皆様、おはようございます。

12/15(日)、今日のオートレースは、川口（昼間）３日間開催が初日を、また飯塚（昼間）４日間開催が最終日を迎えます。

本コラムでは、毎日１つの指定レースをピックアップし、前予想を行っております。
平日版は、「私自身も時間的に購入可能なレース」（昼間開催＝５Ｒ、ナイター／ミッドナイト開催＝最終Ｒ）をピックアップしての前予想。
仕事休みとなる土日祝日（休日版）は、その制約が解かれ、全レースの中から「これは」と思うレースを１つピックアップしていきます（但し、優勝戦が行われる日は、優勝戦が対象となります）。

という事で、今日は「飯塚12Ｒ」の前予想で、皆様のご機嫌を伺います。

では、今日もまずは振り返りから参ります。

---昨日の振り返り---

（印は良走路想定）

[2019.12.14]　飯塚
普通開催・３日目
【９Ｒ】準決勝戦　　3100m（６周）

１着　▲①川口裕（飯）０
２着　注⑥角南一（山）60
３着　○②青山文（飯）40

４着　◎⑧金子大（浜）60
６着　△③中尾貴（飯）50

３単：①⑥②　 16,640円　　ハズレ

＜自賛の弁／反省の弁＞
本命の⑧金子大、試走3.27でさすがに外せないと思ったのですが、展開のアヤで４着に敗れ、順序違いによりハズレとなってしまいました。まず１つめの誤算は①川口裕の逃げペース。自己ベストを大きく更新する3.435で上がり、これでペースが一気に上がりました。追走する②青山文も一緒になってペースが上がり、3.398までタイムを伸ばす状況。加えて２つめの誤算は60ｍのスタート展開。基本的に出足が甘いイメージの有る⑥角南一が先に抜け出す展開。でも確かにこの車であれば、十分勝負になるペースを作る余地が有りました。対して⑧金子大は後ろからの攻め、それでも同ハン各車に対して捌きの腕は見せましたが、先に抜け出していた⑥角南一、というよりは抜け出していた前３車のペースがかなり上がった事で、４着に敗れる波乱となりました。ただ、これを以て⑧金子大は調子が悪い、と結論づけるのは早計でしょう。自身も3.386で上がっているわけですから、捌きのレースになった上でこのタイムは優秀であると思います。ただ、それ以上に前３車のペースが上がり、ハンデの利を活かしてアドバンテージを築けた事、これがとにかく大きかったと考えています。

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さて、ここからは今日の前予想となります。
筑豊・飯塚地方、今日は終日晴天予報。雨の心配は無さそうですので、「良走路」一本の想定とします。

優勝戦はいつものように、１車１車の短評形式となります。



①川口　裕司　（飯塚）　ハンデ　０

　準決勝で一気に自己ベストを更新（3.465⇒3.435）、ここへ来て急成長ぶりに拍車が掛かってきました。現在４連勝中でもあり、ハンデがどうなるのかが気になるところでしたが（普通開催は原則的に節間中のハンデ変動は無いが、新人はその限りでは無い）、答えは据え置き。となれば、昨日同様の大逃げが期待できるところです。主力60ｍ前で「3.43」となると、最重ハン勢は「3.38以上」の本走タイムが必要となり、メンバーの実績を考えると殆どノーミスが条件、ちょっとでも捌き合いや、前に引っ掛かる、コーナーで膨らむ、等が入ってくると、もう出せない領域のタイムになると思われます。逆に当人にとってもデビュー初Ｖがかかるプレッシャー等は考えられ、昨日ほどのタイムが出せるかどうかは未知数ですが、おそらく今日追ってくる②片岡賢のペースは昨日（3.410）が精一杯、昨日の追走一番手だった青山文よりはペースが上がらないだろうと見ています（即ち、昨日ほどすぐには追い付かれないと判断）。冷静に６周回をミス無く立ち回り、昨日の再現あれば、十分逃げ切りまで可能と見ています。


②片岡　賢児　（飯塚）　ハンデ　40

　昨日は試走3.32、本走3.410までタイムを伸ばしてきましたが、当人の実績やレーススタイルを考えると、これ以上の伸びシロを求めるのはちょっと厳しいかな、と考えています。ただ、ハンデ位置が絶好なのは勿論の事、残り目には十分期待が掛かりますし、やや後ろを押さえる感じの役回りになる可能性は有ります。①川口裕にミス無く回られたら、これを捌くまでには至らないと思いますので、狙っても連下までかなとは思いますが、位置的には車券圏内に押さえておく必要有りと考えます。


