あるテレビ番組が表示していたフィギュアスケート「グランプリ・ファイナル男子」の順位表から――。
第一位・ネイサン・チェン(アメリカ)
第二位・宇野 昌磨(二十歳)
第三位・チャ・ジュンファン(韓国)
第四位・ミハル・ブレジナ(チェコ)
第五位・キーガン・メッシング(カナダ)
順位、氏名につづく括弧内の表記は宇野昌磨だけが年齢で他の四名は国名。もちろん日本の放送だからそれで構わないが、ネイサン・チェンやチャ・ジュンファンの歳も知りたくなった私はふっと――俺の競輪ヘボ予想に似たバランスの悪さ――を感じた。
ある一点の思いつきだけにとらわれ、他の様々の要素を雑に扱う車券には、薄ら陽の兆しさえない。
儲かってはしゃぎ、負ければふさぐの繰り返しがギャンブルだとはいえ、「強めの振り」がことごとくはずれると弱気の虫が起こる。
誰の論だか失念したが、人間は一年単位でエネルギーを消費する。だから誕生日の直前は「エンプティ」に近い状態で、誕生日を迎えると今一度充填され好転する――そんな話を読んだことがあるが、毎年十二月の成績が悪いのは、私の誕生月が一月だからだろうか。
私が一番世話になり一番好きだったEさんが突然旅立ったのも、七十歳の誕生日に二十日ほど足りない、師走の夜だった。
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