映画「仁義なき戦い」の広島弁の影響だろう。はじめての広島の夜の街は気を張って歩いた。想像以上のネオン街だった。宮島観光にはそごう百貨店に隣接する屋内の停留所から市電に乗った。まだ着かないまだ着かないと車中で飽き気味になっていたとき車窓に宮島競艇場が現れ、嬉しさと安堵が同時に起こったのを忘れないでいる。誰が勝ったふるさとダービーだったか。
中野浩一に憧れ競輪選手になったという和田誠吾が経営するラーメン屋が競輪場内に出店するとテレビ中継の司会者が紹介していた。昨日の松阪の第八競走、俺は誠吾の長男である誠寿(103期)の初優勝を買ったが結果は二着だった。親父のラーメン屋は盛況らしい。息子もやっと光が見えてきたみたいだ。
〈今年最後の記念〉原田研太朗がドンと逃げれば河端朋之には番手捲りまであり。それなら三番手の地元池田良にまで勝負圏が生まれる。それが中四国の絵図なのだろう。しかし稲垣裕之も黙ってはいまい。調子がよくないときの稲垣、後ろが村上兄弟のときの稲垣に半端な競走はない。原田と稲垣の叩き合いはあっても、原田と吉沢純平の叩き合いはない。稲垣と吉沢の叩き合いも可能性は低かろう。というのが俺の大雑把な展開想定。だとすれば吉沢の捲りが一番買いやすい。萩原孝之のマークかァ……。稲垣の番手の村上は幾度も良い思いをしている。そんな印象が俺にはある。
〈広島記念決勝〉は②⑨の二車単を買います。
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