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伊勢崎・G2レジェンドカップ優勝戦展望~前も速い、内も速い、主力勢逆転の余地は?~

2017/02/26 6:59 閲覧数(708)
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皆様、おはようございます。

25期以前のベテラン勢を集め、伊勢崎オートで開催中のG2・レジェンドカップは、今日がいよいよ最終日。最終12Rは8周回4100mの優勝戦となります。
もちろん今日は、この優勝戦の展望コラムにて、皆様のご機嫌を伺います。

昨日の準決勝、主力勢にとっては明暗分かれる結果に。特に好調持続していた若井友、永井大の川口25期勢が優出を逸し、25期からは岩崎亮のみが優出という結果になりました。
また、主力10m前からも2選手が優出を決めた事もあり、ハンデ構成は据え置きの0-10mとなりました。

地元伊勢崎から3選手、そして遠征勢は全場から計5選手が勝ち名乗り。そして、奇しくも外枠に居並ぶ3車は、前回大会(昨年3月)のワンツースリー。枠順こそ浦田信と高橋貢が入れ替わっていますが、前回覇者・池田政はその時と同じ6枠。今回、リベンジマッチの様相を呈しています。
激戦必至、レジェンド達による腕の競演、果たしてどのようなレースとなるのでしょうか。

そして、天候および走路状況ですが、文句無しの晴予報、昨日同様良走路の想定でいきたいと思います。

それでは、今日も1車1車の短評形式で、前予想をしてみたいと思います。



①伊藤 正司 (伊勢崎) ハンデ 0

 0m最内枠、蹴り出しは外の福村唯に先行されそうになったところを1角うまく張り込んでのホールショット。1周3角では浅香潤の強襲を許しましたが、これを追走すると、終盤追い込んできた若井友をギリギリ振り切り、久々のグレードレース優出となりました。
 ここも理想はスタート先行ですが、今日は②浅香潤との直接対決、昨日は福村唯の存在もあって行ききれなかった部分がありますが、直接対決となるとやや分が悪そうです。更に後続の追込も気になるところで、ここはどこまで粘れるかがカギとなります。


②浅香 潤 (伊勢崎) ハンデ 0

 準決勝は0m3車並びの大外。スタートこそ枠なり3番手発進となりましたが、すぐに1周3角で伊藤正・福村唯の同ハン2車を仕留め、後は逃げるだけ。後続を大きく引き離しての1着で優出を決めました。
 本来は主力ハンデに居るべき選手ですが、長らくの不調で10m前が定位置となってしまっています。それでも昨日の本走は3.387。主導権を取って逃げる形となれば、主力勢に見劣りしない機力をフルに発揮できる事は証明されているかと思います。
 今日は同ハンが3車から2車に。①伊藤正とは昨日の再戦となりますが、直接対決であればスタートから先行もあり得ます。更に今日のポイントとなるのが③岡松忠の存在。この選手が後ろをやや押さえている形になると思われる序盤でアドバンテージを作って引き離してしまえば、2周回延びる終盤でもその勢いを持続できると見ています。何より、今年に入っての優勝戦の傾向・・・「軽ハン或いは主力内枠勢の好走」がそれを後押しすると考えています。


③岡松 忠 (山陽) ハンデ 10

 とにかくスタートのキレは抜群。最内であれば確実にスタート先行を決めてきます。準決勝でも、10m前の秋田貴の内へ潜り込む強烈なスタートを披露しました。
 ここも最内枠からスタートを切っていく公算ですが、今日は前を叩くところまでは難しそうです(叩けるとしたら①伊藤正か)。また、前節浜松G1最終日(11R)では、3.363という圧巻のタイムで1着となり、約19万車券の立役者となりましたが、そこまでの勢いでは無く、今日はスタートを切っても前に進出するというよりは後ろを押さえるような形になるのではと思います。枠を利してどこまで粘れるかがポイントとなりそうです。


