皆様、おはようございます。

昨日から始まった山陽オート特別G1プレミアムカップ。今日はまず初日の振り返りからです。

昨日のコラムでは「初日のポイント」として、以下の点を挙げました。

・オール10ｍだけに、普段スタートの速い外枠勢（７、８号車）も中団からの攻めとなる（０ｍオープンより外からのカマシが決まりづらい）⇒試走が劣勢だと、前を攻めきれず中団のままで終わる可能性も。
・但し、５～６枠くらいならスタートで２～３番手に付けてからの早め抜け出しも期待可能。
・序盤は混戦になっても、３～４周目くらいで隊列は固まる。走路温度が上がってくれば、隊列が固まった後の後方からの追いは期待できない。⇒それだけ早い攻めが必要になる
・全体的にまだエンジン傾向が見えてこない初日は、内～中枠勢でスタートの速い選手の逃げ粘りによる穴が期待できる（極端に悪い場合を除き、試走タイムはあまり問わない。若干劣勢でも残れる可能性有り、穴配当の期待）。
・湿走路が苦手な選手は初日から勝負を賭けてくる可能性有り（例えば浦田）。

結果と照らし合わせてみると、概ね、このような傾向が見られていたと思います。やはり目立ったのが「内～中枠勢でスタートの速い選手の逃げ粘り」。これが実際穴配当に繋がっているレースもあり、やはりこのアプローチは（今回のプレミアムカップに限らず）有効かなと考えています。

また、昨日のコラムでは、上記を踏まえて全レースについて注目選手をざっと挙げていきました。
その結果、車券に結びついたかどうかを、赤ペン先生による添削（一言コメント）風に振り返ってみたいと思います。


【１Ｒ】近況機力好調の①岡松忠の粘りに期待。スタート速攻組で面白そうなのが④辻大樹、また⑦佐々木啓が前回のプレミアムでは初日から動いていただけに注目。
⇒☆よくできました☆⑦佐々木啓（１着）、④辻大樹（３着）が連絡みしましたね。①岡松忠は残念ながら５着でしたね。１周目先行しましたが④に捌かれましたね。

【２Ｒ】やはり①穴見和。試走40を切ってきたら面白そう。とは言え、あくまで２～３着で・・・。
⇒▲もうすこしがんばりましょう▲①穴見先生はスタート先行も④⑧には捲られ、その後④に対し反則妨害を与えてしまいましたね。

【３Ｒ】位置的に面白いのは④桝崎陽、SGオールスターの活躍が自信となっていれば、初日からでも期待可。
⇒▲もうすこしがんばりましょう▲④桝崎陽はスタート後の出足が鈍く、最後方からの攻めになってしまいましたね。

【４Ｒ】スタートだけで言えば②新井淳だが、③辰巳裕が未知数。この上を行ける先行力で抜け出せば、今度は②が押さえ役になるだけに。あとは、前回のプレミアムの初日に速攻決めた⑤人見剛。
⇒☆よくできました☆②新井淳、③辰巳裕については着外になってしまいましたね。ただ②新井淳はやはりスタート行きました。あと、最後に一言書いていた⑤人見剛が１着になりましたね。

【５Ｒ】人気になりそうだが①平塚雅。ほぼトップスタートとなりそうなだけに・・・。外枠勢では⑥新井恵の動きに注目。
⇒◎たいへんよくできました◎この２人でワンツー、２連単万車券になりましたね。むしろ、車券買えなかったのが痛かったですね。

【６Ｒ】近況良走路で絶不調の⑤藤岡一だが、この位置でも先手取れるスタートを持っているだけに、穴ならここか。
⇒▲もうすこしがんばりましょう▲⑤藤岡一、スタート中団からあまり伸びませんでしたね。

【７Ｒ】この位置ならスタートを決めたい④高橋弘、前回プレミアム初日から動いていた。
⇒☆よくできました☆④高橋弘、キッチリ２着をキープしましたね。

【８Ｒ】前回プレミアムよりランクが下がり、位置的に魅力になったのが①岩田裕。本来、スタート力はあるだけに。
⇒◎たいへんよくできました◎高配当の要因は③内山雄でしたが、軸に推した①岩田裕がしっかりスタート切って、残してくれましたね。

【９Ｒ】ここは１にも２にも①佐藤摩。オール10ｍの最内枠なら、どんなメンバーが相手でもほぼトップスタート行けて、車券圏内に残せる。他と比べて極端に試走が悪く無ければ。
⇒☆よくできました☆①佐藤摩、やはりトップスタートいきましたね。着外になってしまいましたが、一応最後に「他と比べて極端に試走が悪く無ければ」と条件を付けたところは良かったかな。

【10Ｒ】人気にはなるだろうが③鈴木圭もオール10ｍのこの位置なら、おそらく殆ど失敗していないだけに、早め抜け出しから車速を上げて押し切る。
⇒◎たいへんよくできました◎予想通りでしたね。

【11Ｒ】前述の通り⑧浦田信は勝負賭けてくる公算大。試走次第だが穴は①影山伸、スタート遅れの課題がつきまとうが、このメンバーなら何とか枠なりで切れないか。あとは浜松G1ゴールデンで動いていた⑤田村治の動向にも注目。
⇒☆よくできました☆①影山伸が残せなかったのが残念でしたが、他の２人でワンツーとなりましたね。

【12Ｒ】内枠勢では③石井輔、外枠勢では⑧濱野淳がスタート力上位だが、濱野はやや遠いか。そろそろ⑥伊藤信の速攻も？
⇒☆よくできました☆疑問形になってましたが、⑥伊藤信の速攻が決まりましたね。また、スタートだけなら③石井輔も行けてました。明日以降にも期待ですね。


という事で、特に５Ｒはむしろ「車券買えなかったのが痛い」という思いが勝ってしまうぐらいのクリーンヒットでした。逆にイケてないコメントもありましたが、全体的には良かったかなと思っています。

さて、２日目ですが・・・。
やはり昨日も示した通り、まずは天候が微妙です。雨雲レーダーを見ても、この後も次々に雨雲が通過していくような状況になっており、いつ雨が降るか、走路状況が変化するか、全く見えません。
さすがにこの中では昨日のような展望も出来ない状況ですので、先日のコラム（オートレース講座・梅雨直前スペシャル）で、湿走路（雨絡み）のレースにおける車券のポイントとして挙げた点を、以下に示しておきたいと思います。

・まずは試走および湿走路実績の比較から、軸を決めていく
・試走からレースまでの間に走路状況が変わるかを見極め、試走とのズレが無いか（試走は悪くても激走しそうか（またはその逆））を見極め、穴っぽいところを探す
・内か外のどちらのコースが利いているかを、レースが進む間に見極め、試走でそのコースを使っている選手を押さえていく


では、また明日、お目にかかります。