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浜松・SG全日本選抜オートレース優勝戦展望~一面の秋晴れ、舞台は整い、いざ頂上決戦~

2018/10/08 7:42 閲覧数(588)
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皆様、おはようございます。

今日も浜松の某ホテルから、朝日に照らされた一面青色の空を望みつつ、コラムを更新しています。

10/8(月・祝)、今日のオートレースは、浜松のSG・全日本選抜オートレース(昼間)が最終日を迎えます。

平日版は、「私自身も時間的に購入可能なレース」(昼間開催=5R、ナイター/ミッドナイト開催=最終R)を1つだけピックアップしての前予想および前日の振り返りで構成しておりますが、仕事休みとなる土日祝日はその制約が解かれ、全レースの中から「これは」と思うレースを最大で2つピックアップしていきます(但し、優勝戦が行われる日は、優勝戦のみ)。

という事で今日は、SG全日本選抜オートレースの優勝戦の前予想で、皆様のご機嫌を伺います。

なお、「休日版」も、平日版同様、まずは前日振り返りからとなります。

---昨日の振り返り---

(印は良走路想定)

[2018.10.07] 浜松
SG全日本選抜オートレース・4日目
【10R】準決勝戦(枠番抽選) 4100m(8周)

1着 ◎③佐藤貴(浜)0
2着 △⑥伊藤信(浜)0
3着  ⑦内山高(伊)0

4着 ▲④角南一(山)0
5着 注②池田政(川)0
6着 ○①荒尾聡(飯)0

3単:③⑥⑦  15,710円  ハズレ

<自賛の弁/反省の弁>
本命に推した③佐藤貴に関してはスタートから文句無しの展開、想定通りとなりましたが、それであれば①荒尾聡に関しては評価を思い切って下げるべきでした。勢いのつかない最内枠のスタート・・・外からのカマシが得意な①荒尾聡にとっては、厳しい位置という事でしょうか。とは言え、最内枠の実績が無いわけではないのですが・・・スタートというよりは、機力不足がスタートの出足の無さに繋がっている部分があるかもしれません。


[2018.10.07] 浜松
SG全日本選抜オートレース・4日目
【12R】準決勝戦(枠番抽選) 4100m(8周)

1着 ◎①鈴木圭(浜)0
2着 △⑦篠原睦(飯)0
3着  ②平田雅(川)0

5着 ▲③中村友(浜)0
7着 ○④高橋貢(伊)0
8着 注⑤大木光(川)0

3単:①⑦②  1,840円  ハズレ

<自賛の弁/反省の弁>
①鈴木圭は、注文通りのトップスタート。こうなれば誰も追い付けません。勝負は2、3着でしたが・・・スタート勝負である程度決まってしまった感が有ります。中枠勢が揃って下位着となってしまい、言葉もございません。

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さて、ここからは今日の前予想となります。

浜松でのSG開催という事で、気炎を上げる地元勢からは、現在の全国ランク・ワンツーを誇る、鈴木圭と佐藤貴を筆頭に、木村武、金子大に加え、「元祖スピードレーサー」伊藤信も、久しぶりにSGの優勝戦に名を連ねる事となりました。
対する遠征勢は、中村雅、加賀谷の川口勢2騎に、西から飯塚勢の篠原睦というラインナップとなりました。

優勝戦の枠順決定方法は、準決勝1着グループの中で、予選3日間の平均得点上位(同点の場合は、予め決められた優先順上位)から優先で、そのまま枠番を選択できるシステム(予備抽選は無し)。という事で、まずは選択順1位の鈴木圭が1枠を選択しました。次に、加賀谷が選択順2位となり、2枠を選択。次に、選択順3位の中村雅が4枠を選択しました。その後に、選択順4位の佐藤貴が5枠を選択。空いた3枠は、準決勝2着グループ内の最上位である、選択順5位の篠原睦が奪取し、以降は6枠より順次埋まって行きました。

