デビューからの連勝は19で止まって深谷には及ばなかったけど、深谷が成せなかったＳ級戦初出走初優勝は叶えた寺崎。

でしたが・・・この決勝戦でもっとも強かったのは皿屋。

寺崎に負けはしたけど、寺崎の決まり手を「差し」にさせた皿屋の先行は立派でした。

競輪選手としてのデビューが遅かっただけに37歳と若くはないですが、皿屋はまだまだ強くなりそうです。


昨日の、ある意味スッキリとした敗戦だった準決勝。
今日は昨日とは逆に、勝ったのにスッキリしない一戦となりました。

優勝したとはいえ、観ていた私でさえスッキリしないのですから、寺崎本人にとっては、きっと相当悔いの残るレースだったことでしょう。（レース後のインタビューを聞いていないので、単なる推測でしかありませんが。）

しかし、彼がスーパールーキーであることは間違いありません。

また次に向かって、そしてさらに大きな舞台へと、栄光へと向かって一戦一戦強くなっていくことを心から願います。

今日の決勝。もしお客さんがいたらどんな歓声が響いたことか。

どうか、１日でも早く、寺崎に、そして皿屋のような気迫あふれる素晴らしい走りをした選手に対して、声援と歓声に沸く競輪場へと戻る日がやってきますように。