④岩崎 亮一 (山陽) ハンデ 10

 相性良い伊勢崎走路で、気合いのスタート一閃から先に抜け出し、地元王者の追撃を最後まで振り切りました。
 この伊勢崎では、2014年にG1ムーンライトCCを制しており、これが本人初のG1制覇となりました。その時の枠は今日と同じ4枠。2着に⑦田中茂、3着に②松尾隆の4-7-2(ふなっしー)車券で3連単296,900円の超大穴となったレースです。
 今日も位置は好枠。③岡松忠を早めに捌く形となれば、昨日試走3.28、本走3.379を示した機力で一気に前へ進出する事も可能でしょう。後続も激戦となりそうで、ハイスピードで追ってくる選手もそこまで居らず、本走タイムも3.36~37レベルの決着と見ていますが、それであれば十分勝負になる1車と見ています。


⑤伊藤 信夫 (浜松) ハンデ 10

 永井大との直接対決となった準決勝ではスタートで先行を決め、内目に潜り込んで進出する「強い時の伊藤信」のスタイルで先攻めを決めると、ペースを上げて押し切り快勝を決めました。
 やはりイメージは、地元「以外」でのスタートのキレ。とは言え今日は内枠に巧者が揃い、トップスタートまでは厳しいかもしれません。初日レベルの機力に戻れば逆転まで狙える位置でもありますが、他との比較からはやや評価を下げる形と考えています。


⑥池田 政和 (川口) ハンデ 10

 準決勝では浦田信との同期対決でしたが、外枠から一気のスタートを許してしまい、その後塵を拝する形となりました。それでも・・・前述の通り、昨年のレジェンドカップを制し、ディフェンディングチャンピオンとして臨む今回もキッチリと優出を決めてきました。そして今回も、前回と同じ6枠。何か因縁めいたものを感じてしまいます。
 まず浦田信とは、昨日の再戦。少なくともスタートは張り込んでいくでしょう。序盤は意地のぶつかり合いになる事が予想されますが、問題はそれが長引いた時。相手は浦田信だけではありません。特に最近の優勝戦の傾向では、軽ハン勢或いは主力内枠勢も、本来の優勝候補級と互角以上のタイムで捻じ伏せてくる事が予想されます。その形になる前に、早めに決着させる事が肝要となります。


⑦浦田 信輔 (飯塚) ハンデ 10

 とにかく勝負強さが光った準決勝。当面のライバルと目された池田政に対してはスタートだけで決着を付けてしまいました。前をも叩く勢いで早くも中団につけると、確実に1車ずつ捌く横綱相撲で1着。本走3.360は昨日の一番時計です。
 前述の通り、この優勝戦のポイントは、軽ハン勢或いは主力内枠勢が早めに抜け出すレースをさせない事。その意味では、昨日のようなスタート一閃を決められればというところですが、常に決められるわけではありませんし、内の池田政あたりもそうはさせじと抵抗してくるでしょう。とにかく早めに主力勢の中から突破できるかどうかに懸かっていると思われます。


⑧高橋 貢 (伊勢崎) ハンデ 10

 岩崎亮のスタート速攻に阻まれた準決勝、何とか2着で優出は決めましたが、試走タイムは他を圧倒するレベルで出ているものの、レースではそこまで圧倒出来ていないイメージです。
 昨年の再戦となる池田政、浦田信の壁を、今回は大外枠から破っていかなければなりませんが、巧者居並ぶ最重ハン、スタートもそこまで優位には切れないかと思います。2周延びる点はもちろんプラスですが、現況はやや抜け出しに時間が掛かりそうなイメージです。



以上を踏まえて、前予想の目は以下の通りです。

[2017.02.26] 伊勢崎
G2レジェンドカップ・最終日
【12R】優勝戦  4100m(8周)

 ①伊藤正(伊)0
◎②浅香潤(伊)0
 ③岡松忠(山)10
○④岩崎亮(山)10
△⑤伊藤信(浜)10
 ⑥池田政(川)10
▲⑦浦田信(飯)10
注⑧高橋貢(伊)10

0mは②浅香潤の逃げから。内枠に巧者揃う主力勢のスタート争いは枠なりが基本。③岡松忠を早めに突破出来れば④岩崎亮に逆転チャンスまで。⑥池田政、⑦浦田信は激しく争う場面あると攻め遅れにやや懸念。⑧高橋貢も同様で、これに揉まれると展開がやや厳しくなるか。

<良走路>
本線(3単):2-47-4578
押え(2単):4-27


さて、5日間の激闘のクライマックス。どんなレースになるのでしょうか。

本日も、少しでも車券のお役に立てれば・・・と思います。

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