という事でここから、優勝戦前予想コラムは、1車1車の短評形式で。

遠州・浜松地方、今日も文句無しの晴天予報、想定は「良走路」一本とします。
気温は、昨日よりは低くなりそうで、手頃な走路温度で推移する事と思われます。

※選手名以下は、初日~準決勝の4日間の成績。
 [走路状態] 着順(ハンデm・枠順)試走タイム/本走タイム、ST(スタートタイミング)


①鈴木 圭一郎 (浜松) ハンデ 0

初日[良] 1着(10m8枠)3.26/3.344、ST=14
2日[良] 1着(20m8枠)3.27/3.359、ST=09
3日[斑] 1着(0m3枠)3.29/3.542、ST=08
準決[良] 1着(0m1枠)3.29/3.361、ST=11

今回も初日から土つかずの4連勝。枠番選択は「三たび」、どこでも選べる選択順1位に。・・・そして選んだ「1枠」には、とにかく「SG/PCの優勝戦では、トップスタートを切らないとダメ」という、ここ2回のビッグレースの優勝戦の結果を明らかに踏まえたと言わざるを得ない、意思を感じました。
8月の伊勢崎SGグランプリでは4枠を選び、2枠の青山周に先行され、これを捌けず力尽き、早川清にも捌かれ3着。9月の飯塚プレミアムCでは2枠を選び、またも内の1枠・木村武に先行され、これに引っ掛かる間に永井大に捌かれ、3着(一時は中村雅にも捌かれ4番手の場面も)。共に、「内枠の車」に先行され、コースを押さえられ、有り余る機力を活かせずに終わっています。
即ち、この「1枠」の選択には、「内枠に車を入れさえしなければ」スタート先行から自分のレースを展開できる、という青写真を描いた結果と、容易に想像が出来ます。オープンの1枠は、1角への進入がやや窮屈な角度となるため、その分スピードが殺されるリスクもあるのですが、準決勝でも同じ1枠から先行を決めている点も、自信に繋がっている事でしょう。
勿論、スタート先行なら、ここまでの戦績を示すまでも無くメンバー中最上位の機力を活かし、これまでの鬱憤晴らしも含めてハイペースの大逃げを打つ事でしょう。


②加賀谷 建明 (川口) ハンデ 0

初日[良] 1着(10m6枠)3.31/3.383、ST=10
2日[良] 1着(10m6枠)3.31/3.399、ST=13
3日[良] 2着(20m6枠)3.34/3.404、ST=10
準決[良] 1着(0m5枠)3.34/3.385、ST=08

近況、ビッグレースの活躍を後押しする超抜の機力。圧巻は準決勝、逃げる木村武を1対1で捌いた場面でした。これが示す通り、機力自体は一線級相手でも引けを取らないでしょう。今回の優勝戦相手でも、好勝負に持ち込める余地は有りそうです。
ただ、気になるのが「メンタル」の部分。まだ、SGの優勝戦のような業界トップクラスのレースの経験がそこまで無い状況。スタートも、それこそフライング覚悟で臨まなければならないレベルの、0コンマ何秒の勝負になります。その中で、これまでも大事な場面でフライングを切ってしまったりという事がよくあり(最近は改善されてはいますが)、普段とは別次元とも言えるSG優勝戦で、序盤から展開を掴めるかどうかに一抹の不安を感じてしまいます。


③篠原 睦 (飯塚) ハンデ 0

初日[良] 1着(10m8枠)3.33/3.415、ST=08
2日[良] 1着(10m8枠)3.32/3.415、ST=10
3日[良] 2着(0m6枠)3.38/3.442、ST=16
準決[良] 2着(0m7枠)3.33/3.395、ST=14

得意のスタート速攻が強烈に決まった準決勝、鈴木圭に続いての入線で、見事に優出を決めました。4月のSGオールスター同様、スタート速攻から、夢のSG制覇を目指して行きます。
ただ、今回も外に目を向ければ、そのSGオールスターで10周回苦しめられた佐藤貴が居ます。また、その時には居なかった鈴木圭も居ます(SGオールスターでは準決勝での自落で失権)。まずはとにかくこの両者に対して、スタートで優位に立てるかどうかがポイントとなります。機力面ではやや見劣りする部分は否めず、とにかくスタート先行が最低条件。逆に、もしその展開に持ち込めれば、10周回押さえ切る事も不可能ではありません。


