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浜名湖・日本トーター杯アタック初日展望~・・・をお前がやるんかい~

2016/04/07 7:52 閲覧数(1004)
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皆様、改めまして、おはようございます。

・・・何かの間違いではありません。

今日から、浜名湖にて6日間の予定で開催される「ヴィーナスシリーズ第1戦 日本トーター杯アタック」。
4日目から最終日にかけての3日間は、現地からGambooニコ生の配信が予定されており、私も4日目(日曜)に現地参戦を予定しているため、誰に頼まれているわけではないですが、このコラムにて勝手に盛り上げ役を担当させて頂こうと思い立ち、JLC(レジャーチャンネル)とネットを中心に情報をチェックしながら、開催中、連日何らかのレースを展望していこうと思っております。

・・・と申しましても、実際のところはオートレース以上に前予想が難しいのが、この競技です。逆に言えば、直前情報こそが予想の肝というのが私の持論でして・・・と、自ら盛り上げようとしている中でいきなり水を差すような発言をカマしてしまいましたが、ハンデが付く程に選手間の機力・力量差が大きいためにある程度前予想できるオートレースと違い、競艇の場合はモーターもボートも場持ち、機力的に殆ど差が無い中でのレースという事もあって、特にスリット(スタート)から1マークにおける展開が最大の勝負どころ。これを読むためのファクターは、やはり直前情報に詰め込まれているのかな、という印象を持っています。例えば、風(風向・風速)、波(波高)というような自然条件に関する情報に始まり、スタート展示、周回展示、展示タイムとチルト、部品交換情報等が、予想をする上で有効な情報になると考えています。これに、参考情報としてモーター勝率やボート勝率、開催が進むにつれて節間成績(着順、スタートタイミング、枠順とコースの関係等)を、その直前情報と絡めながら予想していくのが、一応自分のスタイルとなっています。

ではここで、「直前情報」として上に挙げたファクターをどのように予想に使うようにしているか、あくまで自分なりの見解ではありますが、ちょっと列記してみたいと思います。

■風(風向・風速)
まず風向によって、ホームストレートが「追い風」なのか「向かい風」なのかを判断します。一般的かつ短絡的に申せば「追い風=イン有利」「向かい風=アウト有利」という、何となくざっくりとした傾向があると思っています(追い風=イン(スロー)の選手の出足が付きやすい、向かい風=イン(スロー)の選手の出足が付きにくく、かつ捲る艇は風の抵抗を受けつつも思い切って開けて回れるため、アウトの選手のダッシュ戦が決まりやすい)。そして、風速が大きいほど、その傾向が強まるように感じています。但し、余りに風速が大きい場合、主催者判断により「安定板」の装着が義務付けられる事があります。「安定板使用」のレースでは、イン戦が有利になる傾向があります(艇が安定している=基本有利なインがそのまま押し切りやすくなる)。

■波(波高)
波が無い穏やかな水面では波乱が起きにくく、波が高くなればなるほど艇にとっては不安定になるため、不確定要素が大きくなるという印象が有ります。

■スタート展示
見るべきポイントは「ピット離れ」「コース取り」と「スリット隊形」と考えています。まず「ピット離れ」。これが著しく遅い艇は、本番レースでもコースを取れない(枠より外のコースになる)可能性が高まります(滅多に無いですが)。「コース取り」は、特に外枠勢がインを獲りに動くかどうか、というところ。スタート展示=本番のコースというわけでは決してないため、全く変わってしまう場合もありますが、少なくとも、動く艇が無く「枠なり」のままか、そうでない可能性があるかという点はスタート展示である程度見えてきます。そして「スリット隊形」は、大時計の12秒針が頂点に達したところ(=スタートの瞬間)における艇の位置で、スリットラインに近ければ近い程、スタートのタイミングが見えている事になります。そのラインから前後にずれている場合にどちらを重視するかですが、「前に行っている(=フライングを切っている)方が、遅れているよりはマシ」というのが通説かな、と思っています(フライングを切っている方が、本番レースで調整しやすい。遅れているタイミングを早める方が、選手にとっては厳しい(早めすぎてフライングを切る危険性があるため))。

■周回展示
見るべきポイントは「ターンマークの回り方」。バタつかず、波も大きく立てず(モーターの回転が上がり過ぎず)、キレイに回っていく艇が上位であるという見方です。かつて浜名湖でピットレポートをやっていた元選手の野中文恵さんは確か「前の艇の航跡よりも内側を綺麗に回っていける艇が良い」みたいな事を言っていて、それを聞いてからは自分なりに重視するポイントにしています。

■展示タイム
オートレースの試走タイムと違って、「速ければ良い」というわけでは無く、個人的には殆ど参考にしません。唯一、アウト(ダッシュ)の艇で展示タイムが他の艇より著しく良い場合に限っては重視します。ダッシュ勢で展示タイムが良い艇は、他の艇に比べてスリットから1マークにかけて伸びていく可能性がある(内の艇を飲み込んで捲れる可能性を秘めている)ためです。イン(スロー)の艇に関しては殆ど影響しない数字かな、というように考えています。

