首都圏は４年ぶりの大雪、ただでさえしんどい通勤に倍以上時間がかかってようやく家にたどり着いた。

公営競技は中止になったところもあるが名古屋ガールズケイリン初日は無事開催、山原さくらと児玉碧衣がともに断然人気に応えて圧勝した。

６Ｒは蓑田真璃→小坂知子→佐藤亜貴子→猪子真実→加藤恵→山原→藤谷はるなという初手の隊列、残り２周から加藤が上がると猪子も切り替える。

加藤が蓑田を抑えて打鐘、蓑田は突っ張り気味に踏んでいったんその後ろに入ると最終ホームで叩き返して主導権を取る。

今度は加藤がこれに飛びつくがその後ろにいた猪子も追い上げてきたため加藤は内に包まれてしまう。

これではもう山原に捲ってくださいという展開、６番手から一気に仕掛ける２角過ぎには軽々と蓑田を飲み込んでいく。

久々の出走となる藤谷が懸命の追走、山原は第一歩目は児玉ほどは鋭くないので踏み出しではなんとか食い下がるが、ここからグンと加速していくとさすがに離れてしまう。

山原はそのまま後続を突き放して圧勝、離れた藤谷の後ろから亜貴子が交わして②着となり藤谷は③着となった。

山原はここは勝って当然、お好きにどうぞという感じで６番手でじっくり構えてまとめて面倒を見た。

瞬発力では児玉に譲るがこちらも高いレベルにあるのは間違いなく、今回はしっかり勝負してほしい。

亜貴子は最後に脚を使う形で②着、復帰後は大敗続きだったのがようやく戦えるようになってきた。

年齢的にももしかすると元の状態に戻るのは厳しいかと思っていたがさすがに力がある。

藤谷は久々の出走、初手から山原マークで勝負したがさすがに最後は突き放されて亜貴子にも交わされてしまった。

それでも復帰初戦で③着ならまずまず、こちらは順調に対応していけそうだ。

相手に期待した加藤は内に包まれて力を発揮できず、位置を取る動きは悪くなかったがそもそもこういう組み合わせ（山原が前を掃除してしまう）で脚を使って前に出てもあまり意味がない。

これも勉強、力をつけているのは間違いないので引き続き注目の１車だ。

７Ｒは齊藤由紀→増茂るるこ→鈴木彩夏→児玉→岡村育子→明珍裕子→福田礼佳、このまま打鐘となり明珍が１車追い上げると岡村は内を掬っていく。

緩いペースのまま最終ホームへ向かうと児玉が一気に仕掛けてあっという間に後続を突き放す。

児玉は早くも独走、増茂が齊藤を交わして２番手に上がり彩夏が追走してその後ろが齊藤と福田で並走になる。

児玉はぶっちぎりの圧勝、増茂→彩夏がそのまま②③着に残った。

児玉は大方の予想通り次元の違う勝ちっぷり、着差・タイムともに圧倒的だ。

これで特別レースを勝てていないのが嘘みたいな強さ、しっかりそれなりの対策を練って今年こそ結果を出すしかない。

増茂は第２先行というよりは齊藤の後ろから自分のタイミングで仕掛けて無理のない運行、ちょうど高松決勝の山原と似たような形になった。

変に追いかけて失速するよりはこれで十分、なかなか着がまとまらないが高松では加瀬加奈子を捲っているように力はある。

彩夏は初手から増茂マークで流れ込む手堅い運行、近況はなかなか冴えている。

自力では劣っても追走技術があるのでマーク戦からの連下は侮れない。

1/23
名古屋6Rガールズ予選２
[車 名 期県]
①猪子　真実　 104愛
②増茂　るるこ 102東▲
③山原　さくら 104高◎
④福田　礼佳　 108栃
⑤加藤　恵　　 112青○
⑥齊藤　由紀　 110愛
⑦藤谷　はるな 110茨△

③山原の連勝、相手は⑤加藤の巻き返しに期待したい。

自力ある②増茂と復帰戦まずまずの⑦藤谷へ。

三連単
③→⑤＝②⑦

1/23
名古屋7Rガールズ予選２
[車 名 期県]
①明珍　裕子　 104島
②鈴木　彩夏　 110東▲
③蓑田　真璃　 110千△
④児玉　碧衣　 108福◎
⑤小坂　知子 　104岐
⑥岡村　育子　 102埼
⑦佐藤　亜貴子 108神○

もちろん④児玉、初日のレースなら⑦亜貴子が相手に浮上か。

あとは立ち回りに注目の②彩夏、③蓑田は持久力が生きる展開なら。

三連単
④→⑦＝②③

ガールズケイリンはさらに別府がスタート、ちなみにナイター開催となる。

ここは石井寛子が登場、グランプリでは前々に攻めたが高松決勝では後方に置かれて④着に敗れている。

昨年のグランプリを除くと特別レースではことごとく後方、結局元に戻ってしまった。

荒牧聖未は今年初戦の佐世保で完全優勝も高松初日に失格、ここは寛子と一騎打ちムードだ。

1/23
別府6Rガールズ予選１
[車 名 期県]
①荒牧　聖未　 102栃◎
②白井　美早子 102大
③杉沢　毛伊子 104静○
④田中　麻衣美 102新
⑤佐々木　恵理 110愛▲
⑥飯田　よしの 106東
⑦藤巻　絵里佳 110島△

順当に①荒牧だが相手はどれもアテにならないので絞るのが難しい。

基本的にトライアルに出ている組は上位で③杉沢に期待、予選で２ドベはいただけないが最終日の選抜戦（③着）は勝負所で俊敏に内を掬って加瀬の番手を奪取するこれまでにない動きを見せた。

前回小倉がよかった⑤佐々木は相手関係を考えると評価が難しいが、寛子・荒牧を除けば今回もたいして変わらない。

⑦藤巻は静岡で決勝③着、変なところで飛び出さずにうまく立ち回ってほしい。

②白井は「ほっとひと息」か優勝した後の２場所がやや低調、もちろん荒牧以外とは差がないがここは見送る。

三連単
①→③＝⑤⑦

1/23
別府7Rガールズ予選１
[車 名 期県]
①飯塚　朋子 　102大
②土屋　珠里　 110栃○
③吉原　菜那　 112佐
④板根　茜弥　 110東▲
⑤三宅　玲奈　 108岡
⑥石井　寛子　 104東◎
⑦野口　諭実可 102群△

もちろん⑥寛子、これは負けられない。

②土屋も高松では決勝進出、寛子に使われないようにうまく仕掛けたい。

あとは自在戦に活路を見出だす④板根と大分で練習している⑦諭実可へ。

⑤玲奈はぶっ続けで走っている印象、疲れがどうか。

三連単
⑥→②＝④⑦