ぐずぐずブーブー競輪のことを喋ったり書いたりするのに飽くことはない。毎日公表はせずとも笑ったり怒ったり感心したりする。しかし筆者の立場はまるで公正ではないから、なにかの判断基準になるわけもない。とくに車券がからんでいると身勝手に上げたり下げたりするものだから用もない。たとえば今から記そうとしている第三日の準決に関しての感想も手前勝手なものに終始する。
第十レース。後ろの競りなど気にせず突っぱった中野慎詞は満点。ジカで二着の瓜生崇智も満点。競り負けた恩田淳平をすっと捨て切り替えた白岩大助にも八十点をつけたい。窓場千加瀬は何もできなかったに等しい八着。車券を買う方が中野の先行一車みたいなものだろうと決めつけたとしても、走る方が簡単に中野の先行一車にしてしまっては面白い競輪にはならない。
第十一レース。是が非でも藤井侑吾を残したい。ゆえに山口拳矢が外にふくらみ坂井洋を牽制し、不破将登は内を締めながら中コースというのはわかるけれども……。一着三着御の字。勝負は決勝。これまた競輪なのでしょう。いったん隊列が崩れたにもかかわらず四番手に固執した坂井洋には及第点。
第十二レース。松浦悠士は手堅く森田優弥を入れ五番手から。話が横道にそれるけど古性優作ならあの位置を簡単に森田にはやらないと思う。それはさておき、結果は森田の捲りにマークいっぱいに近い内容とも言えよう。タテの脚はあきらかに落ちているように感ずる。森田は内容も結果も満点に近い。中本を評するなら仕方なしの三着となるのかしら。
【大垣記念決勝】筆者の性分乃至性癖からすれば、競ってまで、しかもジカで外から、中野慎詞の番手を奪った瓜生崇智が決勝は(道中)無風でまわれるのだから、まっさきに両者なのだけど、それは前のめりに過ぎるかもしれない。準決は一周も半周も速い時計だった。でも別線がやわでたいした踏み直しもなかった。決勝は踏んだりやめたりで出入りも頻繁のはず。考えてしまう。応援車券としては最適なのだけれどもね。関東の自力-自力にも気は向く。だけど三番手がこころもとなく走り方がむずかしいような。ああ、地元コンビを忘れている。いいや、忘れたままにしとこう。
我が脳内の『競輪閻魔帳』から引く。
「拙い競輪をしでかした(準決二着なのに酷評すぎる?)翌日の松浦悠士はとりかえす競輪をする」――抽斗がちょっとふるいかもしれないけど、ま、いいでしよう。二車単の①③にします。
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