④中村 雅人 (川口) ハンデ 0

初日[湿] 1着(10m8枠)3.31/3.630、ST=06
2日[良] 1着(10m8枠)3.32/3.412、ST=05
3日[斑] 3着(0m6枠)3.35/3.413、ST=14
準決[良] 1着(0m5枠)3.33/3.427、ST=05

安定感の有る走りで準決勝1着クリア、百戦錬磨の男がSG優勝戦の舞台に名乗りを上げました。この4枠という位置は決して悪い位置では有りません。ただ問題は、ややムラな傾向にあるスタート。とにかく豪華なメンバーが揃う中、スタート争いも熾烈を極めます。9月のプレミアムCでも、序盤で優位に立てず、中団からの展開を余儀なくされました。10周回かけての追い込み力には定評が有りますが、序盤の展開次第となるかもしれません。


⑤佐藤 貴也 (浜松) ハンデ 0

初日[斑] 4着(10m8枠)3.30/3.412、ST=13
2日[良] 3着(10m8枠)3.34/3.434、ST=09
3日[良] 1着(0m2枠)3.36/3.435、ST=06
準決[良] 1着(0m3枠)3.36/3.427、ST=06

準決勝、トップスタートから6周回を押さえ切り、見事1着で優出を決めたその後、クールダウンのホーム線で観客に向けて喜びをアピールするその様は、まさにスポットライトを浴びる舞台の主役のよう。とにかく「この俺を見ろ!」と言わんばかりの、自信たっぷりの姿は、デビューから14年を迎え、まさに今、絶頂期を迎えている事を如実に示すものでした。
そして、枠番選択。1・2・4枠が埋まり、3枠と5枠以降が空いている状況で選んだのが「5枠」。ただこれは、当人にとっては珍しい事では有りません。8月の伊勢崎SGグランプリの優勝戦の枠番選択でも、今回と同様に選択順4番目で、1・2・4枠が埋まり、3枠と5枠以降が空いている状況で選んだのが「5枠」でした。
その理由・・・先日、某サイトのインタビューで彼は答えていました。現在は「緑」がイメージカラーとなっていますが、以前「赤」を基調にしていた時にA級に陥落してしまった事から、「赤」に対するマイナスイメージが強く、枠番選択の場面で「3枠」(=赤)が空いている場面でも絶対に選ばない、と。昨日の準決勝は枠番抽選のため、本人の意思に反して転がり込んできた「3枠」でしたが、今日の優勝戦に向けては、これもまた唯一無二の「貴也スタイル」で臨む事を誓いました。
この5枠という選択は、当人のスタート力を踏まえれば、むしろ十分プラスに働く要素であると思います。下名はこの優勝戦、また「圭一郎を逆転出来る可能性」を追うとするならば、まず一番に頭に浮かぶのが、この「佐藤貴がトップスタートを決める展開」です。初のSG戴冠を決めた今年のオールスターも、勝負を決めたのは6枠からのカマシスタートでした。むしろ、このくらいの位置の方が、開き直って切っていけるのかもしれません。トップスタートさえ切れれば、後は常に同じ展開。10周回でも押さえ切れる腕が有るのは、そのSGオールスターで実証済みです。


⑥木村 武之 (浜松) ハンデ 0

初日[良] 3着(10m8枠)3.33/3.405、ST=01
2日[良] 3着(10m8枠)3.32/3.424、ST=15
3日[斑] 1着(0m7枠)3.31/3.406、ST=13
準決[良] 2着(0m3枠)3.33/3.405、ST=06

準決勝ではトップスタートを決め、優位にレースを運びましたが、加賀谷には1対1で捌かれ、上位勢に対しては機力の面でやや不安が感じられます。9月のプレミアムCでは、得意の1枠からの先行で8周回を押さえ切りましたが、それは「枠順含め、先行出来る状況にあったから」こそ。今日は内枠にスタート巧者が揃い、これを凌いでのスタートとなるとかなり厳しい条件になりそうです。


