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飯塚・G1開設記念レース優勝戦展望~オール10m、スタート展開から至難の一戦~

2016/11/23 9:20 閲覧数(450)
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皆様、おはようございます。

ウィークデーの真ん中に、カレンダーの赤い文字。今日は、勤労感謝の日です。
「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」(祝日法より)という趣旨で制定されているのが、この勤労感謝の日。
勤労を感謝すると言えば・・・2年前くらいの、某・缶コーヒーのCMのキャッチコピー、「世界は誰かの仕事でできている。」・・・この言葉に集約されているような気がします。このキャッチコピーを初めて見た時、大きな感銘を受けた事を覚えています。
この世界にある全てのモノ、全てのサービスは、全てどこかの誰かが対価を受けて(ボランティアを除く)作り出しているものであり、「誰かの仕事でできている」わけです。普段からそれをずっと常に念頭に置いて生活しているわけではないのですが、ふとそれを思う瞬間が有ります。今、自分という人間がこうやって何かを得ている、生活が出来ているのは、例えば誰かが作った道の上に、誰かが作った建物の中で、誰かが作ったモノ、誰かが提供したサービスがあるから・・・というように考えを巡らせていく、それこそが「勤労感謝」なのかな・・・等と思うわけです・・・などと、なかなか今日の予想が纏まらずに開き直ったのか、いつもとはちょっと違うコラムの書き出しに、きっと読者の皆様も驚かれているでしょうが、何より私が驚いている、ゆっくり始まった祝日の朝です。

土曜日から始まった、飯塚オートのG1・開設記念は、私がまた平日でバタバタしている間に準決勝まで終了し、祝日の今日が最終日。最終12Rは、8周回4100mの優勝戦となります。
もちろん今日は、この優勝戦の展望コラムにて、皆様のご機嫌を伺います。

今日も気になるのが天候、および走路状況です。
天気予報としては、夕方過ぎに雨マーク、一応優勝戦の時間帯まではギリギリ持ちそうな感じに見えますが、こればかりは何とも言えません。一応想定としては良走路を中心としていますが、予想(買い目)自体は湿走路についても出したいと思います。

それでは、今日も1車1車の短評形式で、前予想をしてみたいと思います。



①桝崎 陽介 (飯塚) ハンデ 10

準決勝は早めの攻めが決まり、逃げる篠原睦を捌いて先頭に立つと、そのまま押し切っての1着で優出を決めました。
最内枠という位置自体は絶好ですが、スタートに関しては「このメンバーの中に入ると」やや厳しい印象も有ります。また、今節のタイムだけで言ってしまうと、試走タイムの割にはやや足りない印象で、準決勝はそれで良くても、この優勝戦では厳しくなる可能性が有ります。足りないタイムはスタートでカバーする必要が有りますが、それも外に居並ぶスタート巧者に対抗できるかどうか、やや注文が付きます。


②西原 智昭 (伊勢崎) ハンデ 10

スタートに関しては常に安定しており、ここもまずは内寄りの枠からトップスタートに近い位置取りが期待できます。
ただ問題は、タイムポテンシャルが余り無く、基本的に本走3.40が1つの壁となりそうな点。ペースが上がらない事で、準決勝でも速攻展開を決めましたが最終的には金子大に捕えられています。スタート行ける分、ある程度前に残る可能性は残していますが、アタマというよりは連下で、という印象です。


③松尾 啓史 (山陽) ハンデ 10

スタート展開も含めて、予想が難しい選手の1人でもあります。印象的には、スタートには若干注文が付きますが、枠なりでも切っていける力は有り、かつ機力が充実した時のタイムポテンシャルは並のものではなく、強烈な追込からいきなり好タイムを残す事も有ります。「近況のタイムがこれくらいしか無いから・・・」というのが通用しない事が有るのが、この選手の難しいところかなという印象です。3日目には試走3.29まで出ており、この機力まで戻してくると、軽視禁物の1車ではあります。


④鐘ヶ江 将平 (飯塚) ハンデ 10

準決勝では1着を決めていますが、突然の湿走路で展開が向いた点は否めず、今節良走路ではやや足りない印象です。それでもスタート速攻は持っているだけに、ある程度の位置はキープ出来そうですが、トップスタートを切るくらいで無いと展開面では厳しそうで、内にもスタート巧者揃う此処では、好位置キープからどこまで粘れるか、というレースになりそうな印象です。


