日刊スポーツの報道によると、2014年度の競輪売り上げは6158億8102万9300円、前年度比101.6％、23年ぶり前年度比上回ったそうです。
この原動力はほぼミッドナイト開催に求めてよさそうです。
年度前半は自粛で明らかにグレードレースの売り上げを落とし、後半の盛り返しでカバーしたにせよ、前年度比プラスにはミッドナイト開催なくしては達成できなかったと見ています。

2014年度のオートレース売り上げは668億1833万5100円、前年度比97.2％、約19.3億円マイナスでした。
ラ・ピスタ新橋、オートレース横浜が通年稼働してこれですから、もしこれらの場外発売所がなければ、もっと数字を落としていたでしょう。
発売規模の拡大は限られている以上、諸悪の根源とすら言われる払戻率70％の改革は必須で、ＳＧ、特別Ｇ１での２連単80％の成果次第では、船橋廃止以降はさらに大胆な改革に迫られるかと思われます。

2014年度のボートレース売り上げは9952億8819万2100円、前年度比105％でした。１兆円復帰は完全に視野に入っています。
利用者数105.7％というのをを見ると１人当たりの購入金額は落ちていますが、外向発売所の拡大、ボートピアの発売場数拡大という拡大路線がまだまだ効いているようです。
しかしＳＧレースは前年度比マイナスが目立ち、100億円割れが常態化しているのは、テレビ放送やＣＭなどの対世間対策よりも、既存ファンの参加機会拡大が大きいのは明らかで、ミッドナイト競輪などで新規客が多少なりともつかめている感触がある競輪と比べると、明るい材料は少ないかもしれません。