但し、本文でも示した通り、不安はその時より今日の方が大きく、タイム比較では①高橋貢も勝負圏には入ってきそう。

<良走路>
本線(3単):2-45-1456
押え(2単):5-24、2-1


さて、5日間の激闘のクライマックス。どんなレースになるのでしょうか。

本日も、少しでも車券のお役に立てれば・・・と思います。

コメント(2)

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morikatsu

ワタクシは②→⑥→④としました。
森選手のSG優出がこんなに久方ぶりとは思っていませんでしたが、準優で自ら失敗する選手なんですね。
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Kazz

>morikatsuさん

コメントありがとうございますm(_ _)m
青山周は試走からスタートから全て抜群でしたね。金子大は、スタート確かに遅れたものの、木村武が空けた内をスーッと入っていたのが大きかったですね。。。
確かに森くんはこれまでも優出のチャンス自体は結構あったものの、だいたい4着ぐらいだったんですよね(^^;今回の準決勝は、とにかくトップスタート決めたのが大きかったですね。
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