⑤池田 政和 (川口) ハンデ 10

3日目(12R)は、青山周の大カマシに屈したものの機力状態良く2着。但し準決勝ではスタートでやや立ち遅れ、最終的には篠原睦まで届いたものの2着での優出となりました。
ここもポイントはスタート争いになりそうですが、内にも外にもスタート巧者が揃っています。特に外の⑥永井大より先手を取れるかどうかで展開も変わってきますが、ややスタートにムラがある面が有り、この「スタート巧者揃う」優勝戦のメンバーの中に入ってしまうと、展開面でどうしても注文が付いてしまいます。


⑥永井 大介 (川口) ハンデ 10

今節の前半2日間は、微妙な走路状況もあったとは思いますが、良い所が全く見えず、影を潜めているような印象でした。
3日目に1着を決め浮上のキッカケを掴んだか、準決勝では得意のカマシスタートで一刀両断。久しぶりに、永井大らしいレース、勝ちっぷりで、優出を決めてきました。
ランク順により、この枠順が転がり込んで来ました。とにかくスタート先行有るのみ。昨日のようなスタートが決まれば、内を一気に飲み込んでの先行からの逃げ展開もありそうな印象です。展開さえ向けば、昨日の本走3.392と、尻上がりに調子を上げてきているだけに、一気の押し切りまで十分と見ています。


⑦金子 大輔 (浜松) ハンデ 10

2日目以降準決勝まで3連勝を決めての優出。準決勝では、リードを保って逃げていた西原智を最終3角で捕えて逆転、機力の良さはトップクラスである事を示しました。
オール10mとなった優勝戦、位置は「スタート巧者に挟まれた」7枠。この2人が外から一気にカマしていく展開となりそうな此処では、ややスタートに課題有る当人にとっては厳しい位置。後は、上位の機力でどこまで追い込めるかがポイントとなるでしょう。


⑧青山 周平 (伊勢崎) ハンデ 10

準決勝は突然の湿走路となった事も有り、良走路ほどのスタート速攻が見込めない中でのレース。これ自体は参考外で良いでしょう。優勝戦、良走路になりさえすれば、いつものような全速スタート速攻を展開し、2角立ち上がりでは外からでも好ポジションを得ている事でしょう。オール10m(0mが居ない)だけに、前を気にすることなくカマシを決められれば、十分チャンスがあると思われます。ただ、唯一気になるのが⑥永井大の存在。準決勝では、好調時に匹敵するカマシスタートを決め、久しぶりに強い勝ち方を見せています。この永井大とは「良走路の10mハンデ」ではしばらく当たっていません。検索すると、昨年末の伊勢崎普通開催優勝戦まで遡る事になります。更にこの時は、青山周の方が内、永井大が外で、この2人でワンツー(青山周がV)という結果でした。今回は内外が逆、更には間に1車挟む事で、より「永井大の先行」の可能性が高まりつつあります。ようやく調子が戻ってきた感の有る永井大に対し、どこまで迫れるか、或いは逆転出来るか、試金石の一戦になると見ています。



以上を踏まえて、前予想の目は以下の通りです。

[2016.11.23] 飯塚
G1開設記念・最終日
【12R】優勝戦  4100m(8周)
良湿
 ○①桝崎陽(飯)10
▲ ②西原智(伊)10
注 ③松尾啓(山)10
 ◎④鐘ヶ江(飯)10
  ⑤池田政(川)10
◎▲⑥永井大(川)10
△注⑦金子大(浜)10
○△⑧青山周(伊)10

内から②西原智、これを外から⑥永井大、⑧青山周がカマシスタートを決めて襲い掛かる。内寄りの分、この外のスタート争いは⑥永井大に分があると見て、そのまま押し切る展開を本線に。それでもスタートだけでなく機力充実の⑧青山周も逆転展開は十分で、このワンツーから入ってみたい。②西原智は、車速ではこの外2人に屈するものの、トップスタートから粘り込む展開に持ち込んでの連絡みに期待。追込み展開となる⑦金子大も8周あれば連下まで。要注意は③松尾啓の一発。
湿走路に関しては、良走路想定で述べたような「外からのカマシスタート」が決めづらくなるため(滑りがあるため、良走路ほど思い切って行きにくい)、内寄りの枠の湿走路巧者を中心に狙いたい。

<良走路>
本線(3単):6=8-237
押え(2単):6-2、8-2
<湿走路>
本線(3単):4-16-1678
押え(2単):1-46


さて、5日間の激闘のクライマックス。どんなレースになるのでしょうか。

本日も、少しでも車券のお役に立てれば・・・と思います。

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