③高林　亮　（飯塚）　ハンデ　50

　ハンデ位置的には絶好、昨日試走3.29、本走3.383で上がっているだけに、タイムとハンデから考えると、「単純に比較するならば」中心に推しても良いくらいの存在。人気にも押される事でしょう。ただ、数字の比較だけならそうですが、果たしてそう単純に進むのか・・・即ち、今日の相手関係およびハンデ位置において、昨日の様な速攻展開に持ち込めるかどうか・・・というところに疑問を持っています。昨日は、単独10ｍの位置から、後ろが来る前の０ｍ２車を料理（試走3.39の高塚義を捲り、返す刀で試走3.35の佳元光を捌く）したのが大きかったですが、まず今日の直近の相手（＝10ｍ前の②片岡賢）をそこまであっさりと捌けるのか、という点がどうしても引っ掛かります。勿論一発突破ならこれ以上無い楽な展開なのですが・・・やはり人気を集めそうですし、その配当面に対するリスクの大きさを考えると、強くは推せないかな・・・という印象です。


④角南　一如　（山陽）　ハンデ　60

　準決勝では、60ｍ５車並びの真ん中からスタートで巧く早めに進められた事が奏功しましたが、逃げる川口裕を捕らえるまでには至らず。加えて今日は同じ60ｍ５車でも最内、こうなると、どちらかと言うと車速を活かしたカマシ気味のスタートの方が良さそうな当人にとっては、４コーナーを気にしながら（真っ直ぐだと内線ギリギリとなる）回る事になる、この「60ｍ５車並びの最内」というハンデ位置がやや気になるところです。序盤の車速が活きないと、全体的にペースが上がる事は必至のメンバー構成だけに、厳しい展開になりそうな点は否めません。


⑤久門　徹　（飯塚）　ハンデ　60

　60ｍ５車はとにかくスタート争いがカギ。その意味で、④角南一よりは出足良さそうな当人にとっては、展開を作れそうな良い位置と言えそうです。トップスタートとなれば、その時点で４番手。前節（川口G1）あたりから、良走路のスピードに関しては安定して上がってきている印象で、昨日も3.372までタイムを伸ばしており、それで今日は捌く相手の数も減るのであれば、昨日に近いタイムまで出せる余地は有りそうです。③高林亮よりも実績は上位、②片岡賢の壁も難なく突き抜けそうで、逃げる①川口裕のペース次第では逆転まで十分狙える１車となりそうです。


⑥岡部　聡　（山陽）　ハンデ　60

　タイムは上々ですが、周りも同等に出ている事を考えると、やはり序盤の位置取りが重要。その意味で、ややスタートの行き足に不安の有るこの車では、８番手、７番手からの追走となりそうで、前がハイペースで流れる中、それらを圧倒するスピードまでは無いだけに、展開的には厳しい流れになりそうです。


⑦渡邉　篤　（伊勢崎）　ハンデ　60

　評価としては⑤久門徹と同じ、スタートからの出足が良いだけに、60ｍ５車並びの４番目でも、好位置を取れそうな印象です。内の⑥岡部聡との比較においては、今節良い物差しがあります。それは「重富大」。初日５Ｒ、60ｍ２車並びで「内が重富大、外が岡部聡」。２日目５Ｒ、全く同じ60ｍ２車並びで「内が重富大、外が渡邉篤」。つまり、今日と同じ60ｍの位置から、同じ「内に重富大」を置く状況を、この２車は経験しています。その物差しに対し、両者とも先行出来ていますが、その映像を見比べてみると、やはり⑦渡邉篤の方が伸びている印象です。勿論これはあくまで参考ですが（重富大のスタート自体が２日間全く同じとも言い切れないため）、ただ本来のスタート力を考えれば⑦渡邉篤の方が上、それを更に裏付ける情報にはなるかと思います。その意味で、⑤久門徹と同じように先行し、逸早くスピードに乗れれば、同じように①川口裕のペース次第では逆転も見据えられる状況かと思います。


⑧佐々木　啓　（山陽）　ハンデ　60

　ここ２～３ヶ月程、良走路に関しては高位安定、スピードも申し分無しです。ただ、課題はやはりスタート。基本的に速攻タイプではないだけに、今日も60ｍ５車並びの大外、昨日は金子大さえ苦しんだ位置から、おそらくは７～８番手からの展開となった場合、周りも同じようにタイムが出ているだけに、どこまで追い込めるか、という点には若干疑問が残ります。特に⑤久門徹、⑦渡邉篤あたりが先に抜け出す展開となってしまうと、追い込んでも連下まで一杯かなと見ています。近況の流れから人気を集める可能性も有りそうですが、少しそれに対しては疑問を感じてしまいます。



以上を踏まえて、前予想の目は以下の通りです。

＜ハンデｍの後の印＞
　△：今節よりハンデ10ｍ軽化
　▼：今節よりハンデ10ｍ重化


[2019.12.15]　飯塚
普通開催・最終日
【12Ｒ】優勝戦　　3100m（６周）
良
◎①川口裕（飯）０
注②片岡賢（飯）40
　③高林亮（飯）50
　④角南一（山）60
○⑤久門徹（飯）60
　⑥岡部聡（山）60
▲⑦渡邉篤（浜）60
△⑧佐々啓（山）60

＜良走路＞
本線（３単）：１５７Box
押え（３単）：１＝５－２８


以上です。
本日も、少しでも車券のお役に立てれば・・・と思います。