わたしたちオールドファンには、初代のグランドスラマーは井上茂徳さんだってことは分かりきったこと。
そのグランドスラムを狙う二人目に飛んでいる鳥も勝手に向こうから、落ちてくる勢いの滝澤正光が1990年の第32回小倉競輪祭で本家グランドスラム・井上と対峙した。
滝澤には同じ千葉県の後輩・先行、捲りで滝澤並みの実力者になりつつあった55期・鈴木誠が機関車に、後には同じく千葉県の後輩で横は抜群の強さの花嶋洋之(56期)。
一方の既グランドスラマー・井上茂徳はラインの機関車はおらず単騎、後位には松枝義幸(47期)−小川巧(57期・現在も現役で活躍中)。
戦前の新聞コメントが今でも新鮮に浮かんで来る。こうだった。
『グランドスラマーはひとりだけでいい。』何とも格好良かった。
単騎だった故、マジで直に滝澤に競り込んで鈴木誠の後位を奪取するのでは!?と思ったりもした。
そんな輩も当時、五万といたのではないかしら。。
いつも、特別競輪決勝で顔を合わせていてお互いに甲乙つけがたい練習の虫。お互いのリスペクトから、それはなく4角番手から絶好の番手展開から抜け出して優勝し、二人目のグランドスラムを決めた。
また、翌日の新聞にも井上茂徳の滝澤正光への祝福コメントがあったのは言うまでもない。。
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『グランドスラマーはひとりでいい。』 勝負師・井上茂徳のコメント
2025/03/18 6:22 閲覧数(232)コメント(0)

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