■チルト
ボートにモーターを取り付ける際の角度の事で、場によって異なりますが、浜名湖の場合はマイナス0.5度から0.5度刻みで、最大3度まで調整可能です。マイナス方向では出足が強まり、プラスに行けば行くほど出足は無くなりますが逆に「伸び足」が付きます。「チルト3度」は、ある意味ギャンブル的なセッティングで、出足は全く有りませんが、強力な伸び足(中間から全速に伸びていくのが早い)が付きます。最初から6コースを選択するようなアウト専門の選手がよくやるセッティングで、6コースからスリットでグンと伸びていき、伸び足で劣る内の5艇を全て飲み込んで捲り一閃というパターンに賭ける、イチかバチかの戦法となります。成功すれば先頭でターンマークを回って後は逃げるだけ、となりますが、ちょっとタイミングが遅れて内の艇を飲み込めないと、捲り切れずスピードが落ちます。一旦スピードが落ちてしまったら、出足が全く無いだけに他の艇に置いて行かれ終了・・・という事になってしまうため、諸刃の剣のような戦法と言えます。

■部品交換情報
これもあくまで参考程度ですが、それまで成績が悪かった艇で、いろいろ交換してきた場合には、一応考慮に入れます。


・・・という事で、ざっと「直前情報」だけでも個人的にはいろいろ舟券検討の材料に使っており、・・・まぁそれがもとで、だいたい混乱して終わる(深みにハマる)というのがパターンなのですが、どの公営競技にしても当てはまると思っているのが、その様々な材料を使って「展開を推理する」、そしてその展開通りに決まった時のドーパミン、アドレナリン、それ見た事かという優越感、それらがもたらす快感を味わう楽しみが存在する、という事です。そのために、今節はこれらのファクターを加味しながら、1節間、このコラムで追いかけてみようかなと思っている次第です。何より、4日目の現地参戦時における舟券の勝利に結び付けられるように・・・。


さて、ここまでは導入部として、私なりの一般的な舟券戦術について述べてきましたが、ここからは今節に限った話をしていきたいと思います。

まずは、今節の舞台である浜名湖の水面特徴から。
静岡県出身の私にとっては、この浜名湖が元々のホームプールという事になります。
旅打ちの記録に拠れば、初参戦が1998年7月29日。この1ヶ月半前に、その後何百回と通う事になる浜松オートに初参戦しています。ちょうどこの頃が「競馬以外の公営競技に触れてみよう」と思い立った時期でして、まずは県内のレース場を片っ端から攻めておりました。
その頃と変わらない浜名湖の水面特徴は、基本的にインが強いという事。とにかく水面の幅が広く、バック側に障壁となるものが無いため(この辺りは、戸田や江戸川と比べるとかなり顕著です)、インの艇でもスリットから優位に進めば、ターンマークも思い切って回れるという事に拠るのかな、と個人的には思っています。

そして、今開催は、今年度の「ヴィーナスシリーズ」第1戦。「ヴィーナスシリーズ」とは、登録16年未満の女子レーサーのみによって争われる開催。かつては「女子リーグ戦」と呼ばれ、G3扱いになっていましたが、現在はグレードが付かない普通開催になっているようです。
普通開催の女子戦は、選手の数の割に上位と下位の差が大きいため、中には狙って獲れるレースもあるという印象です。全てのレースに同じような資金配分ではなく、狙えるレースに資金を集中させる事で、勝利に結び付けられると考えています。・・・考えているだけで、なかなか実践できないのですが。

さて、この浜名湖では今節からモーターが刷新されるため、いわゆる「モーター勝率」というファクターが使えません。その分、買う側にとっても最初は探り探りという感じになるかと思いますが、この辺りのモーター素性は日を追う毎に見えてくる事になるかと思います。まずは選手の力量を重視しつつ、予想をしていきたいと考えています。

それでは・・・まず初日、出走表をざっと見た中で狙えそうなレースという事で、5Rをピックアップしてみたいと思います。


[2016.04.07] 浜名湖
日本トーター杯アタック・初日
【5R】予選  1800m(3周)

◎①4313 西村美智子 B1 4.23
 ②4770 小野 真歩 B2 1.61
○③4286 平田さやか A1 6.28
△④4317 木村沙友希 B1 4.41
 ⑤4849 森田 太陽 B2 2.19
▲⑥4372 原田 佑実 A2 6.01 F1

(枠番・登録番号・選手名・級別・全国勝率・フライング(F)/出遅れ(L)回数)

進入想定:▲①③⑥/②④⑤


力量差がハッキリしているレースという事でこのレースをピックアップしてみたものの、実は進入想定が結構難しい事に後から気付いたが、おそらく③平田、⑥原田あたりは少しでも内が欲しいところで、動いてくると見たい。いずれにしても枠なりでイン戦の①西村に、格上両者(③平田・⑥原田)がどう立ち回るか、というレースと見ている。
実績からは、メンバー中唯一のA1級である③平田のアタマから売れると見ているが、①西村も1コースなら2連対は29回中14回、このクラスで半分あれば悪くないかな・・・というところで、格下のイン逃げの穴っぽいところを狙いたい。
もちろん格上同士の決着もカバーする必要はあるが、あくまでトントン覚悟の押さえで。特に⑥原田に関してはフライングを1本持っており、前節にしてもややスタートタイミングが遅めという印象で、やや評価を下げてみる。

本線(3単):1=3-46
押え(2単):1-6、3-6


以上です。
今節は、少しでも「舟券」のお役にも立てれば・・・と思います。
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