⑦伊藤 信夫 (浜松) ハンデ 0

初日[良] 2着(10m7枠)3.30/3.389、ST=12
2日[良] 3着(10m7枠)3.33/3.412、ST=14
3日[良] 2着(0m5枠)3.33/3.403、ST=15
準決[良] 2着(0m6枠)3.36/3.432、ST=14

19年前の冬に打ち立てた、10周回本走タイム・不滅の日本レコード「3.284」。長らく浜松を牽引した「鈴木」時代(辰己・章夫)から、新時代のエースの座を引き継いだ「元祖スピードレーサー」が、最近は更なる次世代の台頭に押され、苦しみもがく中、今節は機力も十分。そして、本当に久しぶりに、かつて自らの力を誇示し続けてきた「SG優勝戦」の晴れ舞台に駆け上がってきました。
地元エース・伊藤信夫の飛躍と共に、オートレースを追い続けてきた下名にとっては、車券的にも応援したい思いもありますが、現実的にはやや厳しい面は否めません。ここまで1着が無く、昨日も佐藤貴に終始押さえ続けられ、2番手を守る競走に徹していたような気もします。現在のオートレースを牽引する一線級相手にどこまで対抗できるのか、試金石の一戦となりそうです。


⑧金子 大輔 (浜松) ハンデ 0

初日[斑] 1着(10m8枠)3.32/3.395、ST=09
2日[良] 1着(10m8枠)3.31/3.412、ST=08
3日[斑] 8着(0m3枠)3.37/3.494、ST=11
準決[良] 2着(0m1枠)3.34/3.429、ST=07

最内枠から好スタートを決めた準決勝ですが、中村雅には捌かれ2着。それでも、今回大挙優出の浜松勢の流れに、まず勢いを付けたのがこの選手でした。
この優勝戦は、8枠からのスタート。おそらくは、追い込み展開となる事でしょう。機力がどこまで仕上がるか、という点に注目ですが、「誰が先行して引っ張るのか」に拠って、付け入る隙が生まれる可能性は有ります。特に、⑤佐藤貴あたりが先手を取り、混戦になった場合には、穴で一考としたい1車です。



以上を踏まえて、前予想の目は以下の通りです。

[2018.10.08] 浜松
SG全日本選抜オートレース・最終日
【12R】優勝戦(枠番選択) 5100m(10周)

◎①鈴木圭(浜)0 [1]
 ②加賀谷(川)0 [2]
▲③篠原睦(飯)0 [5]
△④中村雅(川)0 [3]
○⑤佐藤貴(浜)0 [4]
 ⑥木村武(浜)0 [6]
 ⑦伊藤信(浜)0 [7]
注⑧金子大(浜)0 [8]

(ハンデmの後ろの番号は枠番選択順)

まず最大の注目はスタート~2角までの、序盤の位置取り争い。①鈴木圭が枠を利してトップスタートを決めた場合は、その瞬間に勝負が決する事になりそうだが、逆転展開の一番手は⑤佐藤貴のカマシスタートが決まった場合。或いは、③篠原睦が一世一代のスタートを決めて押さえる展開も、最近のビッグレース優勝戦のトレンドになりつつある、①鈴木圭でも捌きづらい混戦レースを呼び込むか。穴はとにかく「今年のSGオールスターの再現レース」か。

<良走路>
本線(3単):1-35-3458
押え(3単):5-1-348
押えの押え(3単):3=5-1


さて、5日間の激闘のクライマックス。どんなレースになるのでしょうか。

本日も、少しでも車券のお役に立てれば・・・と思います。

コメント(2)

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yukarinn

素晴らしい
展開の読みです。試走みたら、買えませんでした。
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Kazz

>yukarinnさん

コメントありがとうございます(^^)
私も試走を見た後では不安になりましたが、何とか初志貫徹で買えました(^^;
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