打った八-三の車券が最後の最後に八-七になってしまったのは三月八日の川口オートだ。八番車に鈴木圭一郎、三番車は古木賢で、八-三のオッズは一番人気の二百七十円だった。
本日十一日の最終、準決勝の第十二競走は奇しくも八番に鈴木、三番が古木とおなじ車番で結果は八-三、配当は七百九十円となっている。
なっていると他人ごとのように記すのは、今さっき知ったからなのだが、やっぱり悔しい。けっこう沈む。ま、試走もよくないし、だいたい二人が初日と同車番であることすら知らずに、一日中違う遊びをしていた身なのだから、地団駄を踏む資格などないのだが……。
いつまでたっても、格好良い、じっと我慢の、寡黙なギャンブラーにはなれやしない。
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